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華麗なる一族(上) (新潮文庫) 文庫 – 1980/5/25
山崎 豊子
(著)
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業界ランク第10位の阪神銀行頭取、万俵大介は、都市銀行再編の動きを前にして、上位銀行への吸収合併を阻止するため必死である。長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じ、上位銀行の経営内容を極秘裏に入手、小が大を喰う企みを画策するが、その裏で、阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼をなぜか冷たく拒否する。不気味で巨大な権力機構〈銀行〉を徹底的に取材した力作。
- 本の長さ672ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1980/5/25
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101104123
- ISBN-13978-4101104126
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1980/5/25)
- 発売日 : 1980/5/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 672ページ
- ISBN-10 : 4101104123
- ISBN-13 : 978-4101104126
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 17,687位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大学国文科卒。
毎日新聞大阪本社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957(昭和32)年に『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。
1963(昭和38)年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争三部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。1991(平成3)年、菊池寛賞受賞。2009(平成21)年には最新長編小説『運命の人』を刊行。同年10月より、「山崎豊子 自作を語る」シリーズ全三巻、『作家の使命 私の戦後』『大阪づくし 私の産声』『小説ほど面白いものはない』を刊行。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月17日に日本でレビュー済み
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今読んでもおもしろい。
2011年7月3日に日本でレビュー済み
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「白い巨塔」「沈まぬ太陽」などで有名な山崎豊子さんの長編小説です。
上中下の3巻構成で、分量はそれぞれ約500ページ、所要は1巻当たり4時間程度でしょうか。
高度成長期の日本を舞台に、銀行と鉄鋼会社を牛耳る万俵一族の人間ドラマが展開されます。
本作でも山崎さんの筆致は健在です。
実在した財閥や政界をモデルに、権力にとりつかれた男達の執念や駆け引き、
財界と政界の癒着などの社会構造、男女のゆがんだ愛憎劇、
そして人生の虚しさなどをリアルに描いています。
社会派小説が好きな方、どろどろした人間ドラマが好きな方にはおすすめの小説だと思います。
逆に、きれいな小説、特に勧善懲悪のドラマが読みたい方にはおすすめしません。
上中下の3巻構成で、分量はそれぞれ約500ページ、所要は1巻当たり4時間程度でしょうか。
高度成長期の日本を舞台に、銀行と鉄鋼会社を牛耳る万俵一族の人間ドラマが展開されます。
本作でも山崎さんの筆致は健在です。
実在した財閥や政界をモデルに、権力にとりつかれた男達の執念や駆け引き、
財界と政界の癒着などの社会構造、男女のゆがんだ愛憎劇、
そして人生の虚しさなどをリアルに描いています。
社会派小説が好きな方、どろどろした人間ドラマが好きな方にはおすすめの小説だと思います。
逆に、きれいな小説、特に勧善懲悪のドラマが読みたい方にはおすすめしません。
2021年4月13日に日本でレビュー済み
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白い巨塔、沈まぬ太陽は全巻読んだのですが、華麗なる一族はドラマだけでした。いつもながら 緻密な描写が人の息遣いまで再現されるようで引き込まれていきます
2021年3月14日に日本でレビュー済み
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山崎豊子さんのバイタリティに、圧倒されます。よくぞここ迄綿密に表現できるものだと、感心します。
2018年3月20日に日本でレビュー済み
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金融機関再編の渦中を生きる主人公の銀行頭取一家、銀行マンや大蔵・日銀官僚、政治家たちの生々しいドラマ。40年近くも前にこんな作品が書ける才能に脱帽。小説家って素晴らしい。
2014年8月27日に日本でレビュー済み
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残念でならない。
鉄平を応援していたのにな。
金融と政治の犠牲になった感じ
鉄平を応援していたのにな。
金融と政治の犠牲になった感じ
2007年1月7日に日本でレビュー済み
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久しぶりに小説らしい小説を読んだ気になる。文庫本上中下それぞれ500ページの大作物語。今から30年以上前に書かれた小説であるが、現在でも十分に読ませる。それは時代背景が異なっていても、そこに登場する人物が深く書き込まれ、生き生きと迫ってくることと徹底した取材から来る迫力を感じるからである。最近のアクションと軽さ、スピードを特徴とする小説と一線を画す、読む者を夢中にさせる本物の小説である。
2023年2月18日に日本でレビュー済み
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古臭さを感じますね。歴史物語としてみればよい作品なのかもしれません