山崎豊子凄すぎて恐ろしい。
人間の思惑を表現するのが上手い。
政治的な場面では特に「言外に含ませながら言った」のような生々しい思惑を的確に表現している。
登場人物が多いものの、それぞれに決まりの枕詞がついてくるので、覚えやすいし思い出しやすい。
阪神特殊鋼が倒産した時、鉄平が自殺した時は涙が出そうになった。
大介はなんと冷酷で自分本意なんだろうと思うけど、大介自身も敬介に支配された過去から人格形成されていて同情してしまう部分もある。
三雲頭取の無念さ、相子の空虚さ、早苗の気丈さ、あたりもじんときた。
上中下巻で完結なので山崎豊子作の中ではライトな方かもしれないけど、十分読み応えがあるし、熟読中の数日間は本の世界にどっぷり入り込んだ状態だったし、物語が終わってしまった喪失感もある。
良い作品だなと感じました。
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華麗なる一族(下) (新潮文庫) 文庫 – 1980/5/25
山崎 豊子
(著)
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万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼を倒産へと追いやり、それをも手段に、上位の大同銀行の吸収をはかる。鉄平は、三雲頭取を出し抜いた専務と父親の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では、新たな銀行再編成がはじまっていた。聖域〈銀行〉にうずまく果てしない欲望を暴く熾烈な人間ドラマ。
- 本の長さ560ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1980/5/25
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-10410110414X
- ISBN-13978-4101104140
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1980/5/25)
- 発売日 : 1980/5/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 560ページ
- ISBN-10 : 410110414X
- ISBN-13 : 978-4101104140
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 24,765位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大学国文科卒。
毎日新聞大阪本社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957(昭和32)年に『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。
1963(昭和38)年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争三部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。1991(平成3)年、菊池寛賞受賞。2009(平成21)年には最新長編小説『運命の人』を刊行。同年10月より、「山崎豊子 自作を語る」シリーズ全三巻、『作家の使命 私の戦後』『大阪づくし 私の産声』『小説ほど面白いものはない』を刊行。
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トップレビュー
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2021年7月21日に日本でレビュー済み
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2021年5月18日に日本でレビュー済み
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栄枯盛衰。虚構とはいえ、恐ろしさを感じました。
人間が、人間のことを思いやる気持ちが大切と思いました。
人間が、人間のことを思いやる気持ちが大切と思いました。
2016年8月29日に日本でレビュー済み
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姫路の地にいまも存在する「特殊鋼」会社の実話を素材とした思いテーマの小説でした。実話と同じかどうかは別として,小説として思いテーマにがっしりと取り組まれた小説です。是非読まれることを勧めます。
2021年5月10日に日本でレビュー済み
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最後まで息をつかせぬ、壮絶なドラマでした!セレブとはこんなものでしょうか?
2018年3月20日に日本でレビュー済み
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理想と正義を掲げた者が敗れ悲劇の結末だが、盛者必滅、野望を遂げた次の瞬間からカウントダウンが始まる。万俵大介ほどのモンスターも平凡な悩みを抱え、脆弱な基盤の上に生きているのは興味深い。
2011年1月15日に日本でレビュー済み
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魑魅魍魎...。さて、次にどの小説を手に取ろうかと心に重しがのしかかるような内容でした。
気になる鉄平の出生の秘密は、そう来るか!と思わせる展開。大介はもちろん悪者ではあるのだけれども、諸悪の根源はやはり祖父なのだと思う。
自己の欲望のために人を人とも家族を家族とも扱わない恐ろしさ。家族故に、一族を守るためという名文の元に、長の欲望を満たすために犠牲にさせられてしまう。人間とは何とも恐ろしいモノかと思う。
最後の三塚元頭取の言葉が、この小説の主題なのでしょうか。勧善懲悪ではないにせよ、最後の展開にその終焉が垣間見えるけれども、それで良いのかという疑問が後味が悪く感じます。
ただ、鉄平は善の人物なのでしょうが、そこは金持ちのボンボンと感じられるビジネスへの甘さなどもあるように感じました。それも年齢故に積み重ねていき成長していくモノだったのでしょうか。
それでも、上巻の冒頭の切り出しの上手さ、人物設定と共にリアル感のある政府、日銀と銀行の関係など読み応えがある本だと思います。山崎豊子さんの小説はグッとくるし、面白いのだけれども、ちょっと次の本を手に取るには、ワンクッションが必要な気がします...。
気になる鉄平の出生の秘密は、そう来るか!と思わせる展開。大介はもちろん悪者ではあるのだけれども、諸悪の根源はやはり祖父なのだと思う。
自己の欲望のために人を人とも家族を家族とも扱わない恐ろしさ。家族故に、一族を守るためという名文の元に、長の欲望を満たすために犠牲にさせられてしまう。人間とは何とも恐ろしいモノかと思う。
最後の三塚元頭取の言葉が、この小説の主題なのでしょうか。勧善懲悪ではないにせよ、最後の展開にその終焉が垣間見えるけれども、それで良いのかという疑問が後味が悪く感じます。
ただ、鉄平は善の人物なのでしょうが、そこは金持ちのボンボンと感じられるビジネスへの甘さなどもあるように感じました。それも年齢故に積み重ねていき成長していくモノだったのでしょうか。
それでも、上巻の冒頭の切り出しの上手さ、人物設定と共にリアル感のある政府、日銀と銀行の関係など読み応えがある本だと思います。山崎豊子さんの小説はグッとくるし、面白いのだけれども、ちょっと次の本を手に取るには、ワンクッションが必要な気がします...。
2010年1月16日に日本でレビュー済み
阪神特殊鋼の倒産、阪神銀行と大同銀行の合併と話はクライマックスへ。クビになった鉄平は自殺を図る・・・。なんでって感じですが、最終回に向けて話を盛り上げるためだったのでしょか?葬儀のシーンでちょっとウルウルって感じでした。華麗なる一族は衰退の一途を辿りそうな匂いを漂わせて、物語は終わりました。ドラマで見たほうが面白そうです。まぁ、お勧めの一冊ですね。
2007年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やはり父、大介の野望は家族までも壊してしまうのだろうか?親子と言うよりも、祖父、敬介への嫉妬がかなり強いように思われました。銀行再編への熱意と言うよりも閨閥の持つ因縁のようなものを感じさせられます。結末は・・少し悲しくむなしい感じがしました。