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ぼく東綺譚 (新潮文庫) 文庫 – 1951/12/27
永井 荷風
(著)
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2019年、「永井荷風」生誕140年、没後60年!
愛の枯れる街で出会った、作家と娼婦、ふたり。
私娼街・玉の井を舞台に描く、社会諷刺に満ちた荷風の最高傑作。
小説「失踪」の構想をねりつつ私娼街玉の井へ調査を兼ねて通っていた大江匡は、娼婦お雪となじむ。彼女の姿に江戸の名残りを感じながら。
――二人の交情と別離を随筆風に展開し、その中に滅びゆく東京の風俗への愛着と四季の推移とを、詩人としての資質を十分に発揮して描いた作品。日華事変勃発直前の重苦しい世相への批判や辛辣な諷刺も卓抜で、荷風の復活を決定づけた名作。
注解・年譜付き
本書「解説」より
『濹東綺譚』は荷風の代表作であり、中村光夫氏は、この小説を、「彼の白鳥の歌といってよい作品で、彼の資質、教養、趣味など、いわば精神の姿態が渾然たる表現に達しています」と、その『人と文学』で評しているが、荷風の文学者としての特色を十全に発揮した集大成的な抒情小説の名作である。
―-秋庭太郎(演劇史研究家)
永井荷風(1879-1959)
東京生れ。高商付属外国語学校清語科中退。広津柳浪・福地源一郎に弟子入りし、ゾラに心酔して『地獄の花』などを著す。1903年より1908年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発・禁)を発表し、文名を高める。1910年、慶応大学教授となり「三田文学」を創刊。その一方、花柳界に入りびたって『腕くらべ』『つゆのあとさき』『濹東綺譚』などを著す。1952年、文化勲章受章。1917年から没年までの日記『断腸亭日乗』がある。
愛の枯れる街で出会った、作家と娼婦、ふたり。
私娼街・玉の井を舞台に描く、社会諷刺に満ちた荷風の最高傑作。
小説「失踪」の構想をねりつつ私娼街玉の井へ調査を兼ねて通っていた大江匡は、娼婦お雪となじむ。彼女の姿に江戸の名残りを感じながら。
――二人の交情と別離を随筆風に展開し、その中に滅びゆく東京の風俗への愛着と四季の推移とを、詩人としての資質を十分に発揮して描いた作品。日華事変勃発直前の重苦しい世相への批判や辛辣な諷刺も卓抜で、荷風の復活を決定づけた名作。
注解・年譜付き
本書「解説」より
『濹東綺譚』は荷風の代表作であり、中村光夫氏は、この小説を、「彼の白鳥の歌といってよい作品で、彼の資質、教養、趣味など、いわば精神の姿態が渾然たる表現に達しています」と、その『人と文学』で評しているが、荷風の文学者としての特色を十全に発揮した集大成的な抒情小説の名作である。
―-秋庭太郎(演劇史研究家)
永井荷風(1879-1959)
東京生れ。高商付属外国語学校清語科中退。広津柳浪・福地源一郎に弟子入りし、ゾラに心酔して『地獄の花』などを著す。1903年より1908年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発・禁)を発表し、文名を高める。1910年、慶応大学教授となり「三田文学」を創刊。その一方、花柳界に入りびたって『腕くらべ』『つゆのあとさき』『濹東綺譚』などを著す。1952年、文化勲章受章。1917年から没年までの日記『断腸亭日乗』がある。
- ISBN-104101069069
- ISBN-13978-4101069067
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1951/12/27
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ144ページ
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1951/12/27)
- 発売日 : 1951/12/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 144ページ
- ISBN-10 : 4101069069
- ISBN-13 : 978-4101069067
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
荷風にはまっています。 面白い。
草加の田舎者
草加の田舎者
2013年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すぐ読み終えちゃう。背景がわかりやすいが、読後の感傷に浸るほどではない。
2018年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
別に避けていたわけではないけど、昭和初期以前の日本文学はほとんど読んでいなかった。
先日舞台「日本文学盛衰史」を観て、そろそろ読もうかなと。
とても面白く読んだ。
自分が求めている眼差しがそこにあったからかもしれない。
実体験に基づいているのであろう物語、街並みの描写、言葉尻にこだわる様、作中作、時評、敬愛する作品などなどが、わたしにはよい按配に配されていた。
現代仮名遣いや文字の大きさ、振り仮名などの配慮があったからかもしれないけれど、時代の隔たりといった違和感もなく、知らず知らず今の小説として読んだ。
以前面白く読んだ西村賢太さんの作品を想起したりもしたが、よく考えると順序は逆で、西村さんが荷風とどこか似ているのだろう。
西村さんにはぎらぎらしたものを感じたが、わたし自身の年齢というのもあるのだろう、荷風はとてもしっくりきた。
主人公の吐露よりも周りの描写の方が心に伝わってくるものがあり、そこに作者の情感やら諦念やらが入ってきていて、読んでいるうちにじわじわと侵食されてくる。
先日舞台「日本文学盛衰史」を観て、そろそろ読もうかなと。
とても面白く読んだ。
自分が求めている眼差しがそこにあったからかもしれない。
実体験に基づいているのであろう物語、街並みの描写、言葉尻にこだわる様、作中作、時評、敬愛する作品などなどが、わたしにはよい按配に配されていた。
現代仮名遣いや文字の大きさ、振り仮名などの配慮があったからかもしれないけれど、時代の隔たりといった違和感もなく、知らず知らず今の小説として読んだ。
以前面白く読んだ西村賢太さんの作品を想起したりもしたが、よく考えると順序は逆で、西村さんが荷風とどこか似ているのだろう。
西村さんにはぎらぎらしたものを感じたが、わたし自身の年齢というのもあるのだろう、荷風はとてもしっくりきた。
主人公の吐露よりも周りの描写の方が心に伝わってくるものがあり、そこに作者の情感やら諦念やらが入ってきていて、読んでいるうちにじわじわと侵食されてくる。
2015年10月8日に日本でレビュー済み
主人公の大江は腹案中の小説の取材のために6月のある日、
玉の井へ足を踏み入れる。
そして雨。
用意周到な「わたくし」は傘をさして歩き出すと
「檀那、そこまで入れていってよ」
と若い女に声をかけられる。
私は70年近く生きているが、こんな経験を一度もしたことがない!
もちろん現代においては望むべくもないが。
この女、「お雪」の
「あの土地には似合わない容色と才智」に魅かれて、
大江は足繁く通うこととなる。
しかもだ!
私娼婦であるお雪も商売と割り切っている風でもなく永井は
「わたし、借金を返しちまったら、あなた、おかみさんにしてくれない」
と言わせしめるのだ!
男の身勝手さ!
58歳の大江は、24歳のお雪と「軽い恋愛の遊戯」を楽しむ。
男の願望!男の憧れ!
なにしろ「わたくし」は二十歳のころから
恋愛の遊戯に耽っているので潮時も心得たもので、
秋には通うのをやめている。
が、そっとお雪の様子を見にいく様子などは
何か寂しさ、侘しさが漂う。
作品の本編は作家で主人公の大江の執筆中の小説の腹案と
「わたくし」が交互に出現するが、
「作後贅言」の永井自身の言葉を含めると3重構造になっている。
そもそも私がこの小説を何度も読むのは
昭和初期の下町の情緒を味わいたいからであるが、
ついつい「お雪」に着目してしまった。
それだけ「お雪」が魅了的描かれているということだろう。
永井の言葉と文章は平易ではあるが
街の空気、光、匂い、音などがじわりと漂ってくる味わいがある。
永井によれば最初、「玉の井雙紙」と題したようだが、
やっぱり「濹東綺譚」の方が良い。
「玉の井」は地域名で、いわゆる私娼街である。
うろ覚えであるが、この地区の関係者の方々が
「玉の井」の名称を何とか払拭しようと努力されたていたことを思い出す。
今は消えてしまった名前だろうが、
私娼街を知りもしない私さえも不思議と郷愁を感じる。
舞台となった場所は
当時の寺島町5~6丁目辺りで、現在の向島町である。
つい最近、向島百花園に行った。
帰り道、東向島駅近くでくねくねと曲がった細い路地に迷い込み、
元来た道を戻ろうとすると、
「抜けられますよ」
と声をかけられ、
永井が描き出したラビラントを体感することとなった。
玉の井へ足を踏み入れる。
そして雨。
用意周到な「わたくし」は傘をさして歩き出すと
「檀那、そこまで入れていってよ」
と若い女に声をかけられる。
私は70年近く生きているが、こんな経験を一度もしたことがない!
もちろん現代においては望むべくもないが。
この女、「お雪」の
「あの土地には似合わない容色と才智」に魅かれて、
大江は足繁く通うこととなる。
しかもだ!
私娼婦であるお雪も商売と割り切っている風でもなく永井は
「わたし、借金を返しちまったら、あなた、おかみさんにしてくれない」
と言わせしめるのだ!
男の身勝手さ!
58歳の大江は、24歳のお雪と「軽い恋愛の遊戯」を楽しむ。
男の願望!男の憧れ!
なにしろ「わたくし」は二十歳のころから
恋愛の遊戯に耽っているので潮時も心得たもので、
秋には通うのをやめている。
が、そっとお雪の様子を見にいく様子などは
何か寂しさ、侘しさが漂う。
作品の本編は作家で主人公の大江の執筆中の小説の腹案と
「わたくし」が交互に出現するが、
「作後贅言」の永井自身の言葉を含めると3重構造になっている。
そもそも私がこの小説を何度も読むのは
昭和初期の下町の情緒を味わいたいからであるが、
ついつい「お雪」に着目してしまった。
それだけ「お雪」が魅了的描かれているということだろう。
永井の言葉と文章は平易ではあるが
街の空気、光、匂い、音などがじわりと漂ってくる味わいがある。
永井によれば最初、「玉の井雙紙」と題したようだが、
やっぱり「濹東綺譚」の方が良い。
「玉の井」は地域名で、いわゆる私娼街である。
うろ覚えであるが、この地区の関係者の方々が
「玉の井」の名称を何とか払拭しようと努力されたていたことを思い出す。
今は消えてしまった名前だろうが、
私娼街を知りもしない私さえも不思議と郷愁を感じる。
舞台となった場所は
当時の寺島町5~6丁目辺りで、現在の向島町である。
つい最近、向島百花園に行った。
帰り道、東向島駅近くでくねくねと曲がった細い路地に迷い込み、
元来た道を戻ろうとすると、
「抜けられますよ」
と声をかけられ、
永井が描き出したラビラントを体感することとなった。
2012年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
懐かしい思いがする、こんな日々の日本が懐かしくて、ならない。
2011年1月11日に日本でレビュー済み
作家であり、著者永井を思い起こさせる大江(は実は父親の姓、まあ本人と捉えて間違いないのではないでしょうか?)の1人称で語られる余韻の深い、空白を生かした短編小説です。大江が書き出そうとしている小説内小説「失踪」の取材のために、その結末にリアリティを出すためにも、現実の世界を知ることが、その界隈の空気を、人通りを、匂いを作品に滲ませることが重要だと考え、散歩を繰り返すうちに出会った女「お雪」との関係を記した作品です。単純に言ってしまえばそれまでのものなのですが、非常にどの場面、どの記述、描写、心情の吐露している部分にまで、余白を残し、余韻を感じさせるつくりになっていて、受け手の想像や考えをめぐらせる作品です。
その当時の世界を描き出し、その中での窮屈さを感じ取っている大江の、永井の、その認識が面白かったです。非常に繊細かつ粋な物語。
情緒、という言葉を改めて考えさせられました。
しかし、よく考えると、この永井さんも相当に偏屈で、頑固とも言えるとも思いますが。
スタイルある生活、というものに興味のある方にオススメ致します。
その当時の世界を描き出し、その中での窮屈さを感じ取っている大江の、永井の、その認識が面白かったです。非常に繊細かつ粋な物語。
情緒、という言葉を改めて考えさせられました。
しかし、よく考えると、この永井さんも相当に偏屈で、頑固とも言えるとも思いますが。
スタイルある生活、というものに興味のある方にオススメ致します。