もうかなり前に、この『花神』を買って読んだ。その頃のものとは表紙(イラスト)が全く違う…。
実はこの『花神』を買い直す少し前、ある漫画の登場人物(の絵)にもの凄く惹かれた。
その人物に少しでも近付きたいと思い、どうすればそれが出来るかと考えてみた時、
この作品の主人公である大村益次郎(と実在のある男性一人)が頭に浮かんだ。
彼ら二人に共通すると思われた事は、徹底的な「合理主義」・「現実主義(認識)」だった。
私自身、この二つは濃厚に持っているのだが、自分自身が女性であるという事から
「可愛げがない」様に思われ、敢えて「合理的」な側面を封じ続けてきた。
その「合理性」を前面に出してみよう、と思い立ち、実際、出来る限り行動に反映させている。
これまでの自分の「殻」を破っていたい! そう思った。
それしか、強く惹かれたある漫画の登場人物に近付く方法を思い付かなかったからなのだが。
徹底的に自分を「削ぎ落してみよう!」と思った。そして自分なりに実行してみている。
私は多分ここ何年も「暑い」だの「寒い」だの誰にも言っていない。
誰かに言われても「こんなものだよ」くらいの返事しかしていない。
言ったところでどうにもならないからだ。 ←だってそうだろう(苦笑)!?
その事を思い出し、この『花神』…つまり大村益次郎を選んだ。
この『花神』の上巻を行きつ戻りつしながら、とりあえず一通り読み終えた。
意外だったのは、益次郎は当然であるとして、桂小五郎と自分が思いの外「被る」事だった。
相手の心情をすぐさま察してしまう、他人を立てる事に何の躊躇もない、
どこを押せばどこが動くかが分かる、最たる点は「バランス感覚」…。
全て「良くも悪くも」が付くが!
現在の私の考え方・ものの見方は、小五郎より蔵六の方に近い。
ただ、人間とは「複雑」な生き物だと、蔵六・小五郎・自分を照らし合わせながら思う…。
私は、蔵六的な一面を確かに持ち、小五郎的な側面も濃厚に持っている。
でも彼ら二人にはないものも、間違いなく持っている…。
自分を見つめ直し、規定し直すつもりだったが、自分が(より)分からなくなってしまった。
暫く、この状態が続くのだろう…… (-_-;)
「人間は頓狂でなくちゃいけないよ」
二宮敬作のこの言葉には、笑いながら頷いた。私自身もちょっとイカレているところがある。
ただ、私の「頓狂」に気付いた人は非常に少ないのだ。気付く人はすぐに気付くのだが。
まぁ、生きにくい❝もの❞ではあるから(苦笑)。これからも全面に押し出す気は全くない!
蔵六の宇和島時代。
蒸気機関を作らされた嘉蔵とのやり取り、蔵六の嘉蔵への評価は大好きだ!
私が嘉蔵であったら、自分の資質を最大限に伸ばし、自分の状況を変える事を本気で考える。
私はそういう人間だ(笑)。不可能な事はしないが、可能性ありと判断すれば諦めない。
他に、強く惹かれ、考えさせられた事は「神韻」というものについて。
接していておのずと感ぜられる人格的魅力―――
私は吉田松陰も大好きなのだ。自分は「思想家」タイプの人間ではない(と思っている)が。
出会えば間違いなく大好きになるだろう(苦笑)。
「思想」自体は嫌いではないかも知れないが、思想に「熱狂」するのは断じて嫌だ。怖い。
『花神』の上巻のレビューはこのくらいか。
私自身の為の❝記録❞に過ぎないが。
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花神(上) (新潮文庫) 文庫 – 1976/9/1
司馬 遼太郎
(著)
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周防の村医から一転して官軍総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげた、日本近代兵制の創始者・大村益次郎の波瀾の生涯を描く。
長州藩周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者・大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。
動乱への胎動をはじめた時世に、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積み塾頭まで進んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。
【著者の言葉】
村田蔵六などという、どこをどうつかんでいいのか、たとえばときに人間のなま臭さも掻き消え、観念だけの存在になってぎょろぎょろ目だけが光っているという人物をどう書けばよいのか、執筆中、ときどき途方に暮れたこともあった。
「いったい、村田蔵六というのは人間なのか」
と、考えこんだこともある。
しかしひらきなおって考えれば、ある仕事にとりつかれた人間というのは、ナマ身の哀歓など結果からみれば無きにひとしく、つまり自分自身を機能化して自分がどこかへ失せ、その死後痕跡としてやっと残るのは仕事ばかりということが多い。(下巻「あとがき」)
【目次】
浪華の塾
別の話
鋳銭司村
宇和島へ
城下
オランダ紋章
江戸鳩居堂
運命
麻布屋敷
山河
司馬遼太郎(1923-1996)
大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観"とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。
長州藩周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者・大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。
動乱への胎動をはじめた時世に、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積み塾頭まで進んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。
【著者の言葉】
村田蔵六などという、どこをどうつかんでいいのか、たとえばときに人間のなま臭さも掻き消え、観念だけの存在になってぎょろぎょろ目だけが光っているという人物をどう書けばよいのか、執筆中、ときどき途方に暮れたこともあった。
「いったい、村田蔵六というのは人間なのか」
と、考えこんだこともある。
しかしひらきなおって考えれば、ある仕事にとりつかれた人間というのは、ナマ身の哀歓など結果からみれば無きにひとしく、つまり自分自身を機能化して自分がどこかへ失せ、その死後痕跡としてやっと残るのは仕事ばかりということが多い。(下巻「あとがき」)
【目次】
浪華の塾
別の話
鋳銭司村
宇和島へ
城下
オランダ紋章
江戸鳩居堂
運命
麻布屋敷
山河
司馬遼太郎(1923-1996)
大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観"とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1976/9/1
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101152179
- ISBN-13978-4101152172
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1976/9/1)
- 発売日 : 1976/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4101152179
- ISBN-13 : 978-4101152172
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 52,698位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー
5 星
自分を改めて見つめ直そうと思い、(また)読み返している。
もうかなり前に、この『花神』を買って読んだ。その頃のものとは表紙(イラスト)が全く違う…。実はこの『花神』を買い直す少し前、ある漫画の登場人物(の絵)にもの凄く惹かれた。その人物に少しでも近付きたいと思い、どうすればそれが出来るかと考えてみた時、この作品の主人公である大村益次郎(と実在のある男性一人)が頭に浮かんだ。彼ら二人に共通すると思われた事は、徹底的な「合理主義」・「現実主義(認識)」だった。私自身、この二つは濃厚に持っているのだが、自分自身が女性であるという事から「可愛げがない」様に思われ、敢えて「合理的」な側面を封じ続けてきた。その「合理性」を前面に出してみよう、と思い立ち、実際、出来る限り行動に反映させている。これまでの自分の「殻」を破っていたい! そう思った。それしか、強く惹かれたある漫画の登場人物に近付く方法を思い付かなかったからなのだが。徹底的に自分を「削ぎ落してみよう!」と思った。そして自分なりに実行してみている。私は多分ここ何年も「暑い」だの「寒い」だの誰にも言っていない。誰かに言われても「こんなものだよ」くらいの返事しかしていない。言ったところでどうにもならないからだ。 ←だってそうだろう(苦笑)!?その事を思い出し、この『花神』…つまり大村益次郎を選んだ。この『花神』の上巻を行きつ戻りつしながら、とりあえず一通り読み終えた。意外だったのは、益次郎は当然であるとして、桂小五郎と自分が思いの外「被る」事だった。相手の心情をすぐさま察してしまう、他人を立てる事に何の躊躇もない、どこを押せばどこが動くかが分かる、最たる点は「バランス感覚」…。全て「良くも悪くも」が付くが!現在の私の考え方・ものの見方は、小五郎より蔵六の方に近い。ただ、人間とは「複雑」な生き物だと、蔵六・小五郎・自分を照らし合わせながら思う…。私は、蔵六的な一面を確かに持ち、小五郎的な側面も濃厚に持っている。でも彼ら二人にはないものも、間違いなく持っている…。自分を見つめ直し、規定し直すつもりだったが、自分が(より)分からなくなってしまった。暫く、この状態が続くのだろう…… (-_-;)「人間は頓狂でなくちゃいけないよ」二宮敬作のこの言葉には、笑いながら頷いた。私自身もちょっとイカレているところがある。ただ、私の「頓狂」に気付いた人は非常に少ないのだ。気付く人はすぐに気付くのだが。まぁ、生きにくい❝もの❞ではあるから(苦笑)。これからも全面に押し出す気は全くない!蔵六の宇和島時代。蒸気機関を作らされた嘉蔵とのやり取り、蔵六の嘉蔵への評価は大好きだ!私が嘉蔵であったら、自分の資質を最大限に伸ばし、自分の状況を変える事を本気で考える。私はそういう人間だ(笑)。不可能な事はしないが、可能性ありと判断すれば諦めない。他に、強く惹かれ、考えさせられた事は「神韻」というものについて。接していておのずと感ぜられる人格的魅力―――私は吉田松陰も大好きなのだ。自分は「思想家」タイプの人間ではない(と思っている)が。出会えば間違いなく大好きになるだろう(苦笑)。「思想」自体は嫌いではないかも知れないが、思想に「熱狂」するのは断じて嫌だ。怖い。『花神』の上巻のレビューはこのくらいか。私自身の為の❝記録❞に過ぎないが。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もうかなり前に、この『花神』を買って読んだ。その頃のものとは表紙(イラスト)が全く違う…。
実はこの『花神』を買い直す少し前、ある漫画の登場人物(の絵)にもの凄く惹かれた。
その人物に少しでも近付きたいと思い、どうすればそれが出来るかと考えてみた時、
この作品の主人公である大村益次郎(と実在のある男性一人)が頭に浮かんだ。
彼ら二人に共通すると思われた事は、徹底的な「合理主義」・「現実主義(認識)」だった。
私自身、この二つは濃厚に持っているのだが、自分自身が女性であるという事から
「可愛げがない」様に思われ、敢えて「合理的」な側面を封じ続けてきた。
その「合理性」を前面に出してみよう、と思い立ち、実際、出来る限り行動に反映させている。
これまでの自分の「殻」を破っていたい! そう思った。
それしか、強く惹かれたある漫画の登場人物に近付く方法を思い付かなかったからなのだが。
徹底的に自分を「削ぎ落してみよう!」と思った。そして自分なりに実行してみている。
私は多分ここ何年も「暑い」だの「寒い」だの誰にも言っていない。
誰かに言われても「こんなものだよ」くらいの返事しかしていない。
言ったところでどうにもならないからだ。 ←だってそうだろう(苦笑)!?
その事を思い出し、この『花神』…つまり大村益次郎を選んだ。
この『花神』の上巻を行きつ戻りつしながら、とりあえず一通り読み終えた。
意外だったのは、益次郎は当然であるとして、桂小五郎と自分が思いの外「被る」事だった。
相手の心情をすぐさま察してしまう、他人を立てる事に何の躊躇もない、
どこを押せばどこが動くかが分かる、最たる点は「バランス感覚」…。
全て「良くも悪くも」が付くが!
現在の私の考え方・ものの見方は、小五郎より蔵六の方に近い。
ただ、人間とは「複雑」な生き物だと、蔵六・小五郎・自分を照らし合わせながら思う…。
私は、蔵六的な一面を確かに持ち、小五郎的な側面も濃厚に持っている。
でも彼ら二人にはないものも、間違いなく持っている…。
自分を見つめ直し、規定し直すつもりだったが、自分が(より)分からなくなってしまった。
暫く、この状態が続くのだろう…… (-_-;)
「人間は頓狂でなくちゃいけないよ」
二宮敬作のこの言葉には、笑いながら頷いた。私自身もちょっとイカレているところがある。
ただ、私の「頓狂」に気付いた人は非常に少ないのだ。気付く人はすぐに気付くのだが。
まぁ、生きにくい❝もの❞ではあるから(苦笑)。これからも全面に押し出す気は全くない!
蔵六の宇和島時代。
蒸気機関を作らされた嘉蔵とのやり取り、蔵六の嘉蔵への評価は大好きだ!
私が嘉蔵であったら、自分の資質を最大限に伸ばし、自分の状況を変える事を本気で考える。
私はそういう人間だ(笑)。不可能な事はしないが、可能性ありと判断すれば諦めない。
他に、強く惹かれ、考えさせられた事は「神韻」というものについて。
接していておのずと感ぜられる人格的魅力―――
私は吉田松陰も大好きなのだ。自分は「思想家」タイプの人間ではない(と思っている)が。
出会えば間違いなく大好きになるだろう(苦笑)。
「思想」自体は嫌いではないかも知れないが、思想に「熱狂」するのは断じて嫌だ。怖い。
『花神』の上巻のレビューはこのくらいか。
私自身の為の❝記録❞に過ぎないが。
実はこの『花神』を買い直す少し前、ある漫画の登場人物(の絵)にもの凄く惹かれた。
その人物に少しでも近付きたいと思い、どうすればそれが出来るかと考えてみた時、
この作品の主人公である大村益次郎(と実在のある男性一人)が頭に浮かんだ。
彼ら二人に共通すると思われた事は、徹底的な「合理主義」・「現実主義(認識)」だった。
私自身、この二つは濃厚に持っているのだが、自分自身が女性であるという事から
「可愛げがない」様に思われ、敢えて「合理的」な側面を封じ続けてきた。
その「合理性」を前面に出してみよう、と思い立ち、実際、出来る限り行動に反映させている。
これまでの自分の「殻」を破っていたい! そう思った。
それしか、強く惹かれたある漫画の登場人物に近付く方法を思い付かなかったからなのだが。
徹底的に自分を「削ぎ落してみよう!」と思った。そして自分なりに実行してみている。
私は多分ここ何年も「暑い」だの「寒い」だの誰にも言っていない。
誰かに言われても「こんなものだよ」くらいの返事しかしていない。
言ったところでどうにもならないからだ。 ←だってそうだろう(苦笑)!?
その事を思い出し、この『花神』…つまり大村益次郎を選んだ。
この『花神』の上巻を行きつ戻りつしながら、とりあえず一通り読み終えた。
意外だったのは、益次郎は当然であるとして、桂小五郎と自分が思いの外「被る」事だった。
相手の心情をすぐさま察してしまう、他人を立てる事に何の躊躇もない、
どこを押せばどこが動くかが分かる、最たる点は「バランス感覚」…。
全て「良くも悪くも」が付くが!
現在の私の考え方・ものの見方は、小五郎より蔵六の方に近い。
ただ、人間とは「複雑」な生き物だと、蔵六・小五郎・自分を照らし合わせながら思う…。
私は、蔵六的な一面を確かに持ち、小五郎的な側面も濃厚に持っている。
でも彼ら二人にはないものも、間違いなく持っている…。
自分を見つめ直し、規定し直すつもりだったが、自分が(より)分からなくなってしまった。
暫く、この状態が続くのだろう…… (-_-;)
「人間は頓狂でなくちゃいけないよ」
二宮敬作のこの言葉には、笑いながら頷いた。私自身もちょっとイカレているところがある。
ただ、私の「頓狂」に気付いた人は非常に少ないのだ。気付く人はすぐに気付くのだが。
まぁ、生きにくい❝もの❞ではあるから(苦笑)。これからも全面に押し出す気は全くない!
蔵六の宇和島時代。
蒸気機関を作らされた嘉蔵とのやり取り、蔵六の嘉蔵への評価は大好きだ!
私が嘉蔵であったら、自分の資質を最大限に伸ばし、自分の状況を変える事を本気で考える。
私はそういう人間だ(笑)。不可能な事はしないが、可能性ありと判断すれば諦めない。
他に、強く惹かれ、考えさせられた事は「神韻」というものについて。
接していておのずと感ぜられる人格的魅力―――
私は吉田松陰も大好きなのだ。自分は「思想家」タイプの人間ではない(と思っている)が。
出会えば間違いなく大好きになるだろう(苦笑)。
「思想」自体は嫌いではないかも知れないが、思想に「熱狂」するのは断じて嫌だ。怖い。
『花神』の上巻のレビューはこのくらいか。
私自身の為の❝記録❞に過ぎないが。
このレビューの画像
2021年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医学から兵書翻訳、そして官軍総司令官へ。技術者でナショナリスト、単純明瞭に生きた村田蔵六(大村益次郎)の物語。
『世に棲む日日』や『竜馬がゆく』とは違った目線で幕末がよくわかる。シーボルトなど医者や、桂小五郎、西郷隆盛などの話も多め。
『大革命というものは、まず最初に思想家があらわれて非業の死をとげる。日本では吉田松陰のようなものであろう。ついで戦略家の時代に入る。日本では高杉晋作、西郷隆盛のような存在でこれまた天寿をまっとうしない。三番目に登場するのが、技術者である』
『技術は技術として孤立したものではなく、技術を成立させているその背景や土壌つまりヨーロッパ人の思想、思考法、社会と生活の習慣ぐるみのものとして存在しているはずなのに、日本のばあいは技術のみをむりやりにひきはがしてとり入れようとし、人間までがオランダ人にはならない』
『戦国や幕末という、この煮えたぎった時代には、人の心も尋常ではない。感情の振幅が、時代のゆれうごきの振動に比例して大きいということを、後世のわれわれは知らねばならない』
『蔵六は西郷が経た幕末とはほとんど無縁で、維新期に突如出現した。蔵六がなすべきことは、幕末に貯蔵された革命のエネルギーを、軍事的手段でもっと全日本に普及するしごとであり、もし維新というものが正義であるとすれば、(蔵六はそうおもっていた)津々浦々の枯木にその花を咲かせてまわる役目であった。中国では花咲爺のことを花神という。蔵六は花神のしごとを背負った』
『世に棲む日日』や『竜馬がゆく』とは違った目線で幕末がよくわかる。シーボルトなど医者や、桂小五郎、西郷隆盛などの話も多め。
『大革命というものは、まず最初に思想家があらわれて非業の死をとげる。日本では吉田松陰のようなものであろう。ついで戦略家の時代に入る。日本では高杉晋作、西郷隆盛のような存在でこれまた天寿をまっとうしない。三番目に登場するのが、技術者である』
『技術は技術として孤立したものではなく、技術を成立させているその背景や土壌つまりヨーロッパ人の思想、思考法、社会と生活の習慣ぐるみのものとして存在しているはずなのに、日本のばあいは技術のみをむりやりにひきはがしてとり入れようとし、人間までがオランダ人にはならない』
『戦国や幕末という、この煮えたぎった時代には、人の心も尋常ではない。感情の振幅が、時代のゆれうごきの振動に比例して大きいということを、後世のわれわれは知らねばならない』
『蔵六は西郷が経た幕末とはほとんど無縁で、維新期に突如出現した。蔵六がなすべきことは、幕末に貯蔵された革命のエネルギーを、軍事的手段でもっと全日本に普及するしごとであり、もし維新というものが正義であるとすれば、(蔵六はそうおもっていた)津々浦々の枯木にその花を咲かせてまわる役目であった。中国では花咲爺のことを花神という。蔵六は花神のしごとを背負った』
2024年5月15日に日本でレビュー済み
村田蔵六が極めた医学のための蘭学が、ペリー来航で西洋軍事技術の理解に使えることがわかり、時代のニーズによって進むはずだった医学の道から外れていく。
筆者も書いているが村田蔵六は技術者であり思想家ではなかったが、その道を究めた人の常として自分が翻訳し、解釈した技術が本当に正しかったのか証明したかったであろう。そのこだわりと出身の長州への祖国愛がMIXした人物像を読み解いていくうちに、他の司馬遼太郎作品と同じように自分が日本人であることの誇りを感じさせてくれる。こんな日本人たちがいたから今の日本があるのだ、彼らに恥じないように自分も日本人であることに誇りをもって生きていきたいとさえ思う。そんな作品です。
筆者も書いているが村田蔵六は技術者であり思想家ではなかったが、その道を究めた人の常として自分が翻訳し、解釈した技術が本当に正しかったのか証明したかったであろう。そのこだわりと出身の長州への祖国愛がMIXした人物像を読み解いていくうちに、他の司馬遼太郎作品と同じように自分が日本人であることの誇りを感じさせてくれる。こんな日本人たちがいたから今の日本があるのだ、彼らに恥じないように自分も日本人であることに誇りをもって生きていきたいとさえ思う。そんな作品です。
2018年1月5日に日本でレビュー済み
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読んで面白かった本『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』の著者、磯田道史さんがイチオシしていた本だったので購入した。
正直、ドラマチックとは言い難い史実が多く書かれていて、退屈する場面も個人的には多かった。
しかし、天才軍師「大村益次郎」の、「形式にとらわれず、事実から考える」姿勢は自分も取り入れたいと感じた。
また、大村益次郎が死の危険を察知できなかったのは、仲間とともに歩む姿勢があまりに足りなかったからだと思う。
自分は欠点を時に指摘し、時に補ってくれる仲間を大切にしようと感じた。
とはいえ、史実を楽しく読み進められる歴史好きの読者には、最適な一冊である。
正直、ドラマチックとは言い難い史実が多く書かれていて、退屈する場面も個人的には多かった。
しかし、天才軍師「大村益次郎」の、「形式にとらわれず、事実から考える」姿勢は自分も取り入れたいと感じた。
また、大村益次郎が死の危険を察知できなかったのは、仲間とともに歩む姿勢があまりに足りなかったからだと思う。
自分は欠点を時に指摘し、時に補ってくれる仲間を大切にしようと感じた。
とはいえ、史実を楽しく読み進められる歴史好きの読者には、最適な一冊である。
2023年9月30日に日本でレビュー済み
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とてもきれいな状態で到着しました。ありがとうございました。
2018年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
稀代の合理的精神の持ち主、村田蔵六(大村益次郎)の生涯。
上巻は彼の青年期にあたる部分である。大阪の適塾に入門し、頭角を表して幕府の高官になるまでを描いている。
ちなみに蔵六とは亀のことであることを初めて知った。
おそらく彼にとって名前などどうでもよかったのであろう。
宇和島に行ってみたくなること間違いなし。
上巻は彼の青年期にあたる部分である。大阪の適塾に入門し、頭角を表して幕府の高官になるまでを描いている。
ちなみに蔵六とは亀のことであることを初めて知った。
おそらく彼にとって名前などどうでもよかったのであろう。
宇和島に行ってみたくなること間違いなし。
2016年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大村益次郎=村田蔵六(1824-1869)。一介の村医者から戊辰戦争で長州藩兵を
指揮し、やがて日本陸軍の実質的創始者となる大村の数奇な一生の物語。
この本の実際の主人公は江戸末期の「新技術」(テクノロジー)といっても
よい。大村が蘭書だけから独力で(職人・嘉蔵とともに)蒸気船の雛形を作り
あげたときの描写。
・・思いあわせてみると、蔵六は草深い村にそだち、百姓身分からあがって、
いまは宇和島候の背後に侍立ちできる身分にまでなった。かれをここに
いたらしめたのは、たったひとつ、技術であった。この重苦しい封建
身分制を突破できるのは「技術」だけであり、それは孫悟空の如意棒
にも似ていた。・・
「新技術」(テクノロジー)を制する者は権力や政治力を得て世にでることが
できる。古くは古代の蘇我氏。鉄生産、大規模水田の技術を得た。信長は鉄砲を
最大限に利用して天下布武をおしすすめた。大村は蘭学を通じて西洋医学、科学、
兵学を学ぶ。これらの新技術はすべて海を渡って日本に来たものである。
この第1巻は、大村=村田蔵六が、山口県にうまれ、緒方洪庵の適塾の塾頭と
なり、(国元で一時はやらない開業医をやるも)やがてヘッドハンティングされて、
宇和島藩、幕府講武所教授、私塾「鳩居堂」の開設を経て、長州藩の藩士になる
ところまでをカバーする。
見どころは、シーボルトの娘イネとの交情、攘夷論を巡っての福沢諭吉との
やりとりである。
指揮し、やがて日本陸軍の実質的創始者となる大村の数奇な一生の物語。
この本の実際の主人公は江戸末期の「新技術」(テクノロジー)といっても
よい。大村が蘭書だけから独力で(職人・嘉蔵とともに)蒸気船の雛形を作り
あげたときの描写。
・・思いあわせてみると、蔵六は草深い村にそだち、百姓身分からあがって、
いまは宇和島候の背後に侍立ちできる身分にまでなった。かれをここに
いたらしめたのは、たったひとつ、技術であった。この重苦しい封建
身分制を突破できるのは「技術」だけであり、それは孫悟空の如意棒
にも似ていた。・・
「新技術」(テクノロジー)を制する者は権力や政治力を得て世にでることが
できる。古くは古代の蘇我氏。鉄生産、大規模水田の技術を得た。信長は鉄砲を
最大限に利用して天下布武をおしすすめた。大村は蘭学を通じて西洋医学、科学、
兵学を学ぶ。これらの新技術はすべて海を渡って日本に来たものである。
この第1巻は、大村=村田蔵六が、山口県にうまれ、緒方洪庵の適塾の塾頭と
なり、(国元で一時はやらない開業医をやるも)やがてヘッドハンティングされて、
宇和島藩、幕府講武所教授、私塾「鳩居堂」の開設を経て、長州藩の藩士になる
ところまでをカバーする。
見どころは、シーボルトの娘イネとの交情、攘夷論を巡っての福沢諭吉との
やりとりである。