進水式に、長崎市内に特高警察が張り付くほど秘匿された秘密兵器、戦艦武蔵!
その計画から壮絶な最期まで、関係者の皆様の証言を集めた珠玉のドキュメント作品です!
武蔵が沈む時は大日本帝国が沈む時。乗組員がそう確信していた程、神秘的な力を持っていた船。その事実が、自分の生まれるわずか11〜12年前の出来事だった事に感慨無量でした。
また著者の執念にも敬服すると共に、ごく最近の版で敵機の魚雷投下高度が訂正されたと言う話にも驚きです。但し何故かこの電子版ではそれが反映されておらず、何の為の電子版かとkindle を叱責したく思いました!
せめて著者くらいの仕事しろkindle!
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戦艦武蔵 (新潮文庫) 文庫 – 2009/11/1
吉村 昭
(著)
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日本帝国海軍の夢と野望を賭けた不沈の戦艦「武蔵」――厖大な人命と物資をただ浪費するために、人間が狂気的なエネルギーを注いだ戦争の本質とは何か? 非論理的“愚行"に驀進した“人間"の内部にひそむ奇怪さとはどういうものか? 本書は戦争の神話的象徴である「武蔵」の極秘の建造から壮絶な終焉までを克明に綴り、壮大な劇の全貌を明らかにした記録文学の大作である。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2009/11/1
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101117012
- ISBN-13978-4101117010
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出版社より
戦艦武蔵 | 高熱隧道 | 冬の鷹 | 零式戦闘機 | 漂流 | 海の史劇 | |
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【新潮文庫】吉村昭 作品 | 帝国海軍の夢と野望を賭けた不沈の巨艦「武蔵」──その極秘の建造から壮絶な終焉まで、壮大なドラマの全貌を描いた記録文学の力作。 | トンネル貫通の情熱に憑かれた男たちの執念と、予測もつかぬ大自然の猛威との対決──綿密な取材と調査による黒三ダム建設秘史。 | 「解体新書」をめぐって、世間の名声を博す杉田玄白とは対照的に、終始地道な訳業に専心、孤高の晩年を貫いた前野良沢の姿を描く。 | 空の作戦に革命をもたらした”ゼロ戦”──その秘密裡の完成、輝かしい武勲、敗亡の運命を、空の男たちの奮闘と哀歓のうちに描く。 | 水もわかず、生活の手段とてない絶海の火山島に漂着後十二年、ついに生還した海の男がいた。その壮絶な生きざまを描いた長編小説。 | 《日本海海戦》の劇的な全貌。七カ月に及ぶ大回航の苦心と、迎え撃つ日本側の態度、海戦の詳細などを克明に描いた空前の記録文学。 |
大本営が震えた日 | 羆嵐(くまあらし) | ポーツマスの旗 | 破船 | 雪の花 | 海馬(トド) | |
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価格 | ¥825¥825 | ¥693¥693 | ¥880¥880 | ¥605¥605 | ¥605¥605 | — |
開戦を指令した極秘命令書の敵中紛失、南下輸送船団の隠密作戦。太平洋戦争開戦前夜に大本営を震撼させた恐るべき事件の全容──。 | 北海道の開拓村を突然恐怖のドン底に陥れた巨大な羆の出現。大正四年の事件を素材に自然の威容の前でなす術のない人間の姿を描く。 | 近代日本の分水嶺となった日露戦争とポーツマス講和会議。名利を求めず講和に生命を燃焼させた全権・小村寿太郎の姿に光をあてる。 | 嵐の夜、浜で火を焚いて沖行く船をおびき寄せ、坐礁した船から積荷を奪う──サバイバルのための苛酷な風習が招いた海辺の悲劇! | 江戸末期、天然痘の大流行をおさえるべく、異国から伝わったばかりの種痘を広めようと苦闘した福井の町医・笠原良策の感動の生涯。 | 羅臼の町でトド撃ちに執念を燃やす老人と町を捨てた娘との確執を捉えた表題作など、動物を仲立ちにして生きる人びとを描く短編集。 |
天に遊ぶ | 彰義隊 | 空白の戦記 | 星への旅 | ニコライ遭難 | プリズンの満月 | |
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日常生活の劇的な一瞬を切り取ることで、言葉には出来ない微妙な人間心理を浮き彫りにしてゆく、まさに名人芸の掌編小説 21 編。 | 皇族でありながら朝敵となった上野寛永寺山主の輪王寺宮能久親王。その数奇なる人生を通して江戸時代の終焉を描く畢生の歴史文学。 | 闇に葬られた軍艦事故の真相、沖縄決戦の秘話……。正史にのらない戦争記録を発掘し、戦争の陰に生きた人々のドラマを追求する。 | 少年達の無動機の集団自殺を冷徹かつ即物的に描き詩的美にまで昇華させた表題作。ロマンチシズムと現実との出会いに結実した 6 編。 | ”ロシア皇太子、襲わる”──近代国家への道を歩む明治日本を震撼させた未曾有の国難・大津事件に揺れる世相を活写する歴史長編。 | 東京裁判がもたらした異様な空間……巣鴨プリズン。そこに生きた戦犯と刑務官たちの懊悩。綿密な取材が光る吉村文学の新境地。 |
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米兵捕虜を処刑した一中尉の、戦後の暗く怯えに満ちた逃亡の日々──。戦争犯罪とは何かを問い、敗戦日本の歪みを抉る力作長編。 | 浮気をした妻と相手の母親を殺して無期刑に処せられた男が、 16 年後に仮釈放された。彼は与えられた自由を享受することができるか? | 昭和 20 年夏、敗戦へと雪崩れおちる日本の、辺境ともいうべき地に生きる人々の生き様を通して、〈昭和〉の転換点を見つめた作品集。 | 幕末日本を震撼させた「天狗党の乱」。水戸尊攘派の挙兵から中山道中の行軍、そして越前での非情な末路までを克明に描いた雄編。 | 犯罪史上未曽有の四度の脱獄を敢行した無期刑囚佐久間清太郎。その超人的な手口と、あくなき執念を追跡した著者渾身の力作長編。 | 肺癌に侵され激痛との格闘のすえに逝った弟。強い信念のもとに癌であることを隠し通し、ゆるぎない眼で死をみつめた感動の長編小説。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (2009/11/1)
- 発売日 : 2009/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4101117012
- ISBN-13 : 978-4101117010
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 24,241位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月20日に日本でレビュー済み
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特にない
2023年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦艦は,大和が一番大きくて,その次は何?というぐらい艦船についてはほとんど知識がなかったです。大和と武蔵が同スペックの戦艦というのを初めて知りました。しかしながら大和の方が圧倒的に知名度が高いです。「やまと」というネーミングのせいでしょうか。「宇宙戦艦ヤマト」の影響も大きいですね。
この小説は取材,聞き取りを重ねて,武蔵が完成するまでの経過が事細かく描かれています。難しい造船技術(用語)がふんだんに出てきます。わたしはKindleで読みましたが,難語句は,その場ですぐに検索して調べられますので,その点電子書籍は便利です。いろいろ策を講じて極秘に建造が進められたことにも驚かされました。ところで武蔵で検索すると,2015年3月,アメリカの探索チームがフィリピン中部のシブヤン海底で武蔵の残骸を発見したというニュースが出てきました。これをNHKが「戦艦武蔵の最期 ~映像解析 知られざる“真実”~」というタイトルで放送して,それをYouTubeで今でも視聴できます。海底に沈んだ武蔵は海底にバラバラに散らばっていたことが映像で分かります。研究者たちは,なぜ沈没後バラバラになったのかと海底の映像を見ながら議論します。結果,戦闘で主砲を打つ機会がほとんどなかった武蔵が搭載していた火薬が沈没とともに爆発したのだろうと話し合っています。なるほどね。小説ではどう描かれているかというと「突然海中 で 大 爆発 音 が 起っ た。 人々 の 体 は 海水 とともに 夕闇 の 空 高く はね上げ られ た。 海底 深く 一面 に 鮮烈 な 朱色 の 光 が ひろがっ た。 ボイラー 室 に 海水 が 流れ こん で 爆発 し た のか・・・・・」と吉村氏は書いています。とても興味深いです。さらに,YouTubeでは猪口艦長の遺書も実物が映像で出てきます。ここは小説の記述とぴたり一致しています。吉村氏がこの動画を見たらいったいどんな感想を持たれたでしょうか。吉村氏は,小説の中で日本の戦争責任を追及したり,我が国はどうすればよかったのかなどの見解は一切書いていません。ただただ,武蔵という戦艦の誕生から滅亡までを粛々と書き上げています。全編読み終えてわたしは,吉村氏にとって書くべきものは大和ではなく「武蔵」でなければならなかった訳が分かったような気がしました。
この小説は取材,聞き取りを重ねて,武蔵が完成するまでの経過が事細かく描かれています。難しい造船技術(用語)がふんだんに出てきます。わたしはKindleで読みましたが,難語句は,その場ですぐに検索して調べられますので,その点電子書籍は便利です。いろいろ策を講じて極秘に建造が進められたことにも驚かされました。ところで武蔵で検索すると,2015年3月,アメリカの探索チームがフィリピン中部のシブヤン海底で武蔵の残骸を発見したというニュースが出てきました。これをNHKが「戦艦武蔵の最期 ~映像解析 知られざる“真実”~」というタイトルで放送して,それをYouTubeで今でも視聴できます。海底に沈んだ武蔵は海底にバラバラに散らばっていたことが映像で分かります。研究者たちは,なぜ沈没後バラバラになったのかと海底の映像を見ながら議論します。結果,戦闘で主砲を打つ機会がほとんどなかった武蔵が搭載していた火薬が沈没とともに爆発したのだろうと話し合っています。なるほどね。小説ではどう描かれているかというと「突然海中 で 大 爆発 音 が 起っ た。 人々 の 体 は 海水 とともに 夕闇 の 空 高く はね上げ られ た。 海底 深く 一面 に 鮮烈 な 朱色 の 光 が ひろがっ た。 ボイラー 室 に 海水 が 流れ こん で 爆発 し た のか・・・・・」と吉村氏は書いています。とても興味深いです。さらに,YouTubeでは猪口艦長の遺書も実物が映像で出てきます。ここは小説の記述とぴたり一致しています。吉村氏がこの動画を見たらいったいどんな感想を持たれたでしょうか。吉村氏は,小説の中で日本の戦争責任を追及したり,我が国はどうすればよかったのかなどの見解は一切書いていません。ただただ,武蔵という戦艦の誕生から滅亡までを粛々と書き上げています。全編読み終えてわたしは,吉村氏にとって書くべきものは大和ではなく「武蔵」でなければならなかった訳が分かったような気がしました。
2023年8月22日に日本でレビュー済み
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武蔵は民間企業で建設されたので、軍機密もと、外国だけではなく、日本人にも極秘のもと執行されることになった。
巨大な艦隊を隠蔽するために、九州沿岸に自生しているシュロを用いる案が生まれた。
シュロがいつの間にか姿を消していることに不可解な思いを抱いた漁業者はいた。
完成した武蔵が戦場に姿を現した時には、既に航空機が優位になり、米軍機の執拗な攻撃を受けて沈没する。
巨大な艦隊を隠蔽するために、九州沿岸に自生しているシュロを用いる案が生まれた。
シュロがいつの間にか姿を消していることに不可解な思いを抱いた漁業者はいた。
完成した武蔵が戦場に姿を現した時には、既に航空機が優位になり、米軍機の執拗な攻撃を受けて沈没する。
2020年9月26日に日本でレビュー済み
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初めてのKindle版の購入でした。PC画面で全編を読みましたが特に問題はありませんでした。
戦艦大和の陰に隠れるイメージの武蔵ですが、当時の海軍の意地というか、執念が垣間見えて
面白かったです。
建造の巨大プロジェクトを軍民上げて支えているのが興味深かったです。
戦艦大和の陰に隠れるイメージの武蔵ですが、当時の海軍の意地というか、執念が垣間見えて
面白かったです。
建造の巨大プロジェクトを軍民上げて支えているのが興味深かったです。
2023年8月10日に日本でレビュー済み
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中学生の頃、市の図書館で読んだ本。
魚雷攻撃を受けた時の弱点と乗組員に噂されていたリベット部分が、建造時かなり苦労して完成させた
ものである事などが書かれている。
魚雷攻撃を受けた時の弱点と乗組員に噂されていたリベット部分が、建造時かなり苦労して完成させた
ものである事などが書かれている。
2013年7月31日に日本でレビュー済み
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私の父から、某帝国大学造船学科在学中、
長崎での武蔵の建設に学徒勤労動員で関わった話を聞かされていた。
この作品を読むまでは、私自身、武蔵に関しては、なんの活躍もしないまま、
撃沈された、非論理的“愚行”の象徴として馬鹿にしており、
父にもそのように話をしたことを覚えている。
しかし、私も、この作品と出会うことで、この認識を改めた。
本作品で、吉村氏は、日本帝国海軍の夢と野望を賭けた「武蔵」のその誕生と
終焉を愚直に追いかける。
しかし、吉村氏の高い表現力を持って描写されると、空前の巨大戦艦の、
どこが凄いのかということが、手に取るように理解できる。
主砲46センチメートルから発射される爆風の凄さ、
千を超える水密区画と、それを制御し船体を水平に保つシステム等々、
船を支える技術の凄さ、それらの意味を一つ一つ解説されると、船の持つ性能が、
圧巻としか言いようがないものであったことがわかる。
これらは、超えないといけない様々な技術的な壁を乗り越えて達成されてきたものであった。
すなわち、このような戦艦を作成する世界最高の技術が日本にはあったのだ!
ちなみに、武蔵、大和に採用された水密区画構造は、その後、沈没しにくい船を作る技術として、広く世界中の船に採用されるようになり、
この技術の採用により、海難事故が激減した。
すなわち、大和、武蔵という戦艦にむけて開発された技術は、海運業の世界の安全性を高め、広く人類に貢献した技術になった。
作品後半では、「武蔵」の終焉が語られるが、様々な比喩を用いた、
圧巻の描写力で、読者は、戦闘のまっただ中に立たされる。
そして、援護も受けられないまま、これでもかという空爆を加えられ続け、
ついに浮沈戦艦とされた巨艦も静かに沈んでいく。
この時、私は、武蔵をいきもののように感じ、限りない いとしさを感じた。
日本は戦前、徐々に技術大国に躍り出ようとしていた。
戦時中、この武蔵のように世界最高の兵器を創出するために、
世界トップを目指し、その技術力に研鑽を積み重ね続けた。
戦争には負けたが、戦後、それらの磨かれた高度な軍事技術が民間へ放出され、
戦後の日本の発展の礎が築かれたのだ。
猪口艦長が最後に残した言葉、
我たおるるとも必勝の信念に何ら損する処なし。我が国は必ず永遠に栄いくべき国なり。
皆様が大いに奮闘してください。
僕らは、バブルの時代に、祖父たちから、渡された大切な命のバトンを落とし、地面にたたきつけ、
踏みにじってきたのではないのだろうか?
そんなことを強く感じ、言葉に出来ない感謝を先人たちに感じ、涙が止まらなかった。
傑作です。皆さん、必ず読んでください。
ちなみに、私は、より具体的なイメージを得るために「 戦艦「大和」の真実 」を参考にしながら、本書を読みました。
PS:
本日、フィリピン中部沖シブヤン海の水深1キロに沈んだ武蔵が発見されたというニュースが伝わってきた。
戦後70年目の年である。
戦死された英霊から、私達のことを忘れないでほしい、
そして、日本を立派な国として栄えさせるよう、皆さんで精進してくださいといわれている気もした。
戦後の教育を受けた僕らは、戦時中のことはすべて愚行だと馬鹿にして、
さらにいわれのない罪を先人たちに押し付けることに熱狂して、
真摯に英霊たちの声を聞いてこなかった。
そのことが本当に悔やまれる。
長崎での武蔵の建設に学徒勤労動員で関わった話を聞かされていた。
この作品を読むまでは、私自身、武蔵に関しては、なんの活躍もしないまま、
撃沈された、非論理的“愚行”の象徴として馬鹿にしており、
父にもそのように話をしたことを覚えている。
しかし、私も、この作品と出会うことで、この認識を改めた。
本作品で、吉村氏は、日本帝国海軍の夢と野望を賭けた「武蔵」のその誕生と
終焉を愚直に追いかける。
しかし、吉村氏の高い表現力を持って描写されると、空前の巨大戦艦の、
どこが凄いのかということが、手に取るように理解できる。
主砲46センチメートルから発射される爆風の凄さ、
千を超える水密区画と、それを制御し船体を水平に保つシステム等々、
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圧巻としか言いようがないものであったことがわかる。
これらは、超えないといけない様々な技術的な壁を乗り越えて達成されてきたものであった。
すなわち、このような戦艦を作成する世界最高の技術が日本にはあったのだ!
ちなみに、武蔵、大和に採用された水密区画構造は、その後、沈没しにくい船を作る技術として、広く世界中の船に採用されるようになり、
この技術の採用により、海難事故が激減した。
すなわち、大和、武蔵という戦艦にむけて開発された技術は、海運業の世界の安全性を高め、広く人類に貢献した技術になった。
作品後半では、「武蔵」の終焉が語られるが、様々な比喩を用いた、
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この時、私は、武蔵をいきもののように感じ、限りない いとしさを感じた。
日本は戦前、徐々に技術大国に躍り出ようとしていた。
戦時中、この武蔵のように世界最高の兵器を創出するために、
世界トップを目指し、その技術力に研鑽を積み重ね続けた。
戦争には負けたが、戦後、それらの磨かれた高度な軍事技術が民間へ放出され、
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猪口艦長が最後に残した言葉、
我たおるるとも必勝の信念に何ら損する処なし。我が国は必ず永遠に栄いくべき国なり。
皆様が大いに奮闘してください。
僕らは、バブルの時代に、祖父たちから、渡された大切な命のバトンを落とし、地面にたたきつけ、
踏みにじってきたのではないのだろうか?
そんなことを強く感じ、言葉に出来ない感謝を先人たちに感じ、涙が止まらなかった。
傑作です。皆さん、必ず読んでください。
ちなみに、私は、より具体的なイメージを得るために「 戦艦「大和」の真実 」を参考にしながら、本書を読みました。
PS:
本日、フィリピン中部沖シブヤン海の水深1キロに沈んだ武蔵が発見されたというニュースが伝わってきた。
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戦死された英霊から、私達のことを忘れないでほしい、
そして、日本を立派な国として栄えさせるよう、皆さんで精進してくださいといわれている気もした。
戦後の教育を受けた僕らは、戦時中のことはすべて愚行だと馬鹿にして、
さらにいわれのない罪を先人たちに押し付けることに熱狂して、
真摯に英霊たちの声を聞いてこなかった。
そのことが本当に悔やまれる。