忍者集団としては、伊賀者と甲賀者が有名。その他にも信玄とか早雲が使ったラッパが居るけれどもネ。
で、幸村が居るからこの二人は秀頼方で動いた。遼太郎氏としては、幸村を美しく描きすぎじゃないかナ。
佐助も才蔵も大阪方に付いた背景の真実は何か。なーんちゃって。やっぱり、金か。自民党だ。
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風神の門(下) (新潮文庫) 文庫 – 1987/12/29
司馬 遼太郎
(著)
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猿飛佐助の影となって徳川に立向った忍者・霧隠才蔵と真田十勇士たち。
屈曲した情熱を秘めた忍者たちの人間味あふれる波瀾の生涯。
大坂冬の陣に西上してくる徳川家康の首をねらうため、雲隠才蔵らは駿府城下に潜入し、徳川の忍者、風魔獅子王院たちと血闘をくりひろげる。そして、駿府城内にしのび込んだ才蔵は、家康の寝所の天井裏に立つのだが……。人間性を抹殺された忍者たちの中で、いかなる組織にも属さず、ただひとり人間らしく生きようとした才蔵の悲哀を通して、〝忍び〟の世界を現代の眼で捉えた長編小説。
【目次】
ちちろ斬り
駿府城
東軍西上
鷹ケ峰
影法師
霞ノ陣
淀の川風
冬ノ陣
白椿
夏ノ陣
解説:多田道太郎
司馬遼太郎(1923-1996)
大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観"とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。
屈曲した情熱を秘めた忍者たちの人間味あふれる波瀾の生涯。
大坂冬の陣に西上してくる徳川家康の首をねらうため、雲隠才蔵らは駿府城下に潜入し、徳川の忍者、風魔獅子王院たちと血闘をくりひろげる。そして、駿府城内にしのび込んだ才蔵は、家康の寝所の天井裏に立つのだが……。人間性を抹殺された忍者たちの中で、いかなる組織にも属さず、ただひとり人間らしく生きようとした才蔵の悲哀を通して、〝忍び〟の世界を現代の眼で捉えた長編小説。
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ちちろ斬り
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東軍西上
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影法師
霞ノ陣
淀の川風
冬ノ陣
白椿
夏ノ陣
解説:多田道太郎
司馬遼太郎(1923-1996)
大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観"とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。
- 本の長さ464ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1987/12/29
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101152357
- ISBN-13978-4101152356
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梟の城 | 人斬り以蔵 | 果心居士の幻術 | 馬上少年過ぐ | 歴史と視点 | アメリカ素描 | |
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【新潮文庫】司馬遼太郎 作品 | 信長、秀吉……権力者たちの陰で、凄絶な死闘を展開する二人の忍者の生きざまを通して、かげろうの如き彼らの実像を活写した長編。〈直木賞受賞〉 | 幕末の混乱の中で、劣等感から命ぜられるままに人を斬る男の激情と苦悩を描く表題作ほか変革期に生きた人間像に焦点をあてた 8 編。 | 戦国時代の武将たちに利用され、やがて殺されていった忍者たちを描く表題作など、歴史に埋もれた興味深い人物や事件を発掘する。 | 戦国の争乱期に遅れた伊達政宗の生涯を描く表題作。坂本竜馬ひきいる海援隊員の、英国水兵殺害に材をとる「慶応長崎事件」など 7 編。 | 歴史小説に新時代を画した司馬文学の発想の源泉と積年のテーマ、”権力とは””日本人とは”に迫る、独自な発想と自在な思索の軌跡。 | 初めてこの地を旅した著者が、「文明」と「文化」を見分ける独自の透徹した視点から、人類史上稀有な人工国家の全体像に肉迫する。 |
草原の記 | 司馬遼太郎が考えたこと 1~15 | 国盗り物語〔一〕~〔四〕 | 燃えよ剣〔上・下〕 | 新史 太閤記〔上・下〕 | 花神〔上・中・下〕 | |
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一人のモンゴル女性がたどった苛烈な体験をとおし、 20 世紀の激動と、その中で変わらぬ営みを続ける遊牧の民の歴史を語り尽くす。 | 40年以上の創作活動のかたわら書き残したエッセイの集大成シリーズ。第 1 巻は新聞記者時代から直木賞受賞前後までの 89 篇を収録。 | 貧しい油売りから美濃国主になった斎藤道三、天才的な知略で天下統一を計った織田信長。新時代を拓く先鋒となった英雄たちの生涯。 | 組織作りの異才によって、新選組を最強の集団へ作りあげてゆく”バラガキのトシ”──剣に生き剣に死んだ新選組副長土方歳三の生涯。 | 日本史上、最もたくみに人の心を捉えた”人蕩し”の天才、豊臣秀吉の生涯を、冷徹な史眼と新鮮な感覚で描く最も現代的な太閤記。 | 周防の村医から一転して官軍総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげた、日本近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く |
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秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。 | 秦の始皇帝没後の動乱中国で覇を争う項羽と劉邦。天下を制する”人望”とは何かを、史上最高の典型によってきわめつくした歴史大作。 | 徳川三百年の礎を、隷属忍従と徹底した模倣のうちに築きあげていった徳川家康。俗説の裏に隠された”タヌキおやじ”の実像を探る。 | 幕末の激動期に、封建制の崩壊を見通しながら、武士道に生きるため、越後長岡藩をひきいて官軍と戦った河井継之助の壮烈な生涯。 | 古今最大の戦闘となった天下分け目の決戦の過程を描いて、家康・三成の権謀の渦中で命運を賭した戦国諸雄の人間像を浮彫りにする。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1987/12/29)
- 発売日 : 1987/12/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 464ページ
- ISBN-10 : 4101152357
- ISBN-13 : 978-4101152356
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 224,976位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月1日に日本でレビュー済み
物語の構想は面白いのですが、忍者作品特有の迫力やエンターテインメントが不足しています。
戦闘の描写に物足りなさを感じ、また人物像からくる迫力がありません。
以上のような感じを持ちつつ、作品の構想は面白そうなので、最後までそれなりに楽しみながら読み終わりました。
戦闘の描写に物足りなさを感じ、また人物像からくる迫力がありません。
以上のような感じを持ちつつ、作品の構想は面白そうなので、最後までそれなりに楽しみながら読み終わりました。
2023年7月2日に日本でレビュー済み
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司馬遼太郎さんの小説、紀行文,などなどいずれもリズム,ハギレ、無論内容も、、大ファンです
2017年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当初は家康暗殺を目的としていた才蔵だが、これは当然失敗に終わり(といっても家康の護衛であった風魔の獅子王院は倒す)、その後物語は大阪冬の陣、夏の陣へと続くのだが、見せ場としての小波は連続するものの、ラストのクライマックスへと向かって読む者をドキドキハラハラさせるような緊張感には欠ける。ラストはあっさり味。大阪落城なのに胸にせまってくるものがなかった。本書の中心をなしているのは才蔵の生き様であると思うのだが、女にもてまくりの忍者には羨望を覚えこそすれ、『最後の伊賀者』などに収められている短編で描かれた過酷で非情な忍者の生き様として共感できる部分は少ない。司馬遼太郎の長編忍者小説としては『梟の城』に次ぐ二作目だと思うが、梟が秀吉暗殺、今回が家康暗殺と似たような主題ではあるものの、面白さとしては梟よりも落ちるように感じた。
2023年4月13日に日本でレビュー済み
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予定通り到着しました。状態はとても良かったです。有難うございました。
2013年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伊賀と甲賀忍者のせめぎ合いがとても良く分かりました。綺麗な本をありがとう。
2016年4月21日に日本でレビュー済み
真田十勇士の一人とされる伊賀忍者”霧隠才蔵”が主人公。
関ヶ原の戦~大阪夏ノ陣までの時代背景。
戦国武将を主人公とした小説に対し、その裏方となる裏方が主役であることが面白い。
この本では、自他共に認める伊賀随一の忍者・才蔵の活躍を描く。
真田幸村に仕える甲賀忍者・猿飛佐助とともに、家康の首を狙う事となった才蔵。
徳川が憎い訳でも、豊臣に加担した訳でもなく、幸村に惹かれたために請け負った仕事。
才蔵は家臣になる事は拒絶する。
大阪ノ陣での西軍(豊臣軍)の不甲斐なさには、才蔵も半ば諦めの心情にもなっただろう。
戦国武将の面々は、敗戦濃厚の戦においても、最後まで戦って華々しく散っていく姿も美学である。
それに対し、あくまで自分を貫き通す事を生き様とする伊賀者のそれも良い。
甲賀と伊賀。それぞれの忍者の生き方の違いも鮮明になり、果たして才蔵の行く末はどうなるか?
上巻よりも見どころが減ってしまったように思うが、最後まで一気に読み進めた。
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2012年11月2日に日本でレビュー済み
大変面白かった。個人読書履歴。
一般文学通算309作品目の読書完。通算439冊目の作品。1990/06/01
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