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うさぎのミミリー (新潮文庫 し 8-5) 文庫 – 2005/4/1

4.9 5つ星のうち4.9 8個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2005/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 251ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101139059
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101139050
  • カスタマーレビュー:
    4.9 5つ星のうち4.9 8個の評価

著者について

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庄野 潤三
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(1921-2009)1921(大正10)年、大阪府生れ。

九州帝大を2年で終え、海軍に入る。戦後、教職を経て朝日放送に勤め、小説を書き始める。1954(昭和29)年、「プールサイド小景」で芥川賞受賞。平穏な日常の危うさを描き、「第三の新人」の一人として活躍する。1960年の「静物」で新潮社文学賞、1965年の「夕べの雲」で読売文学賞、1972年の「明夫と良二」で赤い鳥文学賞、毎日出版文化賞を受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中4.9つ
5つのうち4.9つ
8グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2005年8月16日に日本でレビュー済み
現実にはおそらくありえない理想家族のメルヘンを、日記風に書き綴った佳品。幼い孫の一人から預かったうさぎのミミリーが居間を動き回る都度、幸福感がこぼれてきそうな老夫婦の日常生活は、平穏と感謝とハーモニカの音色に彩られているようだが、作者がその一歩先に見つめているのは、紛れもなく「死」の一点である。
いつも心のこもった手紙を寄越してくれる足柄の長女に、「いい手紙をくれた。ありがとう」と何度も記す作者の胸の奥には、やがて訪れる永遠の別れを前にした父親の情愛が込められているのだろう。
一見平穏な家庭の奥底に潜む亀裂と深淵を「舞踏」「プールサイド小景」で描ききった作者は、それから半世紀後、ささやかな毎日の生きる悦びを容認しそこに射すいかなる不安要素をも排除する強い姿勢で、黄昏の夕陽に突っ立っているかのようである。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年3月7日に日本でレビュー済み
雑誌ku:nelの特集で、著者を初めて知り最初に読んだのがこの本でした。正直、「おじいちゃんの日記」のようで楽しい!というのが始めの印象でしたがこれ以外の本を読み進めるうちに、だんだん心地よく癒されていく自分がいました。それは以前までの江國香織さんの本を好きな方にも断然お勧めできる点~日常の細部をとらえ尚且つ楽しいことしか書いていない所~日常を丁寧に楽しみながら暮らす秘訣があらわされています。大好きです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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