夏の砦は、むかし新潮文庫で、その後文春文庫でも再販されて、今回で三回目の購入になりますが、
未だに読了していません。最初の百ページぐらいで止まったままです。
あまりにも芳醇で静謐で、心にゆっくりと流し込むように読んでいるので時間がかかります。
高級なワインを少しずつ舌の上で転がしながら飲んでいく・・そんな感じです。
で、前の2冊の文庫本はどうしちゃったんでしょうか。
雑多な日常に追われ、いつか心が落ち着いた時に再続しようと思い、時の流れと共に無くしてしまっ
たのでしょう。
やっと人生も少し落ち着いてきたので、今度こそ読了します。
読了もしていないのにレビューを投稿し、しかも星五つとはどういうことか・・とお思いになるのは
当然の事ですが、私にとって今この時点での素直な評価です。読了後も変わる事はないと思います。

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夏の砦 (新潮文庫) 文庫 – 1975/1/1
辻 邦生
(著)
1963年、辻邦生が初長編「回廊にて」に続いて書き下ろした長編第二作「夏の砦」。濃密な物語世界を連載等の手法によらず完成させた緊密な物語世界が構築されていきます。主題となる北欧のタベストリのような壮大な物語の織物、このような創作形態が今後可能かどうか覚束ないのですが、いみじくも某有名作家が「辻邦生の最高傑作」と評論して作家本人の御不興を買ったとか。美しく緻密に織り上げられていき壮大な物語に開かれていく稀有な芸術家小説です。
- 本の長さ412ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1975/1/1
- ISBN-104101068046
- ISBN-13978-4101068046
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1975/1/1)
- 発売日 : 1975/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 412ページ
- ISBN-10 : 4101068046
- ISBN-13 : 978-4101068046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 979,091位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説明通りできれいな本でした。
2019年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・『芸術』とは何か、また『生きる』とは、この二つは、小説の普遍的なテーマと云えます。辻邦生氏にあって、これらは正に、小説の核心を成す、と考えます。
小説の主人公は、数奇な生い立ち、血縁との関わりを越えて、一途に追い求めた末に、「自分の心情、自分の眼ざし、自分に属する世界を失う」地点から、「物言わぬ事物の上に光を投げ、(作品に描かれた)彼らの眼には見えない言葉をそこに読みだすこと」、或いは「私たち一人一人に与えられた世界を深く、意味深く生きる」域に、最後の最後に到達し、こうして『芸術』、そして『生きる』について、一つの結論、少なくとも小説上の結論は導かれている、と読んだのですが、作者はここにあって、彼女を事故死(生死不明3年経過)させて、小説を終えます。
一体この終わり方に、どういう意味が込められているのか、恥ずかしながら、一向に分からないでいます。増して作家活動を開始したばかりで、どうしての疑問が消えません。これでは以後の作家活動への繋がり、発展を望み難くしてしまっている、としか思えません。要するに無理筋、不自然さを結末に感じるのです。
故に評価は、中間の星3つとしました。
小説の主人公は、数奇な生い立ち、血縁との関わりを越えて、一途に追い求めた末に、「自分の心情、自分の眼ざし、自分に属する世界を失う」地点から、「物言わぬ事物の上に光を投げ、(作品に描かれた)彼らの眼には見えない言葉をそこに読みだすこと」、或いは「私たち一人一人に与えられた世界を深く、意味深く生きる」域に、最後の最後に到達し、こうして『芸術』、そして『生きる』について、一つの結論、少なくとも小説上の結論は導かれている、と読んだのですが、作者はここにあって、彼女を事故死(生死不明3年経過)させて、小説を終えます。
一体この終わり方に、どういう意味が込められているのか、恥ずかしながら、一向に分からないでいます。増して作家活動を開始したばかりで、どうしての疑問が消えません。これでは以後の作家活動への繋がり、発展を望み難くしてしまっている、としか思えません。要するに無理筋、不自然さを結末に感じるのです。
故に評価は、中間の星3つとしました。
2019年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ものをつくりだす苦しみを知っている人には共感できると思います。生涯そばに置いておきたい作品です。
2015年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごいです。
まだ 序章を読み始めたばかりですが、
文章って なんて素晴らしいんでしょう!!
って 久々に感動してます。
素敵です。
すいません!
先を読みますので さようなら・・
まだ 序章を読み始めたばかりですが、
文章って なんて素晴らしいんでしょう!!
って 久々に感動してます。
素敵です。
すいません!
先を読みますので さようなら・・
2016年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
確かに、いかにも文学といえる作品だとは思うが、わたしには、重すぎた。残念。
2005年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後まで読みきれませんでしたので 自分のレベルの低さに4つ星にしていいのか疑問です