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てんやわんや 改版 (新潮文庫 し 4-1) 文庫 – 2000/8/1
獅子 文六
(著)
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2000/8/1
- ISBN-104101073015
- ISBN-13978-4101073019
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2000/8/1)
- 発売日 : 2000/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4101073015
- ISBN-13 : 978-4101073019
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,452,444位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
井伏鱒二などに並ぶ、戦中戦後のなんでもないようでいて、しかしどこか異質な感じのする市井の人々の日常を描いた傑作だと思います。あたかも自分もその物語世界にいるような気分になりました。結局のところ、どこの時代を切り取っても現代との写し鏡なのだと思います。
2015年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぬくとい」は大阪にきてから聞いたのでとまどいました。私の宇和海村では、ぬくい」をつかいました。それはともかく、とっぽ話」 がいや」等等...活字から音声が浮かんでくるようでした。もう今では、昔の作品なのに、手にとれて、うれしく思います。宇和島の牛鬼はこわかったけど、
2014年4月7日に日本でレビュー済み
犬丸順吉は29歳。戦後の戦犯狩りを恐れ、四国の片田舎に身を隠すことになった。そこで彼を
待ちかまえていたものは・・・?新潮文庫20世紀の100冊1949年。
大きな事件が起こるわけでもない。四国の片田舎で暮らす犬丸順吉の日常生活を淡々と描いて
いるだけだ。それなのに、読んでいてちっとも退屈しない。むしろ、どんどん話の中に引きずり込まれ
ていく。不思議な魅力を持った作品だ。獅子文六の作品は初読みだが、「こんなに面白かったのか!」と
驚いた。「新潮文庫20世紀の100冊」に選ばれるのも納得だ。登場人物も個性的で、生き生きと
描かれている点がとてもいい。ユーモラスだが、こんな片田舎にも時代の荒波は否応なくやってくる
のだという現実の厳しさも垣間見える。かなり昔の作品だが、今読んでも充分面白いと思う。
余談ですが、1949年という年について・・・。
北大西洋条約機構(NATO)発足。中華人民共和国成立。湯川秀樹がノーベル賞を受賞。
待ちかまえていたものは・・・?新潮文庫20世紀の100冊1949年。
大きな事件が起こるわけでもない。四国の片田舎で暮らす犬丸順吉の日常生活を淡々と描いて
いるだけだ。それなのに、読んでいてちっとも退屈しない。むしろ、どんどん話の中に引きずり込まれ
ていく。不思議な魅力を持った作品だ。獅子文六の作品は初読みだが、「こんなに面白かったのか!」と
驚いた。「新潮文庫20世紀の100冊」に選ばれるのも納得だ。登場人物も個性的で、生き生きと
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のだという現実の厳しさも垣間見える。かなり昔の作品だが、今読んでも充分面白いと思う。
余談ですが、1949年という年について・・・。
北大西洋条約機構(NATO)発足。中華人民共和国成立。湯川秀樹がノーベル賞を受賞。
2018年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供のころから気になっていたが、やっと読む気になり、かなり面白い内容でした。同じ作者の作品のなかでも一押し
私は本作品がお勧めです。(世間は違うようですが)
私は本作品がお勧めです。(世間は違うようですが)
2017年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
えっちゃん、に続く獅子文六作品を読んでみました。戦後すぐの話です。東京の出版会社に勤めていた主人公がたまたまのきっかけで四国で生活することになり、そこでの生活を描いた作品です。当時の四国の人たちの暮らしぶりが描かれていてどんどん読み進むのですが、えっちゃんの時と同じく終わり方がなんとなくジタバタした終わり方です。両方とも新聞小説なのですが、無理矢理終わらせている感と、大体こんなに芯の安定しない男性が生活できるのか感が共通しているなと感じました。あまり立派な男性像を描かないのが、戦時中に求められた強くて実用的な男性像への反論なのかなと思いながら読みました。確かに現代の作家にはない味がする小説です。
2002年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主体的に生きようと時々思うが結局は翻弄されてしまう、情けなくものんびりした主人公の造形が楽しい。終戦直後の価値観の加速度的な変容を描いた小説でもある。最高。
2017年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は昭和23年から新聞に連載された小説です。終戦後の東京のバタバタした様子と四国ののんびりとした様子が対照的です。読んでいるとついつい引き込まれていきます。最後もあっと驚く展開で、この作者の小説をもっと読んでみたいと思わせる作品でした。
2014年4月18日に日本でレビュー済み
本書は毎日新聞に1948年~1949年に連載された獅子文六の小説です。
太平洋戦争の末期、犬丸順吉は、代議士で政界の大物、鬼塚玄三に拾われ、師事することになります。
しかし、終戦後、戦犯を恐れた鬼塚の命、そして、自身の身の保全のため、鬼塚の郷里、南予の相生町の相生長者、
玉松勘左衛門の屋敷に食客として身を潜めることになります。しかし、かの地で、予想に反し、犬丸は厚遇されます。
また、饅頭食いの越智善助、鰻取りの名人田鍋拙雲、佐賀谷青年 等の友人もでき、豊かな自然の中、夢のような時間を過ごします。
万事順調にいくかと思いましたが・・・・・・
かって人気作家だった獅子文六(1893年7/1~1969年12/13)ですが、今現在流通している文庫本は非常にに少なく、
少し前に出た「コーヒーと恋愛」、その他数冊程度だと思ます。
本書は、獅子文六が疎開していた、妻の実家の宇和島市津島町での体験がベースになっているものと思われます。
南予の人情、自然、方言 等が豊かに描かれていています。例えば、牛の突き合い、牛鬼、岩松川の大うなぎ、とっぽい話・・・・・・
また、終戦後の地方の状態、農地改革による長者の没落 等も描かれていて、
風俗小説としての資料的価値もあるのではないかなと思います。
また、花兵、鬼塚、犬丸 等の人物造形も面白く、サービスとしてアヤメも出てきます。
しかし、全編をを貫くのは、作者獅子文六のシニカルな目で、この桃源郷も、農地改革、南海地震ではかなく消え去ります。
そして、このことがきっかけで、犬丸は鬼塚との決別に踏ん切りがつき、東京へと戻ることになるのです。
個人的には、獅子文六は、もう少し読まれてもいいのではないかなと思います。
太平洋戦争の末期、犬丸順吉は、代議士で政界の大物、鬼塚玄三に拾われ、師事することになります。
しかし、終戦後、戦犯を恐れた鬼塚の命、そして、自身の身の保全のため、鬼塚の郷里、南予の相生町の相生長者、
玉松勘左衛門の屋敷に食客として身を潜めることになります。しかし、かの地で、予想に反し、犬丸は厚遇されます。
また、饅頭食いの越智善助、鰻取りの名人田鍋拙雲、佐賀谷青年 等の友人もでき、豊かな自然の中、夢のような時間を過ごします。
万事順調にいくかと思いましたが・・・・・・
かって人気作家だった獅子文六(1893年7/1~1969年12/13)ですが、今現在流通している文庫本は非常にに少なく、
少し前に出た「コーヒーと恋愛」、その他数冊程度だと思ます。
本書は、獅子文六が疎開していた、妻の実家の宇和島市津島町での体験がベースになっているものと思われます。
南予の人情、自然、方言 等が豊かに描かれていています。例えば、牛の突き合い、牛鬼、岩松川の大うなぎ、とっぽい話・・・・・・
また、終戦後の地方の状態、農地改革による長者の没落 等も描かれていて、
風俗小説としての資料的価値もあるのではないかなと思います。
また、花兵、鬼塚、犬丸 等の人物造形も面白く、サービスとしてアヤメも出てきます。
しかし、全編をを貫くのは、作者獅子文六のシニカルな目で、この桃源郷も、農地改革、南海地震ではかなく消え去ります。
そして、このことがきっかけで、犬丸は鬼塚との決別に踏ん切りがつき、東京へと戻ることになるのです。
個人的には、獅子文六は、もう少し読まれてもいいのではないかなと思います。