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俗物図鑑 (新潮文庫) 文庫 – 1976/4/1

4.3 5つ星のうち4.3 68個の評価

評論家だけの風変りな“梁山泊"プロダクション出現――盗聴、横領、出歯亀、放火などタブーとされる芸ばかりに秀でている彼ら俗物センセイは、一躍、マスコミの寵児にのし上がる。しかし、彼らの奔放な活躍ぶりは、次第に世間の良識という怪物の反撃に合い、両者の壮烈な戦いが開始された……。人間の隠された悪への欲望と破壊衝動を、豊かなパロディ精神と言葉の遊びで描き出す長編小説。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 改版 (1976/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1976/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 627ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101171025
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101171029
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 68個の評価

著者について

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筒井 康隆
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1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。

1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
68グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
例えるなら決して日の目を浴びる事のないMARVELのヒーローたち。

一癖も二癖もある俗物ヒーローたちが織り成すストーリーは小気味良く、テンポが良く一気に読みふけてしまった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Good Seller Recomended A+++++++++
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筒井康隆面目躍如
面白さ爆発が止まらない
痛快極まりなし
楽しい時間で
ありました
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルがすべて、で終わってしまいそうなのだが、面白くないわけではない。だが、筒井康隆氏のこの『世間の良識』VS『アナーキーさ』というに二元論的図式というか構図のズラし方はいささか古くなっている感が否めない。奥付を見ると昭和47年刊行とあるのでもう40年近く前の作品になる。当時僕は物心すらついていないためその頃の空気を実感する事は出来ないが、刊行当初は相当斬新なスタイルだったのだろう想像するばかりだ。僕は著者の愛読者ではないため、『おれに関する噂』『原始人』『ベトナム観光株式会社』『大いなる助走』と純文学に殴りこみをかけた超絶的メタフィクション『虚人たち』と本書しか読んでいないのだが、純文学は別とすると、やはり筒井氏はオーソドックススタイルな長編よりも一人称だったり人称不明で描いた短編の方がずっと巧いと思う。本作も無論下手ではない。しっかりしたプロの仕事だと思う。だけどやっぱり短編の方が巧いんじゃないかなあ・・・。この「全身小説家」と冠しても申し分なく幅広い作品を描いた筒井康隆氏の全貌をつかむのは難しい。色々書いてしまったが、一作読むと他作品に興味を湧かせるこの中毒性を持った著者の才能を追いかけようと、過去作を二冊ほどAMAZONのユーズドで注文してしまった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年3月9日に日本でレビュー済み
誰にでもおすすめできる本ではありませんが、文句なしに面白いです。
この作品には、今で言うさまざまなオタク達が出てきます。全員が超マニアックなオタク達です。
今までたくさん本を読んできて、中には感情を揺さぶられ泣いたりとか笑ったりとか怒ったりとか
いろいろありましたが、気分が悪くなりリアルゲロをあげたのはこの作品だけです。

痰壷オタク おまえだけはだめだ、我慢が出なかった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年2月13日に日本でレビュー済み
筒井康隆初期の総決算的内容で、マスコミ批判は鋭く、今でも十分通用すると思う。妄想が破滅へ向かうドタバタ喜劇、女性蔑視などいかにも作者らしい内容だが、徹底した下品な描写で、読むのに注意が必要。面白いが読み手を選ぶ作品と思う。
 取り扱い要注意の猛毒ツツイ菌と評したい。ラストが気に入ったのであえて最高評価とするが、うっかり読んでしまって気分を害する人がいたらご容赦を。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年1月19日に日本でレビュー済み
抱腹絶倒、馬鹿馬鹿しくて堪えきれません。
周りから変な目で見られるので、電車内で読まない方が良いですよ笑。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多様化した現代社会の価値観を画一化しようとする考えの愚かさと、
それを助長するマスコミを風刺した小説。

主人公を含め、様々な社会的立場にある18人の登場人物は、
「接待」「吐しゃ物鑑定」「口臭鑑定」「宴会」「月経評論」「皮膚病」「性病」「薬物」「痰壺」
「自殺願望」「爆弾」など、およそ人には言えないような趣味・趣向・性癖・特技の持ち主だった。

彼らの個性・特技を堂々と発揮するために、彼らは各々の地位・立場・家庭を捨て、
評論プロダクション「梁山泊」を結成し、評論家として活躍した。
彼らの強烈な個性がマスコミに取り上げられ話題を振りまいたが、
マスコミに仕立て上げられた悪役としての振る舞いに収拾がつかなくなり、
反社会的勢力として摘発され、最後は自衛隊との戦闘になり、
主人公を含む登場人物のほとんどが殺される、という凄い展開のストーリー。

500ページ近くあるので短編集かと思ったが、一つの小説だった。
ラストは、「七瀬ふたたび」と同じような展開で「またか」という気がしたが、
随所に、著者独特のブラックジョークが利いているのは健在。
テンポ良く一気に読めた。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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