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向い風 (新潮文庫 す 1-8) 文庫 – 1982/9/1
住井 すゑ
(著)
- 本の長さ276ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1982/9/1
- ISBN-104101137080
- ISBN-13978-4101137087
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1982/9/1)
- 発売日 : 1982/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 276ページ
- ISBN-10 : 4101137080
- ISBN-13 : 978-4101137087
- Amazon 売れ筋ランキング: - 321,592位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
しっかりした本の状態も大変良く、読み易かったです。若い頃一度読んだ物語ですので、当時の事を思い出しながら読みました。有難う御座いました。
2007年10月20日に日本でレビュー済み
夫の戦死の公報を受け取ったゆみは、暇をもらいたいと義父の庄三に
申し出る。だが、ひとり息子を失い家の絶えることを恐れた庄三は、
ゆみに自分の子供を生んでくれるよう懇願する。ゆみが母親となって
しばらくたった頃、戦死したはずの夫から手紙が!!戦後の混乱の
時代を力強く生きた女性の物語。
夫が戦死したあとに、夫の兄弟と再婚させられたりする話は珍しく
なかったという。それは個人より「家」が尊重されたことに他ならない。
この作品のゆみも、夫の「家」を守るための犠牲になったような気がする。
「家」とはそんなに大切なものなのか?北海道に生まれ育った私には
ピンとこないところもある。北海道は移住者が多い。だから家の歴史が
浅く、昔からの伝統というものがあまりない。そのせいだろうか?今でも
「家」を守るという考えがあると聞くが、時代錯誤的な考えに思える。
ゆみは単なる跡継ぎを生む道具だったのか?だが決して悲観的にならない
ゆみの強さに、未来への希望が見える気がした。
申し出る。だが、ひとり息子を失い家の絶えることを恐れた庄三は、
ゆみに自分の子供を生んでくれるよう懇願する。ゆみが母親となって
しばらくたった頃、戦死したはずの夫から手紙が!!戦後の混乱の
時代を力強く生きた女性の物語。
夫が戦死したあとに、夫の兄弟と再婚させられたりする話は珍しく
なかったという。それは個人より「家」が尊重されたことに他ならない。
この作品のゆみも、夫の「家」を守るための犠牲になったような気がする。
「家」とはそんなに大切なものなのか?北海道に生まれ育った私には
ピンとこないところもある。北海道は移住者が多い。だから家の歴史が
浅く、昔からの伝統というものがあまりない。そのせいだろうか?今でも
「家」を守るという考えがあると聞くが、時代錯誤的な考えに思える。
ゆみは単なる跡継ぎを生む道具だったのか?だが決して悲観的にならない
ゆみの強さに、未来への希望が見える気がした。