海軍左派のひとり、米内光政。
僕はこの本と出会い7冊目の買い直し。
戦前に生まれ米内さんの部下でありたかった。
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米内光政 (新潮文庫) 文庫 – 1982/5/27
阿川 弘之
(著)
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終戦時の海軍大臣・米内光政。兵学校の席次中以下、無口で鈍重と言われた人物は、日本の存亡にあたり、かくも見事な見識を示した。「海軍提督三部作」。
「米内光政は国に事がなければ、或いは全く世人の目につかないままで終る人であったかも知れない」(小泉信三)。海軍兵学校の席次は中以下、無口で鈍重と言われた人間が、日本の存亡のときに当り、自らの手で帝国海軍七十余年の栄光を葬り去った。一億玉砕よりも、未来ある敗戦に賭けて……。
最後の海相の人物と識見を描いて、危機に際しての真の指導者とは何かを問う。感動の記録文学。
本書「解説」より
心に残る場面のひとつに、終戦のいきさつがある。ポツダム宣言をめぐる閣議や御前会議における米内海相の態度は非の打ちどころがなかった。煮え切らないようでじつははっきりしていた彼の面目が、このときほど遺憾なく発揮されたことはなかった。(略)
伸(の)るか反るかの瀬戸際における米内の明敏で沈着な行動を一方の極とすれば、もう一方に、次のような彼の顔がある。米内光政は酒が強かった。彼はいくら呑んでも酔わなかった。そして酒席での唯一の趣味は長唄だった。……
――上田三四二(文芸評論家)
阿川弘之(1920-2015)
広島市生まれ。1942(昭和17)年、東大国文科を繰上げ卒業し、海軍予備学生として海軍に入る。戦後、志賀直哉の知遇を得て師事。1953年、学徒兵体験に基づく『春の城』で読売文学賞を受賞。同世代の戦死者に対する共感と鎮魂あふれる作品も多い。芸術院会員。主な作品に『雲の墓標』『舷燈』『暗い波濤』『志賀直哉』のほか、『山本五十六』『米内光政』『井上成美』の海軍提督三部作がある。
「米内光政は国に事がなければ、或いは全く世人の目につかないままで終る人であったかも知れない」(小泉信三)。海軍兵学校の席次は中以下、無口で鈍重と言われた人間が、日本の存亡のときに当り、自らの手で帝国海軍七十余年の栄光を葬り去った。一億玉砕よりも、未来ある敗戦に賭けて……。
最後の海相の人物と識見を描いて、危機に際しての真の指導者とは何かを問う。感動の記録文学。
本書「解説」より
心に残る場面のひとつに、終戦のいきさつがある。ポツダム宣言をめぐる閣議や御前会議における米内海相の態度は非の打ちどころがなかった。煮え切らないようでじつははっきりしていた彼の面目が、このときほど遺憾なく発揮されたことはなかった。(略)
伸(の)るか反るかの瀬戸際における米内の明敏で沈着な行動を一方の極とすれば、もう一方に、次のような彼の顔がある。米内光政は酒が強かった。彼はいくら呑んでも酔わなかった。そして酒席での唯一の趣味は長唄だった。……
――上田三四二(文芸評論家)
阿川弘之(1920-2015)
広島市生まれ。1942(昭和17)年、東大国文科を繰上げ卒業し、海軍予備学生として海軍に入る。戦後、志賀直哉の知遇を得て師事。1953年、学徒兵体験に基づく『春の城』で読売文学賞を受賞。同世代の戦死者に対する共感と鎮魂あふれる作品も多い。芸術院会員。主な作品に『雲の墓標』『舷燈』『暗い波濤』『志賀直哉』のほか、『山本五十六』『米内光政』『井上成美』の海軍提督三部作がある。
- 本の長さ640ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1982/5/27
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101110069
- ISBN-13978-4101110066
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春の城 | 雲の墓標 | 山本五十六〔上〕 | 山本五十六〔下〕 | 井上成美 | 米内光政 | |
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【新潮文庫】阿川弘之 作品 | 第二次大戦下、一人の青年を主人公に、学徒出陣、マリアナ沖大海戦、広島の原爆の惨状などを伝えながら激動期の青春を浮彫りにする。〈読売文学賞受賞〉 | 一特攻学徒兵吉野次郎の日記の形をとり、大空に散った彼ら若人たちの、生への執着と死の恐怖に身もだえる真実の姿を描く問題作。 | 戦争に反対しつつも、自ら対米戦争の火蓋を切らねばならなかった連合艦隊司令長官、山本五十六。日本海軍史上最大の提督の人間像。〈新潮社文学賞受賞〉 | 帝国海軍きっての知性といわれた井上成美の戦中戦後の悲劇――。「山本五十六」「米内光政」に続く、海軍提督三部作完結編!〈日本文学大賞受賞〉 | 歴史はこの人を必要とした。兵学校の席次中以下、無口で鈍重と言われた人物は、日本の存亡にあたり、かくも見事な見識を示した! |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1982/5/27)
- 発売日 : 1982/5/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 640ページ
- ISBN-10 : 4101110069
- ISBN-13 : 978-4101110066
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 120,746位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1920(大正9)年広島県生まれ。東大国文科を繰上げ卒業、海軍に入り、中国で終戦。戦後、志賀直哉に師事し、『春の城』、『雲の墓標』、『山本五十六』『米内光政』『井上成美』の海軍提督三部作などがある。『食味風々録』は読売文学賞受賞作品。1999年に文化勲章を受章。
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2023年10月29日に日本でレビュー済み
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海軍大臣退任時の昭和天皇とのエピソードは胸が熱くなる
見てる人は見てるんだなと
見てる人は見てるんだなと
2020年2月3日に日本でレビュー済み
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日本帝国海軍の幕引きをされた偉人。よく書けていました。
2014年4月10日に日本でレビュー済み
阿川氏の文章は一品です。
しかし、阿川氏の提督三部作が、「海軍善玉、陸軍悪玉論」を形成するために、かなりの役割を果たしたのではないかと思います。今日の研究において、それが正確ではない事が判明しています。ですから、ノンフィクション小説として読むのには良いですが、そこから歴史を学ぶのには大いに問題があります。
よく「サイレントネイビー」なんて言いますが、どっこい。現実は「サイレントアーミー」ですよ。海軍の人たちの方が、陸軍に比べると、はるかに雄弁です。
しかし、阿川氏の提督三部作が、「海軍善玉、陸軍悪玉論」を形成するために、かなりの役割を果たしたのではないかと思います。今日の研究において、それが正確ではない事が判明しています。ですから、ノンフィクション小説として読むのには良いですが、そこから歴史を学ぶのには大いに問題があります。
よく「サイレントネイビー」なんて言いますが、どっこい。現実は「サイレントアーミー」ですよ。海軍の人たちの方が、陸軍に比べると、はるかに雄弁です。
2018年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先日、念願のお墓参りに行くことができ、久しぶりに読み返しています。
2021年9月5日に日本でレビュー済み
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むかし読んだ本。読み返そうと思って探して編ましたが、書店では なかなか見つからなかったので助かりました。阿川弘之氏の提督三部作。名作です。
2015年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終戦時の海相としての活躍についての記述は意外に少なく、あっさりしている。クローズアップされがちな終戦処理の事情よりも、寡黙な中にも強い存在感を漂わす米内の人物像を時間軸によらず、エピソードをつないで行きつ戻りつ描き出してゆく。本当のところ、米内の心中を理解し難い場合もあるが。
「(明治)維新の大業を三代目と軍エリート官僚が食いつぶし駄目にした」という言い方がよくなされるが、破滅の瀬戸際から日本国家を救い出そうとした米内光政、山本五十六、井上成美。いずれも出自をたどれば幕末の賊軍の出か幕臣というのも興味深い。
あの戦争が「避けられた戦争」だとは思わないが、時代の拘束の中で信ずるところを行おうとした人々がいたことも忘れるべきではないだろう。この意味で、阿川さんの海軍提督三部作は今後も長く読み継がれるべき好著だと思う。
「(明治)維新の大業を三代目と軍エリート官僚が食いつぶし駄目にした」という言い方がよくなされるが、破滅の瀬戸際から日本国家を救い出そうとした米内光政、山本五十六、井上成美。いずれも出自をたどれば幕末の賊軍の出か幕臣というのも興味深い。
あの戦争が「避けられた戦争」だとは思わないが、時代の拘束の中で信ずるところを行おうとした人々がいたことも忘れるべきではないだろう。この意味で、阿川さんの海軍提督三部作は今後も長く読み継がれるべき好著だと思う。