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ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上) (新潮文庫) 文庫 – 2002/9/1

4.1 5つ星のうち4.1 45個の評価

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紀元前2世紀半ば、強大国であったカルタゴを滅亡させ、ローマは地中海世界の覇者と呼ばれるようになっていた。しかしそのローマも次第に内部から病み始める。名将スキピオ・アフリカヌスの孫であり、若き護民官となったティベリウス・グラックスは、改革を断行すべく、強大な権力を握る元老院に挑戦するが、あえなく惨殺される。遺志を継ぎ護民官となった弟ガイウスの前にも「内なる敵」は立ちはだかる。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2002/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410118156X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101181561
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 45個の評価

著者について

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塩野 七生
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1937年7月7日、東京生れ。

学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。

1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008-2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年1月8日に日本でレビュー済み
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ポエニ戦争の勝利によって地中海世界の覇権を握ったローマ。しかし、混乱は内部から生じる。これまで兵力の供給源となっていた市民が困窮したり、貧富の格差など矛盾が表出し始める。才能溢れるグラックス兄弟のような若者たちが懸命に改革を成し遂げようとするが、脆くも改革を阻む守旧勢力に阻まれる。しかし、それはもはや特定の個人が足を引っ張っていると言うより、階級や社会構造のようなものが行く手を阻んでいるのであり、構造的な要因によることも明らかである。そのようなローマのある意味での低迷期の特徴を筆者は分かりやすく伝えてくれている。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
塩野七生の「ローマ人の物語」シリーズでは、ここまで紀元前8世紀の建国からカルタゴとマケドニアを倒しての地中海統一に至るまで、輝かしいローマの成長を描いてきた。
しかしながら、本巻は、ハンニバルによる盛者必衰の理に関する言葉から始まり、実際にローマが陥った混迷期を描いている。
「盛者必衰」。ずっと栄華を永続することのできる国がないことは歴史が教えてくれている通りであるが、ここまでローマの躍進に心躍らせていた読者としては「やはりローマもか」と残念な思いがあった。
月並みだがローマでの混迷のエピソードを読みながら、1990年代の日本の停滞に思いを巡らせて見た。起こっている事象やその原因はやはり非常に似ている。国全体の勝者としての驕りやそれによる民衆の意識の変!化。両者で最も違うのは、ローマではその問題に勇敢に立ち向かうリーダーが現れていることであろう。グラックス兄弟やマリウスはこうした問題に勇敢に立ち向かい、自分の立場をかけても事態の打開を測ろうとする。非常に魅力的なリーダーが生まれているのだ。これは時代背景なのか、国の資質の問題なのか、、 
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
価格に対していい商品だと思います。また購入機会があれば利用したいです。 
2017年3月20日に日本でレビュー済み
宿敵ハンニバルを屠り地中海の覇権を握ったローマが、外敵はいなくなったが、国内権力の腐敗で勢いを失っていく様を描いた、何とも地味な内容。が、逆に現代日本の政治状況にも通じる、極めて塩野七生的な批判精神を感じる巻である。
 2000年を経てなお、古代ローマと同じ過ちを犯してしまう現代の私たち。人間って進歩しねえよな。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読み切らないように、常に3連番づつ買い足します。眠れなくなるほど夢中に読むほどおもしろいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 グラックスの改革については、次の引用文に要約される。

 「ティベリウスとガイウスのグラックス兄弟は、兄が7カ月、弟は二年の実働期間しかもてなかったにしても、そしてその間に実行された改革のほぼすべてが無に帰してしまったにしても、成長一路であった時代を終って新時代に入ったローマにとって、最初の道標、つまり一里塚を打ち立てたのである。これが彼らの、歴史上の存在理由である。なぜなら、ローマ人も紆余曲折はしながらも、結局は兄弟の立てた道標の示す道を行くことになるのだから。」(第一章、110ページ)
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月10日に日本でレビュー済み
地中海世界の覇権を手中に収めたポエニ戦役以降の
共和政ローマ社会の混迷を描いた上巻。
紀元前132年〜120年までの出来事。

--

富裕層である騎士層の台頭。
大地主と小作人。
貧富の差の拡大。
無職層の拡大。

政治と経済の季節到来。

--

農地改革、市民権改革を断行しようとする
グラックス兄弟。
二人とも実質的に権力を握る元老院に
殺害される。

グラックス兄弟の時代に明るいニュースは
あまり無い。
1990年代以降の日本社会のよう。

--

いつまでも改善されない経済状況。
内乱が勃発。
無職層に職を与えるために、
軍人に給与を与えることにしたマリウス。
内乱は収まるが、戦争の無い時期には
兵隊は不要となる。
根本的な解決にはならず。

--

この巻で唯一の明るいニュースに思えること。
ガイウス・ユリウス・カエサル(シーザー)の誕生。

--

以下、抜粋。

『人間関係における義理人情の重要さを解さない、
 いや解そうともしない欧米のインテリ』

という箇所が、塩野さんの偏見が見えて
おもしろい。
2006年10月30日に日本でレビュー済み
ハンニバルもやっつけて、カルタゴも根絶したことだし、平和だな・・・。と思っていたローマに、

内部から問題が噴出してくる。今作は、成功をおさめた後のローマの迷走を描く。

まず、グラックス兄弟について述べられる。恵まれた境遇に生まれ育った兄弟だが、まず兄が

護民官になり、市民、平民のため改革を行おうと次々に法案を提出・成立させていく。

都市に流入していた失業者を減らし、拡大していた格差を是正し、社会を安定させようとしたのだ。

しかし、改革をすすめるうち、元老院の反発などもでてくる。市民には人気を博しつつ、反対派も出現し、

元老院も難しい顔をするなか、改革続行・護民官再選を目指す兄は、反対派に斃れ、

弟もそののち護民官となりやはりたくさんの改革をすすめていくのだが・・・。

後半では、マリウスとスッラについて描く。名門貴族の出ではないマリウスは、軍団たたきあげの人材として、

侵入してきたゲルマン人を追い返すなどの手柄をたて、コンスルにまでのぼりつめ、ローマ軍団を

なんと徴兵制ではなく志願制にするなどの大改革を行う。

高等教育を受けていないという劣等感と、軍団たたきあげの優れた司令官としての資質、手柄がせめぎあう。

そして、ローマ市民権が以前よりおいしいものとなってきたため、内乱が勃発。ローマも危機に陥るが・・・

最後は、怖いイメージがあるスッラが登場。貴族の出ながら戸建に住めず、あまり恵まれていなかった彼だが、

軍団の運営などで功績をあげていく・・・

いったん成功した国家を改革していくさまが、現代にも参考になる一冊。