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対談集「気骨」について (新潮文庫) 文庫 – 2006/3/28
- 本の長さ282ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/3/28
- ISBN-10410113331X
- ISBN-13978-4101133317
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/3/28)
- 発売日 : 2006/3/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 282ページ
- ISBN-10 : 410113331X
- ISBN-13 : 978-4101133317
- Amazon 売れ筋ランキング: - 545,359位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 566位論文集・講演集・対談集
- - 7,997位新潮文庫
- - 8,930位近現代日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
著者について
(1927-2007)名古屋生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎えた。一橋大学卒業後、愛知学芸大学に奉職、景気論等を担当。1957(昭和32)年、『輸出』により文学界新人賞、1959年『総会屋錦城』で直木賞を受け、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞受賞の『落日燃ゆ』の他、『男子の本懐』『黄金の日日』『役員室午後三時』『毎日が日曜日』『官僚たちの夏』『もう、きみには頼まない』『硫黄島に死す』『指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく―』等、多彩な作品群は幅広い読者を持つ。1996(平成8)年、菊池寛賞を、2002(平成14)年、朝日賞を受賞。2007年3月22日没。享年79。没後発見された愛妻への遺稿『そうか、もう君はいないのか』と、愛妻が倒れる前年から最晩年まで自らを励ますかのように綴られた手帳の記述をまとめた『どうせ、あちらへは手ぶらで行く』は世代を超えたベストセラーとなった。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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戦争時代の理不尽な徴兵先での待遇等が書かれており、現在の私の境遇、現在の理不尽なんてたいしたことないなと思わせてもらいました。
現代社会の指導層の右傾化・国粋化により戦後のリベラルな自由主義が砂上の楼閣のように崩れ始め、
一般人から「個人の情報を守る」の名目で情報の遮断が進み、官のみがすべての国民の情報を自由に
集め利用、監視し、自己に都合の良い発表により一般人をコントロールする、非常に不自由な社会に
どんどん進む危機感を、読みながら感じた。
(最近のマスコミも官庁の公式発表をそのまま流すだけで、自由な取材での独自記事などは稀になり
城山さんが見通し、危惧し、反対活動をおこなっていたことが現実となってきた…)
この対談集を読んだら是非、中で触れられているそれぞれの本を読んで思いを深めて欲しい。
「責任感が強い」。城山氏は伊藤忠の丹羽元社長や大西中将、阿南元陸軍大臣を引き合いに、大いにこの点を強調しているようなところがあって、面白い。「指揮官たちの特攻」が思いをよぎります。
「ギラギラしない」。対談相手の徳田虎雄氏は、「トップに立つ人は権力に淡白でないといけない」。「なりたい、なりたい」の人を経営者にした企業はだめ。私利私欲がある人は評価できません。少しでも利己が入ると能力が生かせない。」
表題の気骨、に戻ると、城山氏は大局観について、「目の前のことだけじゃなくて、大きな時代の流れを掴む力がある。そして一度決めたら、ぐらぐらしない。」「じっくり一人で考える、本を読む、といった無所属の時間をどう生かすかが大事ですね。そこで人間が違ってくると思うんです。」と述べており、どうもこの辺に氏の考える気骨の本質があるようです。(なお、氏は本を読んでいる人間とそうでない人間は顔つきで分かる、とも言っている。)個人情報保護法案の議論の際、テレビの記者会見で淡々と、しかし凛と反対を述べていた城山氏の顔が思い浮かぶようです。