二十数年前 表題作を単行本で読んで以来忘れていたのですが、最近 断片的にその内容がビジュアルで蘇り、「何か非常に不気味だけれども何の記憶か・・?」と、漠然と考えて イメージに近いタイトルを検索し、久しぶりにその忘れていた全てが解りました。
凄くグロいけれども癖になる、と言うか、作品自体がループしていて何回でも読み返せ、まさに無間地獄を味わっている感覚になります。その内容や組み立ての斬新さ等、作者の隠れた名著ではないでしょうか。ほかの収録作も良いですが、やはり表題作は際立っています。
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驚愕の曠野―自選ホラー傑作集〈2〉 (新潮文庫) 文庫 – 2002/10/30
筒井 康隆
(著)
目の前の現実、慣れ親しんだ世界観にわずかな亀裂が走るとき、総毛立つ戦慄があなたを襲う。〈とてつもない残酷さ・グロテスクさをもって、ほとんど生理的な反応でパニックすらひきおこす〉(本書解説)と評された「二度死んだ少年の記録」。何度死んでも魔界に転生してしまう絶望的運命を著者十八番の超虚構で描く表題作。読者の恐怖観を完全にくつがえす自選ホラー傑作集第二弾!
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2002/10/30
- ISBN-104101171424
- ISBN-13978-4101171425
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2002/10/30)
- 発売日 : 2002/10/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4101171424
- ISBN-13 : 978-4101171425
- Amazon 売れ筋ランキング: - 329,253位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。
1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんといっても表題作「驚愕の曠野」。
子供のころ、高熱を出して寝込んだときに何度も見た悪夢。
それを具現化した稀有な小説だ。
素晴らしすぎる。
子供のころ、高熱を出して寝込んだときに何度も見た悪夢。
それを具現化した稀有な小説だ。
素晴らしすぎる。
2015年4月24日に日本でレビュー済み
この文庫に収められている短編「驚愕の曠野」は、文学史上に残る問題作・超虚構作である。
他の方のレビューに致命的ネタバレが含まれている。
絶対に、決して見ることなく、今すぐ読んで頂くことをお勧めする。
当時高校生の時に読んだ。難解ということはないが、
30年程前にこの短編を読んで衝撃を受け、以後、小説をあまり読まなくなった程である。
他の方のレビューに致命的ネタバレが含まれている。
絶対に、決して見ることなく、今すぐ読んで頂くことをお勧めする。
当時高校生の時に読んだ。難解ということはないが、
30年程前にこの短編を読んで衝撃を受け、以後、小説をあまり読まなくなった程である。
2009年4月29日に日本でレビュー済み
魚
冬のコント
二度死んだ少年の記録
傾斜
定年食
遍在
遠い座敷
メタモルフォセス群島
驚愕の曠野
冬のコント
二度死んだ少年の記録
傾斜
定年食
遍在
遠い座敷
メタモルフォセス群島
驚愕の曠野
2003年7月25日に日本でレビュー済み
自薦ホラー傑作集かぁ、昔読んだ作品だけど久々にもう一回・・・、
などと気楽に読み始めたこの本だが、凄い!凄すぎる!
まだお読みでない方は是非ご一読を、
昔からの筒井ファンなら、なおさら再読をお勧めします。
特に、表題作には参った!日本最高の怖いファンタシーです。
ああ、読んで良かった!
などと気楽に読み始めたこの本だが、凄い!凄すぎる!
まだお読みでない方は是非ご一読を、
昔からの筒井ファンなら、なおさら再読をお勧めします。
特に、表題作には参った!日本最高の怖いファンタシーです。
ああ、読んで良かった!