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死の棘 (新潮文庫) 文庫 – 1981/1/27

4.0 5つ星のうち4.0 101個の評価

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夫の情事が妻を狂気に追いやった。
夫婦の絆とは何かを問う凄絶な人間記録。


思いやりの深かった妻が、夫の〈情事〉のために突然神経に異常を来たした。狂気のとりことなって憑かれたように夫の過去をあばきたてる妻。ひたすら詫び、許しを求める夫。日常の平穏な刻は止まり、現実は砕け散る。狂乱の果てに妻はどこへ行くのか ――?ぎりきりまで追いつめられた夫と妻の姿を生々しく描き、夫婦の絆とは何か、愛とは何かを底の底まで見据えた凄絶な人間記録。

日本文学大賞、読売文学賞、芸術選奨受賞!

【目次】
第一章 離脱
第二章 死の棘
第三章 崖のふち
第四章 日は日に
第五章 流棄
第六章 日々の例
第七章 日のちぢまり
第八章 子と共に
第九章 過ぎ越し
第十章 日を繫けて
第十一章 引っ越し
第十二章 入院まで
解説:山本健吉(文芸評論家)

本文冒頭より
私たちはその晩からかやをつるのをやめた。どうしてか蚊がいなくなった。妻もぼくも三晩も眠っていない。そんなことが可能かどうかわからない。少しは気がつかずに眠ったのかもしれないが眠った記憶はない。十一月には家を出て十二月には自殺する。それがあなたの運命だったと妻はへんな確信を持っている。「あなたは必ずそうなりました」と妻は言う。でもそれよりいくらか早く、審(さば)きは夏の日の終わりにやってきた。……

島尾敏雄(1917-1986)
横浜生れ。九大卒。1944(昭和19)年、第18震洋隊(特攻隊)の指揮官として奄美群島加計呂麻島に赴く。1945年8月13日に発動命令が下るが、発進命令がないままに15日の敗戦を迎える。1948年、『単独旅行者』を刊行し、新進作家として注目を集める。以後、私小説的方法によりながらも日本的リアリズムを超えた独自の作風を示す多くの名作を発表。代表作に『死の棘』(日本文学大賞・読売文学賞・芸術選奨)、『魚雷艇学生』(野間文芸賞・川端康成文学賞)など。


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書影 書影
出発は遂に訪れず 死の棘
カスタマーレビュー
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101
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【新潮文庫】島尾敏雄 作品 自殺艇と㚽まれた特攻兵器「震洋」。出撃指令が下り、発進命令を待つ狂気の時間を描く表題作他、島尾文学の精髄を集めた傑作九編。 思いやり深かった妻が夫の〈情事〉のために神経に異常を来たした。ぎりぎりの状況下に夫婦の絆とは何かを見据えた凄絶な人間記録。

商品の説明

メディア掲載レビューほか

いまこそ読むべき不倫小説の名作『死の棘』 異様に疑り深い妻との神経戦を味わう

ページを開くと一行目から異様に不穏で不吉なのである。語り手の「私」は妻ともども三日寝ていないと言う。妻は「私」が十一月には家を出て十二月には自殺すると邪悪な予言者のように告げる。そして次のページに移ると、小説家である語り手が三日前に見た仕事部屋の惨状が描かれる。部屋中に「血のりのようにあびせかけられたインキ」。転がる日記帳。そこには彼の浮気が細かく書かれていた。妻はそれを見た。それがはじまりだったのだ。

妻は執拗に主人公を詰問し、弾劾する。夫は卑屈に許しを懇願する。妻の激昂は狂気の域に達し、ページを覆う暗然とした空気はギスギスと濃くなってゆく。息苦しい。読むほうも追いつめられてゆく。

島尾敏雄の名作『死の棘』はこうしてはじまる。事態はまったく好転しない。ひたすら夫を非難し、幻聴を聞いて怯え、自殺をほのめかす妻。幼い娘と息子の眼前で、疲弊した夫は狂気を装って暴れ、死んでやると叫び、物を破壊する。そうこうしているうちに生活は困窮、仕事を乞いに行こうにも妻の精神状態が不安で家を空けられず、妻子連れで出版社へ向かう。妻は妙齢の女を見るたびに夫の愛人ではないかと怯え、精神にひびを入れる……

妻と夫の神経の削り合い。狂気と正気のガチな殺しあい。ほぼ全編がそれで埋められているのだ。希望はない。だがこのおそるべき緊迫感、暗い殺気めいた吸引力は読む者を捕らえて逃さない。

改行の少ない濃密な文体で六百ページ超。一晩では読み切れない。三晩は徹夜の必要があるだろう。それでようやくあなたは、冒頭で主人公がおかれた極限状態に追いつくことになる。(紺)

評者:徹夜本研究会

(週刊文春 2017.07.20号掲載)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 改版 (1981/1/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1981/1/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 624ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101164037
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101164038
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 101個の評価

著者について

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島尾 敏雄
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年2月4日に日本でレビュー済み
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最近あまり活字の本が読めなくなってきた(ついネットの雑文などを読んでしまう)のですが、これは一瞬で読めました。
内容的に日記文に近くブログとか読んでる感覚になれたのが読めた理由かなと思いますが、島尾敏雄さんはプロのため当然文章もしっかりしていて一個の人間が生きることによって生じる因果とその絡み合った状態のほぐしていく困難さなど感じられる内容となっていました。
人と人が関わり合って生きることについて、読んでいるあいだ(後にも)思うことがたくさんある一冊です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年5月1日に日本でレビュー済み
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観察が凄い
2021年12月18日に日本でレビュー済み
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遅延することなく予定通りに着いた。
本の状態は案内の通りで満足。
文庫本のため、字が細かく読むのに苦労している。
次回は文庫本でないものを選ぼうと思う。
2017年9月5日に日本でレビュー済み
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平成29年8月発行の53刷を購入した。初版は昭和56年(文庫版)
つまりそれだけ読まれているので、読んで損はない内容だが
約600ページあり、今では漢字表記すべき箇所がかなり
平仮名表記されているために、かなり読みにくい。

内容が内容である上に、読みにくさ。ある程度、読む際には覚悟がいるかも?
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年2月26日に日本でレビュー済み
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紋切り型の倫理観を一度捨ててしまったものにとって、言い換えれば死をその身体のすぐ隣に直視した経験のあるものにとって、究極の喜劇とは純度の高い悲劇に当てられた光線の投影に他ならないと悟られてしまうのではないか。
特攻隊として出動命令まで下されあとは背中を押されるのをただ待機するという、いわば死刑囚の精神状態に追い込まれた経験のある優れた知性の持ち主の後頭葉に、戦後日本の退屈で平坦な日常はいか様に焼き付けられたのか。
この小説は日本の宝でしょう。

僕はそのように感じました。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月28日に日本でレビュー済み
深い考えもなしに浮気を繰り返し、ある日妻が壊れて初めて目が覚めるダメダメ男。
依存心と執着心が異常に強く、被害者を演じて夫をなじることでしか自己表現のできない無責任妻。
10年を夫に苦しめられた妻は、ついに最後まで、いい加減に見切りをつけて自分と
子供のためにしっかり生きようという覚悟を最後まで決められなかった。
自分の足で立つことを学べない人間は、落ちるところまで墜ちていく。
これを夫婦愛という人は、大きな勘違いをしていると思います。愛は相手を苦しめるものではありません。
共存依存とエゴ、病的な執着心の物語です。哀れなのは、壊れた親に壊されていく子供たちと飼育放棄されたニワトリたちでした。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年3月7日に日本でレビュー済み
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島尾敏雄と妻ミホの終戦直前の悲愴にして美しい交情に、この物語が続きます。正直、あらすじだけで「こんな辛気臭い小説を読めるか」と敬遠してきました。時が過ぎて、島尾敏雄の作品を幻想小説としてまとめているものに接し、興味を持ちなおしてこの書を読んでみたのですが、たしかに主人公は辛気臭い経験をこれでもかと繰り返します。しかし、これは一種のホラーではないかと思うと、高度の緊張を強いてくる名作だと確信するようになりました。ホラーとして読みなさいとは申しません。先入観を捨てて読みだすと、徐々に引き込まれていきます。地獄を垣間見ることの快楽を楽しめます。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年3月18日に日本でレビュー済み
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狂いゆく妻と家族を描き続けた作品。狂う原因を作ったのは、作者本人の不倫なのだが、作者を問い詰めてゆく妻の狂気を克明に再現することで、こんな文学作品もありうるのか。世に問うた作品でもある。

しかし、これは限りなくノンフィクションと思わせる記録作品でもある。脚色や創作が入り込む余地があるとも思えない。

またこんな家庭環境に育った幼い子供の片方に、障害が生じてしまった悲劇的事実から目をそむけるわけにもゆかない。

文学として昇華させるために、作者はある意味、非情なまでに狂う妻を凝視し記録し続けたのであり、同居人だった幼い子供の精神的な成長に明らかによくない影響を及ぼしてしまった。

こうした、もっとも身近な肉親たちを地獄に落とすような行為を記録することで、世に残る作家としての地位を確保したということかもしれない。

家族を踏みにじる結果になったとしても、書きたかったのか。起きてしまったできごとを克明に他者に伝えたかったのか。それはよくわからない。

文章は、改行がほとんどなく、ぎっしりと詰まった文字の洪水である。

文学的名声を獲得することと、つつましい家庭の両立は困難だ。この作品から受ける読後感は、そんなところだ。狂う妻を描き続けた本作を読む間、ほかの本を読む気にはなれなかった。

今、読了してしまい。読み終えても何の達成感も、どんな充実感も得られない作品なのに、心に重く残る世界だった。