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天上の青〈下〉 (新潮文庫) 文庫 – 1993/9/29

4.7 5つ星のうち4.7 16個の評価

ある夏の朝、ふとしたことで知り合った一人の男。彼は自ら詩人と称して次々に女性を誘い、犯し、殺し続ける冷酷な悪魔だった……。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1993/9/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1993/9/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 449ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101146292
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101146294
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 16個の評価

著者について

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曽野 綾子
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東京生れ。1954(昭和29)年聖心女子大学英文科卒業。

同年発表の「遠来の客たち」が芥川賞候補となる。『木枯しの庭』『天上の青』『哀歌』『アバノの再会』『二月三十日』などの小説の他、確固たる人間観察に基づく、シリーズ「夜明けの新聞の匂い」などのエッセイも定評を得ている。他に新書『アラブの格言』などがある。1979年ローマ法王よりヴァチカン有功十字勲章を受ける。1993(平成5)年日本藝術院賞・恩賜賞受賞。1995年12月から2005年6月まで日本財団会長。

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
16グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても良かった。
身構えずに話せる人がいるのは何人にも大切だな
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月6日に日本でレビュー済み
犯罪小説ではなく、ひたすらにキリスト教における愛を描いた小説だと感じました。上巻では殺す側と殺される側の下賤な人間性や、殺人、遺体遺棄の描写がつづきますが、下巻でまともな人々が登場し始め、それらが浄化されていきます。何より、最後の3ページが素晴らしいです。宇野の魂が雪子の目の前に還ってくることで、読者の魂まで浄化されるような気がしました。人間という存在の清濁と、そこから生まれる不条理と、それらすべてを包み込む大いなる何か。私は別にキリスト教徒ではありませんが、私にとって永遠の名作です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年1月20日に日本でレビュー済み
非人道的なことをやってのける男、宇野。
己の欲のためならなんでもする宇野が
たった一つだけ他人に委ねた事は、
「自分を殺す事」
それも雪子の愛さえあれば死んでも構わないと手紙に書いてくる。
身勝手。あまりの身勝手さに怒る気さえ失いかける。
けれど今まで人を信じる事のなかった男にこの選択をさせる、
雪子は彼にとって何なのか、など野暮のことは言わない。
手紙を託される事、またそれを受け入れる事の出来る雪子は普通の女性であり、
宇野にはなくてはならない人間。
罪は罪。許させる事ではないし許してはいけない事を犯した宇野。
が、人として産まれたのなら「愛」を求めてもおかしくはないはず。
その代償が「死」であっても受け止めなければならない。
まだ生き続けなければならない雪子は聖母でもない、普通の女性。
だからこそ宇野が唯一心を許した人。
最後の手紙は一生消えぬラブレター。これを彼女が痛みと感じるのなら、
宇野は最後まで罪深き人であり悲しい人に思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年12月2日に日本でレビュー済み
この作品をジャンルに分類しようとすると、一見『犯罪小説』もしくは『倫理や道徳について考えさせる小説』というようなことになるのだろう。

しかし連続殺人犯の主人公富士男だけを全否定していいのか、はたまた社会の歪みを理由に一部分でも容認するようなことが許されるのか、

といったことはこの作品の場合論点ではない。

本質は究極の『純愛小説』以外の何物でもないと感じる。

この作品の前では大ヒットした【世界の中心で愛を叫ぶ】や、まして【電車男】の愛などなんと薄っぺらく感じられることか
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年7月16日に日本でレビュー済み
富士男は、生きることについて。
誰かと会うということについて。
いろんな、自分が見てなかったことに気付きます。
雪子は、富士男の稚拙な言葉を真摯に受け止め、自分も思いをしっかりと伝えます。
そこに「甘え」や「同情」は存在しません。優しい言葉も富士男に甘いお菓子を与えるような言葉もありません。
「愛」だけが存在しています。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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