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島抜け (新潮文庫) 文庫 – 2002/9/30
吉村 昭
(著)
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購入オプションとあわせ買い
読んだ講釈が幕府の逆鱗に触れ、種子島に流された大坂の講釈師瑞龍。島での余生に絶望した瑞龍は、流人仲間と脱島を決行する。丸木舟で大海を漂流すること十五日、瑞龍ら四人が流れついた先は何と中国だった。破船した漂流民と身分を偽り、四人は長崎に送り返される。苦難の果て、島抜けは見事に成功したかに思えたが……。表題中篇をはじめ、「欠けた椀」「梅の刺青」の三篇を収録。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2002/9/30
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101117446
- ISBN-13978-4101117447
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2002/9/30)
- 発売日 : 2002/9/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4101117446
- ISBN-13 : 978-4101117447
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 307,964位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2023年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
届いた本は表紙も中身も新品のようにきれいで、購入して満足でした
2019年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉村さんのファンです。
ノンフィクションのリアルさが好きです。
島抜けに関しては、そりゃまぁ、そうなるよね、と言う結末でした。
ハラハラどきどき、なにぃ、そう来たか!
と、いった感じはありません。
ノンフィクションのリアルさが好きです。
島抜けに関しては、そりゃまぁ、そうなるよね、と言う結末でした。
ハラハラどきどき、なにぃ、そう来たか!
と、いった感じはありません。
2023年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「島抜け」は、大阪の講釈師瑞龍という男が、豊臣対徳川の大阪の陣を史実にそって語り、夏の陣で真田幸村が家康を危うい状態まで追い込んだことまで張扇を打ち鳴らし語り、太閤贔屓の大阪庶民に受けて評判になり「御用の筋がある」と見回り同心に自身番に引き立てられてしまった。
時の老中が水野忠邦で天保の改革中だったから罪科が重く種子島へ島送りになってしまった。
水野忠邦が庶民の恨みを買って免職になり、その後安倍正弘が老中になった。
この話を読みながら、安倍正弘が老中であったなら瑞龍も軽罪で終えていたのにと思ってしまったのです。
「欠けた椀」と「梅の刺青」についてはあまりにも悲惨な話だから感想など書く気になりません。
心配事があるときにこのような本を入手したことを後悔しながら読み終えました。
時の老中が水野忠邦で天保の改革中だったから罪科が重く種子島へ島送りになってしまった。
水野忠邦が庶民の恨みを買って免職になり、その後安倍正弘が老中になった。
この話を読みながら、安倍正弘が老中であったなら瑞龍も軽罪で終えていたのにと思ってしまったのです。
「欠けた椀」と「梅の刺青」についてはあまりにも悲惨な話だから感想など書く気になりません。
心配事があるときにこのような本を入手したことを後悔しながら読み終えました。
2022年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
埋もれていた歴史を掘り起こし、丁寧に、かつ淡々と綴っている。真骨頂
2019年7月8日に日本でレビュー済み
島抜け。ほぼ内容知らずに読み出したが、いつもの吉村作品のごとく、引き込まれる。
「俺はいいから逃げろ」などの場面で昔のアメリカ映画を思い出し、映像化してもすごく面白いのでは、と感じた。
吉村作品では、国家、公、に翻弄される民が取り上げられることが多い。まさに嵐の中の小舟のように。
歴史から消えていたであろう無名の出来事が、吉村により、現代人に何らかのメッセージを送る。
折角、山口まで生き延びたのに、また講談始めて大丈夫か、と思っていたら、やはり捕まってしまった。
「欠けた椀」では、他人の冷たさ、飢餓の怖さを感じた。できた女房だっただけに、虚しさが残る。
「梅の刺青」は、現代医学の進歩に、献体や刑死で多くの名も無き人々が、静かな貢献をしていたことを
知ることができた。
「俺はいいから逃げろ」などの場面で昔のアメリカ映画を思い出し、映像化してもすごく面白いのでは、と感じた。
吉村作品では、国家、公、に翻弄される民が取り上げられることが多い。まさに嵐の中の小舟のように。
歴史から消えていたであろう無名の出来事が、吉村により、現代人に何らかのメッセージを送る。
折角、山口まで生き延びたのに、また講談始めて大丈夫か、と思っていたら、やはり捕まってしまった。
「欠けた椀」では、他人の冷たさ、飢餓の怖さを感じた。できた女房だっただけに、虚しさが残る。
「梅の刺青」は、現代医学の進歩に、献体や刑死で多くの名も無き人々が、静かな貢献をしていたことを
知ることができた。
2013年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
波乱万丈なはずなのに、淡々と描かれている。盛り上がりに欠けた。