自分がやり遂げたいことを貫くのは自己満足。よしとする考えもあるが、そのために多くの死を含む犠牲を出すことになるのは、今の時代、決して頷けない。しかし
日本人、日本の社会通念を思いやるとき参考になる。
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樅ノ木は残った(中) (新潮文庫) 文庫 – 2003/2/19
山本 周五郎
(著)
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奴等の企みを潰すため、俺は鬼になろう。仙台藩六十二万石を寸断──。酒井雅楽頭と伊達兵部とで交された密約が明らかになった。嫡子を藩主の座に据えることに血眼になる兵部だが、藩の取潰しを目論む幕府にとってはその駒に過ぎない。罠に気付いた原田甲斐はあえて兵部に取り入り、内部から非謀を破却。風前の灯となった伊達家の安泰のため、ひたすら忍従を装う。
- 本の長さ448ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/2/19
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101134650
- ISBN-13978-4101134659
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樅ノ木は残った【上巻】 | 樅ノ木は残った【中巻】 | 樅ノ木は残った【下巻】 | |
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥825¥825 | ¥825¥825 | ¥880¥880 |
仙台藩主・伊達綱宗の逼塞。藩士四名の暗殺と幕府の罠──。伊達騒動で暗躍した原田甲斐の人間味溢れる肖像を描き出した歴史長編。 | 誰が敵で、誰が味方だ? 日本三大騒動の一つ、伊達騒動で暗躍した原田甲斐の真実。 | 人間いかに生きるべきか――。己を偽り仙台藩のため鬼と化した男・原田甲斐の姿に涙! |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2003/2/19)
- 発売日 : 2003/2/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 448ページ
- ISBN-10 : 4101134650
- ISBN-13 : 978-4101134659
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 27,967位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2009年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原田甲斐の自問自答は重くて深い。
「国のために、藩のため主人のため、また愛する者のために、自らすすんで死ぬ、ということは、侍の道徳としてだけつくられたものではなく、人間感情のもっとも純粋な燃焼の一つとして存在して来たし、今後も存在することだろう。――だがおれば好まない、・・・
たとえそれに意味があったとしても、できることなら「死」は避けるほうがいい。そういう死には犠牲の壮烈と美しさがあるかもしれないが、それでもなお、生きぬいてゆくことには、はるかに及ばないだろう。」
中巻の冒頭は、山男原田甲斐とくじびろ(鹿)との闘いから始まる。一方、幕府老中酒井雅楽頭と伊達兵部の密約を盾に、兵部の横暴ぶりは止まるところがない。雅楽頭と二度目に会う場面は固唾をのまずにはいられない。
「国のために、藩のため主人のため、また愛する者のために、自らすすんで死ぬ、ということは、侍の道徳としてだけつくられたものではなく、人間感情のもっとも純粋な燃焼の一つとして存在して来たし、今後も存在することだろう。――だがおれば好まない、・・・
たとえそれに意味があったとしても、できることなら「死」は避けるほうがいい。そういう死には犠牲の壮烈と美しさがあるかもしれないが、それでもなお、生きぬいてゆくことには、はるかに及ばないだろう。」
中巻の冒頭は、山男原田甲斐とくじびろ(鹿)との闘いから始まる。一方、幕府老中酒井雅楽頭と伊達兵部の密約を盾に、兵部の横暴ぶりは止まるところがない。雅楽頭と二度目に会う場面は固唾をのまずにはいられない。
2013年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
体調が悪くなり身辺整理をしだしたところ〔下)しかなくあわてました
車があるときはbookoffであつめたのですが てばなしてからは 諦めてました
お陰様でもう一度読むことができました
本当に有難うがざいました
本はアマゾンさんのほうがぜんぜん綺麗です
私も大切にしていたつもりですが 本職は素晴らしいです 御縁ができ感謝します有難うがざいます
車があるときはbookoffであつめたのですが てばなしてからは 諦めてました
お陰様でもう一度読むことができました
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本はアマゾンさんのほうがぜんぜん綺麗です
私も大切にしていたつもりですが 本職は素晴らしいです 御縁ができ感謝します有難うがざいます
2018年6月17日に日本でレビュー済み
原田甲斐は「敵を欺くには味方から」を実践している。この原田甲斐の姿勢では味方を失っても仕方がない。甲斐としては自分が犠牲になればよいと覚悟し、多くの人を巻き込みたくないのかもしれない。柿崎六郎兵衛のような胡散臭い人物には容易に腹の内を空かさないことは当然である。
一方で昔ながらの人物も膝詰めで談判し、自分には腹の内を明かしてくれるだろうという内々の特権意識が感じられる。甲斐はビジョンの共有や透明性に欠けていて現代のリーダーとしては通用しないと感じたが、周囲もどっちもどっちと感じた。
本書は伊達騒動を甲斐と伊達兵部の対決として描くが、甲斐の動きは見えにくく、日常描写も含まれる。これに対して兵部のターンは純粋に陰謀劇になっている。このため、伊達騒動という歴史事件を追う向きには兵部のターンの方が読み応えがある。
本書には甲斐とも兵部とも異なる立場の脇役のターンもある。これに結構紙数が割かれており、しかも歴史事件とは関係が薄く、人情物の色合いが色濃い。物語の展開を早く読みたい向きには異論があるだろう。中巻の後半で甲斐と繋がっていく。
話が進むにつれ、藩内の御家騒動という以上の陰謀が見えてくる。江戸幕府と外様大名というスケールの大きな話になる。甲斐の消極性はじれったく感じられるが、藩内に紛争を起こすこと自体が敵の狙いであるならば意味がある。
本書から仙台藩は有力家臣が各々領地を持っており、独立領主の性格を持つことが分かる。有力藩士は互いを各々の領地の地名で呼びあっている。原田甲斐は船岡と呼ばれている。仙台藩の藩祖の伊達政宗は戦国大名として領土を拡大しながら、新時代に適応できた人物である。しかし、政宗個人に適応力があった分、仙台藩の体制は中世的なままと感じた。他の藩が藩士をサラリーマン化して一円支配を進めたこととは異なる。伊達政宗は芯から戦国大名だったと感じた。
この家臣が独立領主になっている点は藩のまとまりを欠き、御家騒動が激化する要因と説明されがちであるが、それは結果論である。サラリーマン化して藩内の地位が全てになる方が権力闘争が激しくなる。自分の領地で内政に励んだり、悠々自適に暮らしたりする選択肢がなくなるためである。徳川将軍家も領地を持たない御三卿ができてから、将軍後継争いが激化した。
一方で昔ながらの人物も膝詰めで談判し、自分には腹の内を明かしてくれるだろうという内々の特権意識が感じられる。甲斐はビジョンの共有や透明性に欠けていて現代のリーダーとしては通用しないと感じたが、周囲もどっちもどっちと感じた。
本書は伊達騒動を甲斐と伊達兵部の対決として描くが、甲斐の動きは見えにくく、日常描写も含まれる。これに対して兵部のターンは純粋に陰謀劇になっている。このため、伊達騒動という歴史事件を追う向きには兵部のターンの方が読み応えがある。
本書には甲斐とも兵部とも異なる立場の脇役のターンもある。これに結構紙数が割かれており、しかも歴史事件とは関係が薄く、人情物の色合いが色濃い。物語の展開を早く読みたい向きには異論があるだろう。中巻の後半で甲斐と繋がっていく。
話が進むにつれ、藩内の御家騒動という以上の陰謀が見えてくる。江戸幕府と外様大名というスケールの大きな話になる。甲斐の消極性はじれったく感じられるが、藩内に紛争を起こすこと自体が敵の狙いであるならば意味がある。
本書から仙台藩は有力家臣が各々領地を持っており、独立領主の性格を持つことが分かる。有力藩士は互いを各々の領地の地名で呼びあっている。原田甲斐は船岡と呼ばれている。仙台藩の藩祖の伊達政宗は戦国大名として領土を拡大しながら、新時代に適応できた人物である。しかし、政宗個人に適応力があった分、仙台藩の体制は中世的なままと感じた。他の藩が藩士をサラリーマン化して一円支配を進めたこととは異なる。伊達政宗は芯から戦国大名だったと感じた。
この家臣が独立領主になっている点は藩のまとまりを欠き、御家騒動が激化する要因と説明されがちであるが、それは結果論である。サラリーマン化して藩内の地位が全てになる方が権力闘争が激しくなる。自分の領地で内政に励んだり、悠々自適に暮らしたりする選択肢がなくなるためである。徳川将軍家も領地を持たない御三卿ができてから、将軍後継争いが激化した。
2013年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻について書いた書評と同じく、重い内容の歴史書で、読後重苦しい感動を与える
2011年1月9日に日本でレビュー済み
複雑な構造の藩主・綱宗の逼塞・・・、この首謀者のひとりが時の大老
「下馬将軍・酒井忠清」です。幕藩体制を強固にするため、
雄藩は些細な事をあげつらわれ、改易・除封の憂き目に遭っていました。
伊達の連枝、兵部宗勝との縁組も巧妙に仕組んだ罠と云えるでしょう。
混迷する仙台・伊達藩に在って超然と泰然と原田甲斐は呼吸を計るように
事件に関与してゆきます。原田甲斐は船岡城の館主で「着座」という
(いわば親藩ですね)家柄に生まれます。何やら赤穂事件の大石良雄のようです。
普段の沈着ぶりとは対照的に描かれるのが【くびじろ】とのくだりです。
この猛々しさが甲斐のバックボーンなのでしょう。本性といってもいい。
事に臨んで、右往左往するのが人の常ですが、この原田甲斐、
非常事態になればなるほど、冷静でいられるようです。
読み進めていくうちに、この人の非凡さや人としての行間のようなものが
際立って来て敵・味方を問わず、影響を与えてゆきます。
余韻のようなものでしょう。それにしても山本周五郎氏の筆力、見事です。
「下馬将軍・酒井忠清」です。幕藩体制を強固にするため、
雄藩は些細な事をあげつらわれ、改易・除封の憂き目に遭っていました。
伊達の連枝、兵部宗勝との縁組も巧妙に仕組んだ罠と云えるでしょう。
混迷する仙台・伊達藩に在って超然と泰然と原田甲斐は呼吸を計るように
事件に関与してゆきます。原田甲斐は船岡城の館主で「着座」という
(いわば親藩ですね)家柄に生まれます。何やら赤穂事件の大石良雄のようです。
普段の沈着ぶりとは対照的に描かれるのが【くびじろ】とのくだりです。
この猛々しさが甲斐のバックボーンなのでしょう。本性といってもいい。
事に臨んで、右往左往するのが人の常ですが、この原田甲斐、
非常事態になればなるほど、冷静でいられるようです。
読み進めていくうちに、この人の非凡さや人としての行間のようなものが
際立って来て敵・味方を問わず、影響を与えてゆきます。
余韻のようなものでしょう。それにしても山本周五郎氏の筆力、見事です。
2005年4月29日に日本でレビュー済み
冒頭から一気に江戸時代に読者をタイムスリップさせた周五郎。中巻でもその勢いは止まらない。伊達藩や幕府の重臣たちの重々しい政治の世界―トップの苦悩と決断を描く一方、平凡な市井に暮らす人々の懸命で可憐な姿も巧みに織り交ぜ、息をつかせない。見事である。
多くの人に影響を与えた、というのがよくわかる作品世界だ。
若い人たち、もっと周五郎を読みましょう。
文庫になって手に取りやすく、文字使いも改められ、作者本来の平易で明快な文章が味わえる。読者に対するサービス精神に胸を打たれます。
多くの人に影響を与えた、というのがよくわかる作品世界だ。
若い人たち、もっと周五郎を読みましょう。
文庫になって手に取りやすく、文字使いも改められ、作者本来の平易で明快な文章が味わえる。読者に対するサービス精神に胸を打たれます。