プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥880¥880 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥44¥44 税込
配送料 ¥240 6月14日-16日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
項羽と劉邦(下) (新潮文庫) 文庫 – 1984/9/27
購入オプションとあわせ買い
天下を制する“人望"とは何かを、史上最高の典型によってきわめつくした歴史大作。
楚漢の天下争いは勝負がつかない。圧倒的な項羽軍の前に、穀倉のある山にのぼってこれと対峙する劉邦軍。やがて和議成って故郷に帰る項羽軍を劉邦は追撃し垓下に囲む。ある夜、包囲軍の中から楚の国の歌が湧き上がるのを聞いた項羽は、楚人はことごとく漢に降伏したかと嘆き、天が我を滅ぼしたことを知る。
あらゆる人物の典型を描出しながら、絢爛たる史記の世界を甦らせた歴史大作。
【目次】
背水の陣
斉の七十余城
半ば渡る
虞姫
弁士往来
平国侯の逐電
漢王百敗
烏江のほとり
あとがき
解説:谷沢永一
司馬遼太郎(1923-1996)
大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観"とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。
- 本の長さ362ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1984/9/27
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101152330
- ISBN-13978-4101152332
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
出版社より
梟の城 | 人斬り以蔵 | 果心居士の幻術 | 馬上少年過ぐ | 歴史と視点 | アメリカ素描 | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
440
|
5つ星のうち4.0
62
|
5つ星のうち3.8
59
|
5つ星のうち3.9
196
|
5つ星のうち4.1
107
|
5つ星のうち4.2
74
|
価格 | ¥1,155¥1,155 | ¥880¥880 | ¥649¥649 | ¥880¥880 | ¥605¥605 | ¥990¥990 |
【新潮文庫】司馬遼太郎 作品 | 信長、秀吉……権力者たちの陰で、凄絶な死闘を展開する二人の忍者の生きざまを通して、かげろうの如き彼らの実像を活写した長編。〈直木賞受賞〉 | 幕末の混乱の中で、劣等感から命ぜられるままに人を斬る男の激情と苦悩を描く表題作ほか変革期に生きた人間像に焦点をあてた 8 編。 | 戦国時代の武将たちに利用され、やがて殺されていった忍者たちを描く表題作など、歴史に埋もれた興味深い人物や事件を発掘する。 | 戦国の争乱期に遅れた伊達政宗の生涯を描く表題作。坂本竜馬ひきいる海援隊員の、英国水兵殺害に材をとる「慶応長崎事件」など 7 編。 | 歴史小説に新時代を画した司馬文学の発想の源泉と積年のテーマ、”権力とは””日本人とは”に迫る、独自な発想と自在な思索の軌跡。 | 初めてこの地を旅した著者が、「文明」と「文化」を見分ける独自の透徹した視点から、人類史上稀有な人工国家の全体像に肉迫する。 |
草原の記 | 司馬遼太郎が考えたこと 1~15 | 国盗り物語〔一〕~〔四〕 | 燃えよ剣〔上・下〕 | 新史 太閤記〔上・下〕 | 花神〔上・中・下〕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
164
|
5つ星のうち3.8
24
|
5つ星のうち4.4
600
|
5つ星のうち4.4
1,240
|
5つ星のうち4.4
363
|
5つ星のうち4.3
396
|
価格 | ¥649¥649 | ¥990¥990 | ¥990¥990 | ¥1,045¥1,045 | ¥990¥990 | ¥880¥880 |
一人のモンゴル女性がたどった苛烈な体験をとおし、 20 世紀の激動と、その中で変わらぬ営みを続ける遊牧の民の歴史を語り尽くす。 | 40年以上の創作活動のかたわら書き残したエッセイの集大成シリーズ。第 1 巻は新聞記者時代から直木賞受賞前後までの 89 篇を収録。 | 貧しい油売りから美濃国主になった斎藤道三、天才的な知略で天下統一を計った織田信長。新時代を拓く先鋒となった英雄たちの生涯。 | 組織作りの異才によって、新選組を最強の集団へ作りあげてゆく”バラガキのトシ”──剣に生き剣に死んだ新選組副長土方歳三の生涯。 | 日本史上、最もたくみに人の心を捉えた”人蕩し”の天才、豊臣秀吉の生涯を、冷徹な史眼と新鮮な感覚で描く最も現代的な太閤記。 | 周防の村医から一転して官軍総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげた、日本近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く |
城塞〔上・中・下〕 | 関ケ原〔上・中・下〕 | 風神の門〔上・下〕 | 覇王の家〔上・下〕 | 峠〔上・中・下〕 | |
---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.3
318
|
5つ星のうち4.3
721
|
5つ星のうち4.1
131
|
5つ星のうち4.3
651
|
5つ星のうち4.3
651
|
価格 | ¥1,100¥1,100 | ¥935¥935 | ¥935¥935 | ¥935¥935 | ¥935¥935 |
秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。 | 古今最大の戦闘となった天下分け目の決戦の過程を描いて、家康・三成の権謀の渦中で命運を賭した戦国諸雄の人間像を浮彫りにする。 | 猿飛佐助の影となって徳川に立向った忍者霧隠才蔵と真田十勇士たち。屈曲した情熱を秘めた忍者たちの人間味あふれる波瀾の生涯。 | 徳川三百年の礎を、隷属忍従と徹底した模倣のうちに築きあげていった徳川家康。俗説の裏に隠された”タヌキおやじ”の実像を探る。 | 幕末の激動期に、封建制の崩壊を見通しながら、武士道に生きるため、越後長岡藩をひきいて官軍と戦った河井継之助の壮烈な生涯。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1984/9/27)
- 発売日 : 1984/9/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 362ページ
- ISBN-10 : 4101152330
- ISBN-13 : 978-4101152332
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,120位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
しかし項羽にとっての「四面楚歌」の意味は、自身が生涯をかけて拠り所とし、尽くしてきた「楚」の国と民とが、敵側について自分が滅びるのを望んでいる、という項羽自身の存在意義が完全否定された事にあります。
実際、韓信の様に、項羽に命がけで仕えたにも拘らず、ふるいにかけられて蔑ろにされた楚人は少なくなかったでしょう。
そういった楚人たちが、項羽に不支持を突き付けたのは、ごく自然な事です。
韓信は項羽軍から離れて後、その類い稀な才能によって圧倒的な勢力を築くことになります。
韓信の勢力を恐れた項羽は、同盟交渉の使者を送りますが、韓信は即座に同盟を拒絶しました。
いつもは温厚な韓信がこの時、珍しく感情を激したシーンが描かれています。
かつて項羽に用いられなかった事を、如何に根深く憤っているか、この時のやり取りでもよく分かるのです。
立場や能力に個人差はあれど、言わば幾千人・幾万人もの「韓信」たる楚人たち、或いは楚以外の人たちが、項羽に激しい憤りを抱いたまま、反項羽の立場に至ったと思われます。
そして彼らの力によって、覇王項羽の天下は覆されたのです。
著者の記述は曖昧ですが、彼らが中心になって、兵の配置とは別個に「四面楚歌」のシチュエーションを作り出したとしても、不思議ではありません。
いずれにせよ楚と漢の争いにおいて、韓信の存在は極めて象徴的だと思います。
しかしながら、その過程において、劉邦は連戦連敗、弱音を吐きながら逃げ続ける。
最終的に勝利したのは、劉邦が食糧庫と兵員を確保し続けたからという分析はできるが、項羽もやはり軍人としてリーダーとして傑出した人物であり、それは結果論に過ぎないのかもしれない。
司馬遼太郎の筆は劉邦の何とも形容しがたい魅力を淡々と描くとともに、項羽の鮮烈な生き様も実況中継のように生々しく語る。
項羽の愛した虞美人のエピソードは美しく哀しい。
後書きも、作品の俯瞰的な見方、振り返り方をしており、本文の一部としてきっちり読むことをお勧めします。
読後にウイキペディアの「項羽と劉邦」項目を見ると、本作におけるさまざまな人物の概要がよくまとまっており、上巻中巻も含めた総括もしやすくなります。
今回は、自分が、いま中国に住んでいる中で、改めて読んでみたいと感じて読んだのです。
たくさんの地名、地域の特徴の記述を楽しみ、これは地図を見ながら、もう一度おさらいしてみようと思っています。
そして、当然ながら、その舞台で活躍するたくさんの登場人物たち。その人達の生き様がなんと言っても最高に楽しかった。
しばらく、その後味を楽しむことになると思います。
司馬遼太郎氏の文才はいまさらだけど素晴らしい。この3巻の中でも何度も唸った。一つの例にすぎないけど、真冬の戦場に昇る太陽を義眼に例えるあたりなど素晴らしい感性だと。中巻は特に筆がのるって事か、ユーモアもたっぷりあって声を出して笑った箇所が何か所もあった。
登場人物は多いが結局は項羽と劉邦という全く異質の二人のカリスマの人間性と生き方が激突する物語だと感じた。強く激しい項羽が故郷の兵に背かれ四面楚歌の中で絶望する最終章があまりに哀しい。
司馬遼太郎氏の古代中国の話をもっと読みたかったなぁ。一読の価値ありです。
話のウエイトが、だんだんと韓信にいっている気がします。韓信と項羽が、下巻の見所になるのかな。
韓信は、劉邦の別働軍として、斉とかを占領。「王」となり、ほとんど独立国っぽい様相を呈してきて、
項羽は、韓信と組んで劉邦を倒すことを目論んだりするんですね。
でも、韓信は劉邦に対する義理があるから、と断る。
ここいらへんのやりとりが、とても面白いんですよね。
項羽としたら、かつては自分の部下だった韓信なんだから、と、武渉という人間を派遣して、「一緒にやって、劉邦をぶっ殺すべ」と言ってくるんですがね。
そうしたら、韓信は、「でも、項羽って、俺を用いてくんなかったしぃ!」とか言い出して、武渉は「いま伺ったことは、水に流してもらって」とか言うのですが、
「流せないのだ。忘れることができても、流すことはできない。過去というものが積みかさなってこんにちの韓信というものがある。流せということは韓信そのものを流せということだ」(159頁)
と、韓信はガツンと言ったるのですよ。
いやぁ、これ、いいね、いいね。
俺もよく、「まあ、水に流して」とか言われたりするんですよね。
俺なんか、すごく誠実に生きてるじゃないですか。ですけど、周りが理不尽だったりするもんですから、トラブルが絶えないのですよ。
それで、「まあまあ、水に流してさ」とか言われるんですが、その時に、このセリフを言ったろうか、と。
後半は、負ける項羽の姿が圧巻でしたねえ。
これまで劉邦はさんざんぱら負けまくってて、劉邦自身も「俺、負けっから」というダメ男ぶりで、
もう、「ダメキング」なんですけど、それが、最後にたった一回勝てばすべてオールオッケーなわけですからね。
項羽も、プライド高いのだけど、負けることが理解できなかったりして、そこいらへんが、なかなか面白いです。
あと、虞姫と項羽がねー。
いやぁ、とりあえず、おセクス!おセクス!ですよねー。
俺が項羽だったら、一日八回はやったりますよ。
そういう、項羽と虞姫の姿は、以下のように描かれます。
さらにこのことは、馬を愛し、女を愛することにもつながった。
その愛し方ははげしすぎるというよりも、自己の延長もしくは自己そのものとして愛しているようでもあった。
項羽はつねに虞姫をつれていた。
かつて斉への行軍中にひろったこの頸のほそい女を項羽は片時も離さず、夜ははげしく幸した。
項羽には虞姫がその閨に入る以前に何人かの女がいたが、みな水気をうしない、骨の髄液が涸れるようにして病み、閨を去った。さらにはたれも項羽のために子を宿した者もいない。
この点、虞姫は華奢であったが、朝になると、ふしぎによみがえった。濃いまつげにおおわれたその瞳はうるおいと光をうしなうことがなかったし、霧をふくんだ練絹のような肌は項羽のはげしさにつねに耐えた。(259~260㌻)
いやぁ、司馬さんのむっつりスケベぶりがいいですねー。
「夜ははげしく幸(こう)した」ですからね。
それにしても、項羽の精力絶倫ぶり、すげーなー。
虞姫以外の女たちが、「みな水気をうしない、骨の髄液が涸れるようにして病み」って、どんなおセクスしてんすか。
一日五〇回くらいやってんすかね?
どういうプレイなんだろうなぁ。女が病んじゃうようなおセクスっすからねぇ……。想像もつきませんわ。
とりあえず、最後は、項羽が討ち取られたけど、みんな遺体を奪い合って、人間の欲望についてを考えさせられた、とフィニッシュでしたね。
なかなか面白く読みました。
著者はしばしば先回りして登場人物の運命を書いてしまう。まだ漢楚が戦っているのに、その後の韓信の最期を書いたのは残念。項羽の死で筆を置きたかったのだとは思うが。
有名な戦乱期だが、わずか7年ほどということに驚く。