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泣き虫なまいき石川啄木 (新潮文庫 い 14-25) 文庫 – 1992/8/1
井上 ひさし
(著)
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1992/8/1
- ISBN-104101168253
- ISBN-13978-4101168258
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1992/8/1)
- 発売日 : 1992/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 302ページ
- ISBN-10 : 4101168253
- ISBN-13 : 978-4101168258
- Amazon 売れ筋ランキング: - 296,621位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 660位戯曲・シナリオ (本)
- - 5,294位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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昭和9年(1934)、山形県生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒。浅草フランス座文芸部兼進行係などを経て、戯曲「日本人のへそ」、NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」などを手がける。47年「手鎖心中」で直木賞受賞、54年「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞、翌年読売文学賞戯曲賞を受賞。56年「吉里吉里人」で日本SF大賞、翌年読売文学賞小説賞を受賞。平成11年、菊池寛賞受賞。平成16年、文化功労者。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ボローニャ紀行 (文春文庫) (ISBN-13:978-4167111281 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
井上ひさしという昭和を代表する有名人の啄木評価の一つ。好悪は読者諸氏の判断によるだろうが、現代につながる味方の一方の典型とはいえるだろう。このような評価を下した井上ひさしについての研究もあり、併読をお勧めする。
2014年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読書会の材料として購入した。長物だが、名作だ。本の状態も良い。
2014年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そうだったんだという感じで、楽しめます。ただ今読むと、文語体なのでちょっとわかりづらい気がします。
2018年1月31日に日本でレビュー済み
石川啄木を題材とした戯曲です。啄木の家庭内の複雑ないざこざや金田一との関わりはよく知られていますが、著者の手にかかると見事な芝居へと転化されています。特に発端と結末はどの程度事実と一致しているのかはわかりませんが、ひとつの謎かけが含まれており、見事な作りとなっています。いうまでもなく、啄木の晩年は貧困に特徴づけられたもですが、著者の独特のユーモアと言葉への感覚は、決して貧困一色ではない姿を戯曲として見事に描くことに成功しています。どの登場人物もその個性と明暗がいきいきと描かれるのですが、不思議なことに、この作品で一番毒がなく印象が薄いのが啄木なのです。もう一つの収録戯曲は「日の浦姫物語」ですが、これはとてつもないテーマを扱ったものですので、ぜひ読んでいただきたいものです。どちらもまともに正面からぶつかってしまうと題材の重さに押しつぶされてしまう題材ですが、絶頂期の著者はみごとに料理しています。