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燃えよ剣(上) (新潮文庫) 文庫 – 1972/6/1

5つ星のうち4.4 1,276個の評価

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映画化決定! 2020年公開予定
出演:岡田准一、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明
監督・脚本:原田眞人


男なら、時代の先頭に立て!最強の人間集団を作った土方歳三の智謀。司馬文学の代表作。

幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。
「竜馬がゆく」と並び、“幕末もの”の頂点をなす長編。

目次
女の夜市
六車斬り
七里研之助
わいわい天王
分倍河原
月と泥
江戸道場
桂小五郎
八王子討入り
スタスタ坊主
疫病神
浪士組
清河と芹沢
ついに誕生
四条大橋
高瀬川
祇園「山の尾」
士道
再会
二帖半敷町の辻
局中法度書
池田屋
断章・池田屋
京師の乱
長州軍乱入
伊東甲子太郎
甲子太郎、京へ
慶応元年正月
憎まれ歳三
四条橋の雲
堀川の雨
お雪
紅白
与兵衛の店

本文より
新選組局長近藤勇が、副長の土方歳三とふたりっきりの場所では、
「トシよ」
と呼んだ、という。斬るか斬らぬかの相談ごとも二人きりのときは、
「あの野郎をどうすべえ」
と、つい、うまれ在所の武州多摩の地言葉(じことば)が出た。勇は上石原、歳三は石田村の出である。どちらも甲州街道ぞいの在所で、三里と離れていない。初夏になれば、草むらという草むらが蝮(まむし)臭くなるような農村だった。
さて、「トシ」のことである。(「女の夜市」)

司馬遼太郎(1923-1996)
大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。


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出版社より

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【新潮文庫】『燃えよ剣』 組織作りの異才によって、新選組を最強の集団へ作りあげてゆく”バラガキのトシ”──剣に生き剣に死んだ新選組副長土方歳三の生涯。 no data
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商品の説明

著者について

(1923-1996)大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 改版 (1972/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1972/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 592ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410115208X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101152080
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.4 1,276個の評価

著者について

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司馬 遼太郎
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

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お客様のご意見

お客様はこの作品について、以下のような評価をしています: 物語性が最高で、一読の価値があると感じています。魅力的な描写と美しい言葉の連なりが印象的です。また、歴史を背景に描かれた人物やエピソードが多く、読者の人生に影響を与えるという意見もあります。 一方で、事実と違う部分や創作の部分もあるため、一部のお客様は原作よりも良いと感じる方もいます。 内容については、名作に違いないと評価されており、原作より使用具合が良いという声があります。

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23人のお客様が「物語性」について述べています。23肯定的0否定的

お客様はこの小説について、最高に面白いと評価しています。最高の物語で、一読の価値ありだと感じています。また、小気味良い文章や戦闘シーンの描写がカッコいいという声もあります。新選組好きにはたまらない作品であり、漫画のような感覚で読める点が好評です。 特に土方歳三について、人生に影響を与える内容だと指摘されています。

"何度読んでも面白い" もっと読む

"生きることに意味を見出すのに男として最高にかっこいい生き方を、感じられます" もっと読む

"新選組の話はおもしろいです。この本は、沖田総司がかわいく書かれています。" もっと読む

"古書でしたが、読むのに支障なく、楽しく読書ができました。 下巻も同様です。" もっと読む

22人のお客様が「描写」について述べています。22肯定的0否定的

お客様はこの本について、魅力的な描写や達人の文体を高く評価しています。美学を支える強烈な個性と意志が描かれており、生き様を描き出す力強さに圧倒されています。また、美しい言葉の連なりや美しい言葉の連なりによって、主人公の人間としての山南の見事さ、清々しさが伝わってくると感じています。30年経っても楽しめる内容で、内容が生き生きとした印象を与えているようです。

"一つの典型的な男のあり方。司馬氏があとがきに以下のように述べていた。「男の典型を一つずつ書いてゆきたい。そういう動機で私は小説書きになったような気がする。」 それを最も感じさせる男の生き様だった。50年前にテレビの連続ドラマで見ていたことがある。..." もっと読む

"無事届きました。 古本ながらも中はきれいでした。 ありがとうございました。" もっと読む

"事実と違う箇所や説明不足などは気になってもやはり魅力的な描写がすごい。 新撰組を最強の軍隊組織にすることのみが史上の命題の土方歳三に対して、大名気取り志士気取りの近藤勇への若干の不信感や齟齬。..." もっと読む

"司馬遼太郎『燃えよ剣』を再読。 新撰組・土方歳三は、強い組織を作り上げて、戦い上手。考え方も生き方も格好いいけど、良くも悪くも思想がない喧嘩屋として描かれてる。" もっと読む

17人のお客様が「読みやすさ」について述べています。15肯定的2否定的

お客様はこの小説の読みやすさを高く評価しています。話のテンポが良く、スルスル読める点が好評です。また、戦闘シーンの描写も美しく、その場に居合わせたような臨場感があると感じています。刀剣の魔性の魅力を表現する文章が美しいと評価されています。一方で、徳川慶喜の判断によっては薩長を中心とした内容になる可能性もあるようです。

"古書でしたが、読むのに支障なく、楽しく読書ができました。 下巻も同様です。" もっと読む

"話のテンポよくすらすら読める。坂本龍馬などの反幕府側からの幕末小説は多く読みましてが、佐幕側から見た幕末はまた違った視点で面白かった。" もっと読む

"...見どころは所々で起こる武士の決闘。敵を討つために作戦を立て、作戦を遂行していく。闘う場面もその場に居合わせたのかのような臨場感。読む手が止まらない。 武士である歳三が田舎の百姓侍から新選組副隊長になるが、歳三のスタイルは変わらない。..." もっと読む

"...何年前の本でも、良いものは良いのだな、と思いました。刀剣の魔性の魅力を表現する文章の美しさに、読んでいて鳥肌が立ちました。戦闘の臨場感も凄まじかったです。 ただ、分からない単語がいくつかあり、何度も辞書を引きましたが、現代辞書に乗っていないことがしばしばでした。..." もっと読む

6人のお客様が「内容」について述べています。6肯定的0否定的

お客様はこの作品について、名作に違いないと評価しています。原作がmuch more betterで、新選組は最高だと感じています。一方で、創作の部分や事実と違う部分があるという指摘もあります。

"何度か映像化されているが、それにたまに映像の方が 原作を上回ることもあるが 、今のところ、本作は原作がmuch more better." もっと読む

"普段本をあまり本を読まない人間です。 ふと、kindleで見掛けたので読んでみました。 何年前の本でも、良いものは良いのだな、と思いました。刀剣の魔性の魅力を表現する文章の美しさに、読んでいて鳥肌が立ちました。戦闘の臨場感も凄まじかったです。..." もっと読む

"...この作品をきっかけに幕末や新選組に興味を持って他にいろいろ読んでみようと思っている方へ。 「燃えよ剣」は名作に違いないですが、創作の部分もありますし、事実と違う部分もあります。 たとえば、おゆきさんと剣之助さんは実在しません。..." もっと読む

"やはり司馬遼太郎作品はどれも面白いが、新撰組に関する作品はどれも完成度が高いと思う。" もっと読む

4人のお客様が「臨場感」について述べています。4肯定的0否定的

お客様はこの作品について、臨場感あふれる戦いとの戦いを高く評価しています。武士の決闘や戦闘力において幕末最強の剣客集団であり、戦闘力においても現代人の感覚を逸脱していると考えています。

"司馬遼太郎『燃えよ剣』を再読。 新撰組・土方歳三は、強い組織を作り上げて、戦い上手。考え方も生き方も格好いいけど、良くも悪くも思想がない喧嘩屋として描かれてる。" もっと読む

"新選組土方歳三の物語。新選組結成や池田屋事件など歴史の一幕を歳三とともに駆け抜けていく。 見どころは所々で起こる武士の決闘。敵を討つために作戦を立て、作戦を遂行していく。闘う場面もその場に居合わせたのかのような臨場感。読む手が止まらない。..." もっと読む

"...何年前の本でも、良いものは良いのだな、と思いました。刀剣の魔性の魅力を表現する文章の美しさに、読んでいて鳥肌が立ちました。戦闘の臨場感も凄まじかったです。 ただ、分からない単語がいくつかあり、何度も辞書を引きましたが、現代辞書に乗っていないことがしばしばでした。..." もっと読む

"...新選組をテーマにした他作家の作品も、司馬遼太郎の影響を免れていないのが事実だろう。 新選組は戦闘力において幕末最強の剣客集団、その隊規も凄まじいものがあり、もはや現代人の感覚を遥かに逸脱している。事実上の新選組運営者の土方の信念とは理屈ではなく、「漢」の生き方であった。..." もっと読む

土方歳三の最後の地
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土方歳三の最後の地
東京で生まれ、京都で絶頂を迎え、縁もゆかりもない函館の地で尽きる。司馬遼太郎の歴史小説は本当に読みやすくて面白い。小説上の架空の人物や恋話などはあまり好きではないが小説の娯楽として、またその人物像を彩るものとして受け入れるようにしてます。土方歳三は何を背負って幕府側で最後まで戦っていたのか?また、彼の最後の地とは?それを見たく函館まで行ってきました。今も写真や綺麗な花が飾ってあり胸が熱くなりました。なんてことのない場所の一角にあることが儚くも思えます。終わりとはそんなものか…写真1枚目2枚目土方歳三の死後に降伏し生き残った榎本武揚や大鳥圭介に釈然としない気持ちもありました。しかし、函館に碧血碑というものがあると知り見に行きました。その石碑は、榎本武揚と大鳥圭介が箱館戦争で亡くなった旧幕府軍の為に建てたもので、東京から船で運び建てたものでした。写真3枚目は碧血碑裏土方歳三をはじめ多くの死をちゃんと背負っていたのですね。小説を読み、いろいろと現地を訪ねるきっかけになりました。
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2025年2月13日に日本でレビュー済み
    さすがの司馬遼太郎氏が
    魅力的な土方歳三さんを描けば
    こうなりますね

    泣きました

    架空の人物、雪さんとの恋
    「土方さん、日本や幕府なんてどうでもいいから、弱虫になって雪さんと逃げろよ」
    とかって思った
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年6月29日に日本でレビュー済み
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    何度読んでも面白い
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年5月25日に日本でレビュー済み
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    学生時代に読んだイメージが今でも色褪せない傑作
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年9月26日に日本でレビュー済み
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    司馬遼太郎作品の中でも良い意味で「筆が躍っている」。江戸、京都、それぞれのステージでの超えるべき壁として現れる七里研之助、芹沢鴨・・・。そして京都での日々…。最後の壁は大きな時代のうねりとの戦い。これは青春小説でもあり、歴史小説でもある。読むたびに新しい読み方ができる。もちろん創作があるのは百も承知(小説なので)。だが、膨大な資料の検証、現地での取材に裏打ちされた巨大な説得力の前にはもはや「創作なのか事実なのか」の区別は無意味、野暮というもの。
    正直に言えば、これを読んだ後はいつも自分の目つきが変わり、「さあて、これから何をしてやろうかな」と気持ちが滾る。20代、30代、40代、いつ読んでも滾りますよ。
    おすすめです。
    15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2021年10月23日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    武士にあこがれた多摩のお百姓さんが京に上って幕府の為に尊王攘夷派を切りまくるといった印象しか持っていなかったので、なんとなく読まずに来た。よく青春群像小説なんて形容されていたのも敬遠してきた理由なのだが、だいぶ違う気がする。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2023年8月29日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    高校生の頃に読み、そしてそろそろ還暦を迎えようかといういま読み返し、年甲斐もなく血が滾った。
    司馬作品は大半読んできたが、やはりこの 燃えよ剣 が最高傑作だと思う。
    9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2023年2月21日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    一つの典型的な男のあり方。司馬氏があとがきに以下のように述べていた。「男の典型を一つずつ書いてゆきたい。そういう動機で私は小説書きになったような気がする。」
    それを最も感じさせる男の生き様だった。50年前にテレビの連続ドラマで見ていたことがある。近藤勇、土方歳三、沖田総司が京都の街を歩いているところは、実に様になっていた。今この小説を読むと、京都の新撰組という独特の活動を作り上げた土方歳三という人物のあり方に感動を覚える。
    ただ、初期の司馬氏の小説に見られる剣豪小説の匂いは、若い筆が走ったものと思われる。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2024年10月25日に日本でレビュー済み
    「燃えよ剣」司馬遼太郎著
    「すべての偉大な国家の歴史の中には、社会を救うために自分を犠牲にした人々が大勢いる。進歩のためには犠牲が必要条件なのであろう。現在も昔と同様崇高な自己放棄を覚悟している人たちがいる。もし無防備な海岸都市の住民が砲弾や毒ガスで脅かされたならば、爆弾をかかえて飛行機もろとも侵入者に突進していくのをためらうような陸軍飛行隊員は一人としていないだろう。人は崇高な目的に励まされた時、広い地平線をのぞんだ時成長する。大きな冒険に対する情熱に心を燃やしている人にとって自分を犠牲にすることは、さして難しいことではない。」(「人間この未知なるもの」アレクシス・カレル著)
    フランスの医師アレクシス・カレル(Alexis Carrel, 1873年6月28日 - 1944年11月5日)の言葉ですが、「燃えよ剣」を読むと、思わず土方歳三の生き方も、西郷隆盛や木戸孝允の生き方も、要するに幕末から明治にかけて生きた幕臣や志士たちの生き方を総括すると人間の中に潜んでいた平和で平凡な日々が補償されている時には発揮できない、人がその人なりに崇高だと信じる目標を持った時に人生を思わぬ高みへと押し上げることを感じた。人には未知のとんでもない力があるのだが、平時にはその導火線に火が付くことはない。
    土方歳三の愛刀は、和泉守兼定(太刀)・堀川国広(脇差)。「刀とは工匠が人を斬る目的のためにのみ作ったものだ。刀の性分・目的というのは、単純明快なものだ。」「目的は単純であるべきである。思想は単純であるべきである。新選組は節義にのみ生きるべきである。」ほとんど刀を模範として歳三の人生観は組み立てられている。まさに、燃えよ剣だとようやく題名に納得がいきました。節義とは、節は一つの主義、信念を貫く事、義は人としての正しい道、正しいと信じたことを貫き通すこと、これが刀のような生き方となる。
    江戸の二流か三流の小さな流派の剣道の道場から出発した近藤勇の道場の門弟たちが、歳三に導かれていく。「あんた日本外史の愛読者だが、歴史というものは変転してゆく。その中で万世易らざるものは、その時代その時代に節義を守った男の名だ。新選組はこの際節義の集団ということにしたい。局中に節義を知らしめるのは、没節義漢を斬ることだ。その一事でみな鎮まる。」
    テレビで、八王子は東京かという番組を放送していた。八王子は東京に決まっていると思いますが、何と八王子に住む人は東京とは言わないで八王子に住むと答えると言う。江戸の近藤道場と八王子の剣道場で喧嘩をして土方歳三と七里研之助が切りあいをする。この頃の歳三の刀はまだ和泉守兼定ではない。京都へ攘夷のために仕官し採用された時に、和泉守兼定を捜しまわる。やっと見つけた兼定は、刀売りの主人がこの刀はあんたに会うために今まで待っていたのだ、ただでもいいよ、あげるよ、と言う。燃える剣との出会いだ。この出会いで刀に興味のない人にまで、名刀として歴史に名を残し語り継がれていく。歳三は七里研之助に何度も殺されかかる。その喧嘩は京都にまで持ち越されて、二条河原でようやく土方が勝つが助っ人に来た武士団の襲われて絶体絶命の危機に追い詰められる。そこに新選組の屯所から馬で駆け付けた沖田総司の応援でたちまち土方を追い詰めていた三人の剣豪を瞬時に切り倒してしまう。沖田の剣はいつも切り方が浅く、土方のように骨まで断ち切るような切り方をしない。生存した犯人の一人を介抱治療してやると、ここに伊東甲子太郎という
    同じ新選組の近藤勇の家庭教師のようになっている男の名が出てくる。
     ともかく、おもしろい、どうなっていくのだろうか。
    アレクシス・カレルの言葉の中に「もし無防備な海岸都市の住民が砲弾や毒ガスで脅かされたならば、爆弾をかかえて飛行機もろとも侵入者に突進していくのをためらうような陸軍飛行隊員は一人としていないだろう。」という一節があるのに、驚きました。当然、先の大戦で神風特攻隊の話が伝えられているからですが、あのような無茶な作戦を実行したのは、旧日本軍とパレスチナゲリラのジハード・聖戦位だと思っていたので、ラテン民族のフランス人がそんな野蛮なことを書いていることに、ラテンもやるのか?と改めて思った次第です。
     幕末の新選組は江戸で食いあぶれた浪士の群れが、徳川将軍家の護衛隊が出発点でした。近藤道場で言えば数人の食い逸れ集団です。多い時でも四五百人くらいの人数が歴史の名を残し、土方歳三に至っては、現在でも漫画「ゴールデンカムイ」に登場し、金塊を求めて北海道共和国の建国を目指して、老人にしては無茶苦茶に元気で大活躍をしている。これは、何なのでしょうか。新しい義経伝説の成立を思わせるマンガの世界が誕生いたしました。義経伝説も頼朝に追われた義経が大陸に渡り、チンギスカンとなり、故郷日本を目指して逆上陸を試みるという話になるのでしょうか。死んでも死なない英雄が生まれているのかなと思いました。
     江戸末期の討幕運動は、清国が欧米とりわけイギリスがアヘンにより中国人に人格崩壊を起こさせて支配していくという、恐怖の植民地政策の下アジアの人々に、その心の崩壊を起こさせて支配するという非道な白人至上主義に基づく、民族闘争の側面を持っていた気がいたします。だから、明治期には大アジア主義に基づき中華民国建国の初代総統孫文を支援する日本人組織が出来て、欧米に対抗をしようとしました。結局、歴史は白人に利用されてアジア人同士が同士討ちをさせられて、アジア人がアジア人を抹殺していくような戦争を引き起こしたのが、先の大戦における日本の中国侵略だったような気がいたします。
     日本という民族主義に目覚めたのが明治維新であり、大久保利通とか木戸孝允と言った人物の上司であり支援者であった殿様たち、とりわけ毛利の殿様は、徳川の次は毛利だという新選組レベルの発想で援助をし、討幕を命令をしていたので、彼の家臣たちが廃藩置県を決めた時、怒り狂ったと聞きかじっています。この民族主義の流れに新選組は発想が追い付けないまま、戦国時代の発想で生き続けようとしたので、この時代にあっては民族主義と帝国主義は最先端の指導理念でした。今は、ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナ、ブルマのミャンマーとロヒンジャ、中印国境紛争、全てが民族主義の潮流の勃興する中で紛争が起きています。
     新選組の近藤勇はどうもこの流れを感じていたらしい。でも、徳川の御家人になると言う、思わぬ餌に食いつき、土方は佐幕でも尊王でもどっちでもいいから、どっちに行くのか決めてくれ、と近藤に言う。すると、土方歳三とは天からの喧嘩好きで、喧嘩命で生きていけることが出来れば良いという人生観だったのかと受け取れます。
     徳川慶喜は上野寛永寺で謹慎して動かない。水戸史学の信奉者と言う。水戸史学は、南朝正閏論、結局今はない滅亡した南朝天皇を奉じているのだから北朝天皇に従うことはないと、何も知らない身では思うのですが、時勢の勢いは開国と民族主義しかないのでした。
     何故か、近藤勇は消えても、土方歳三は永遠かどうかは分かりませんが、伝説となって新しい物語を紡いでいくらしい。