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塩狩峠 (新潮文庫) 文庫 – 1973/5/29
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大勢の乗客の命を救うため、雪の塩狩峠で自らの命を犠牲にした若き鉄道員の愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う。
結納のため、札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車は、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れて暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う長編小説。
- ISBN-104101162018
- ISBN-13978-4101162010
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1973/5/29
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ464ページ
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出版社より
塩狩峠 | 道ありき―青春篇― | この土の器をも―道ありき第二部 結婚編― | 光あるうちに―道ありき第三部 信仰入門編― | 泥流地帯 | 続 泥流地帯 | |
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価格 | ¥935¥935 | ¥825¥825 | ¥649¥649 | ¥605¥605 | ¥990¥990 | ¥935¥935 |
【新潮文庫】三浦綾子 作品 | 大勢の乗客の命を救うため、雪の塩狩峠で自らの命を犠牲にした若き鉄道員の愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う。 | 教員生活の挫折、病魔──絶望の底へ突き落とされた著者が、十三年の闘病の中で自己の青春の愛と信仰を赤裸々に告白した心の歴史。 | 長い療養生活ののち、三十七歳で結婚した著者が、夫婦の愛とは何か、家庭を築くとはどういうことかを、自己に問い綴った自伝長編。 | 神とは、愛とは、罪とは、死とは何なのか? 人間として、かけがえのない命を生きて行くために大切な事は何かを問う愛と信仰の書。 | 大正十五年五月、十勝岳大噴火。家も学校も恋も夢も、泥流が一気に押し流す。懸命に生きる兄弟を通して人生の試練とは何かを問う。 | 家族の命を奪い地獄のような石河原となった泥流の地に、再び稲を実らせるため、鍬を入れる拓一、耕作兄弟。この人生の報いとは? |
天北原野〔上〕 | 天北原野〔下〕 | 細川ガラシャ夫人〔上〕 | 細川ガラシャ夫人〔下〕 | 千利休とその妻たち〔上〕 | 千利休とその妻たち〔下〕 | |
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価格 | ¥880¥880 | ¥880¥880 | ¥649¥649 | ¥781¥781 | ¥693¥693 | ¥693¥693 |
苛酷な北海道・樺太の大自然と、太平洋戦争を背景に、心に罪の十字架を背負った人間たちの、愛と憎しみを描き出す長編小説。 | 戦乱の世にあって、信仰と貞節に殉じた悲劇の女細川ガラシャ夫人。清らかにして熾烈なその生涯を描き出す、著者初の歴史小説。 | 武力がすべてを支配した戦国時代、茶の湯に生涯を捧げた千利休。信仰に生きたその妻おりきとの清らかな愛を描く感動の歴史ロマン。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1973/5/29)
- 発売日 : 1973/5/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 464ページ
- ISBN-10 : 4101162018
- ISBN-13 : 978-4101162010
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 12,225位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1922(大正11)年、北海道旭川市生まれ。
17歳からの7年間、小学校教師として軍国教育に献身したため、戦後に罪悪感と絶望を抱いて退職。
その後、結核で13年間の療養生活を送る。闘病中にキリスト教に出会い、洗礼を受ける。
1959年、生涯の伴侶・三浦光世と結婚。
1964年、朝日新聞の懸賞小説に『氷点』で入選し、作家活動に入る。
一貫してキリスト教の視点で「愛とは何か」を問い続け、『塩狩峠』『銃口』『道ありき』など数多くの小説、エッセイを発表した。1999年逝去。2012年に生誕90周年。
三浦綾子記念文学館
http://www.hyouten.com/
〒070-8007
北海道旭川市神楽7条8丁目2-15
TEL :0166-69-2626
FAX :0166-69-2611
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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宣教師の説法を聞いて、
「自分は目の前の罪人を殴る。だが、イエスは愛するという。それは神の考え方だ。倫理だ」
「だからイエスは神の子であると認めます」
ってなっちゃうのは、どうよ・・・。
この小説の肝は、
主人公と親友との会話で見られるように、生きていく上での躓きや悩みに対し、
いかに真摯に生きていくことができるか。
だと好感を持って読んでいたのですが。
先述したように、主人公の心変わりの裏付けが弱すぎて。
中盤まで丁寧に書いてきたのに、覚醒して以後聖人君子なのはどうかと。
信徒でも人間である以上完全ではないってのが一貫してたのに。
なぜこうなる。
三浦さんの小説は好きなんですが。
ただ、低評価にみられる、「プロパガンダ」「キリスト教を美化しすぎ」などなど。
それらに対しては少し擁護を。
・小説内小説で、牧師が不倫したりと信徒でも完全ではなく、ただの人間に過ぎないと描いている。
それに対し、それを読んだ主人公や信者が擁護や反論はしていない。
この小説をプロパガンダとして利用した下衆な牧師・信徒もいるでしょうが。
氷点よりわかりやすい。
しかし、結末は本書の紹介文等ですでに知らされているので、それほど衝撃的ではありませんでした。情報なしで読めばかなり衝撃的だったと思います。