過去の話ですが、決して古くなく、現代でも通日ことが多く、丁寧に記述されています。
これは、洋の東西、時代を問わず、人はあくまで人であり、進化しているようでしていないのは人かなと気づかされます。
ありがとうございます。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥605¥605 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥605¥605 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1¥1 税込
配送料 ¥255 6月10日-11日にお届け
発送元: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。 販売者: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。
¥1¥1 税込
配送料 ¥255 6月10日-11日にお届け
発送元: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。
販売者: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ローマ人の物語〈9〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(中) (新潮文庫) 文庫 – 2004/8/30
塩野 七生
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥605","priceAmount":605.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"605","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"cXVSZpKHKsC68xAae5dUHSgmmW0oQ%2BxDhkH8VtNTagOivputCSvVIde08%2FotJGrSj5s6RYp%2Fhfkxd2VRLyZrzzN0O2Fa6W8WjAwG68E4rKMm0Bh7OKbo9QWp4%2BUfv%2Bpb","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1","priceAmount":1.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"cXVSZpKHKsC68xAae5dUHSgmmW0oQ%2BxDf3F7xBOZX0DV2oBs6oAaxOPb5safM3Py%2FffSERCS9mrApagH0uaqwTgQsVewGZS%2Bu96cVXq5r%2B4Q7xwxtdiHvzaRvzT3ttdkFDPkBnsXglEznRlopv%2F%2BYsZVqZG619%2B0yMnsz8xDB2SNH3eUm%2BUDgQ%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
長き雌伏の時を経たカエサルが「陽の当たる道」を漸く歩みはじめた頃、ポンペイウスは既に地中海全域を覇権下に収めていた。カエサルもスペイン統治を成功させ、危機感を強めた「元老院派」は両者の排除を図ろうとする。しかしクラッススを加えた三者は「三頭政治」の密約を交わし、カエサルは41歳で執政官に就任。ついに国家大改造に着手し、さらなる野望実現のため、ガリアへと旅立つ。
- ISBN-104101181594
- ISBN-13978-4101181592
- 出版社新潮社
- 発売日2004/8/30
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ288ページ
よく一緒に購入されている商品
対象商品: ローマ人の物語〈9〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(中) (新潮文庫)
¥605¥605
最短で6月9日 日曜日のお届け予定です
残り3点(入荷予定あり)
¥572¥572
最短で6月9日 日曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
¥605¥605
最短で6月9日 日曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
出版社より
【8】ユリウス・カエサルルビコン以前〔上〕 | 【9】ユリウス・カエサルルビコン以前〔中〕 | 【10】ユリウス・カエサルルビコン以前〔下〕 | 【11】ユリウス・カエサルルビコン以後〔上〕 | 【12】ユリウス・カエサルルビコン以後〔中〕 | 【13】ユリウス・カエサルルビコン以後〔下〕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.6
55
|
5つ星のうち4.2
45
|
5つ星のうち4.5
43
|
5つ星のうち4.5
44
|
5つ星のうち4.6
36
|
5つ星のうち4.3
39
|
価格 | ¥605¥605 | ¥605¥605 | ¥572¥572 | ¥605¥605 | ¥605¥605 | ¥649¥649 |
【新潮文庫】『ローマ人の物語』全43巻 | 「ローマが生んだ唯一の創造的天才」は、大改革を断行し壮大なる世界帝国の礎を築く。その生い立ちから、”ルビコンを渡る”まで。 | ルビコンを渡ったカエサルは、わずか五年であらゆる改革を断行。帝国の礎を築き、強大な権力を手にした直後、暗殺の刃に倒れた。 |
愛の年代記 | チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 | コンスタンティノープルの陥落 | ロードス島攻防記 | レパントの海戦 | マキアヴェッリ語録 | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.3
58
|
5つ星のうち4.3
102
|
5つ星のうち4.4
288
|
5つ星のうち4.5
173
|
5つ星のうち4.4
124
|
5つ星のうち4.2
293
|
価格 | ¥572¥572 | ¥781¥781 | ¥693¥693 | ¥649¥649 | ¥572¥572 | ¥572¥572 |
【新潮文庫】 塩野七生 作品 | 欲望、権謀のうず巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、激しく美しく恋に身をこがした女たちの華麗なる愛の物語 9 編。 | ルネサンス期、初めてイタリア統一の野望をいだいた一人の若者──〈毒を盛る男〉としてその名を歴史に残した男の栄光と悲劇。〈毎日出版文化賞受賞〉 | 一千年余りもの間独自の文化を誇った古都も、トルコ軍の攻撃の前についに最期の時を迎えた──。甘美でスリリングな歴史絵巻。 | 一五二二年、トルコ帝国は遂に「喉元のトゲ」ロードス島の攻略を開始した。島を守る騎士団との壮烈な攻防戦を描く歴史絵巻第二弾。 | 一五七一年、無敵トルコは西欧連合艦隊の前に、ついに破れた。文明の交代期に生きた男たちを壮大に描いた三部作、ここに完結! | 浅薄な倫理や道徳を排し、現実の社会のみを直視した中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。その真髄を一冊にまとめた箴言集。 |
サイレント・マイノリティ | イタリア遺聞 | イタリアからの手紙 | サロメの乳母の話 | ルネサンスとは何であったのか | ルネサンスの女たち | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.1
30
|
5つ星のうち4.3
61
|
5つ星のうち4.1
54
|
5つ星のうち4.0
47
|
5つ星のうち4.3
146
|
5つ星のうち4.3
105
|
価格 | ¥605¥605 | ¥649¥649 | ¥605¥605 | ¥506¥506 | ¥693¥693 | ¥781¥781 |
「声なき少数派」の代表として、皮相で浅薄な価値観に捉われることなく、「多数派」の安直な正義を排し、その真髄と美学を綴る。 | 生身の人間が作り出した地中海世界の歴史。そこにまつわるエピソードを、著者一流のエスプリを交えて読み解いた好エッセイ。 | ここ、イタリアの風光は飽くまで美しく、その歴史はとりわけ奥深く、人間は複雑微妙だ。──人生の豊かな味わいに誘う 24 のエセー。 | オデュッセウス、サロメ、キリスト、ネロ、カリグラ、ダンテの裏の顔は?「ローマ人の物語」の作者が想像力豊かに描く傑作短編集。 | イタリア・ルネサンスは、美術のみならず、人間に関わる全ての変革を目指した。その本質を知り尽くした著者による最高の入門書。 | イタリア・ルネサンスは、美術のみならず、人間に関わる全ての変革を目指した。その本質を知り尽くした著者による最高の入門書。 |
神の代理人 | 想いの軌跡 | 塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック | 海の都の物語 1~6 | 小説 イタリア・ルネサンス 1~4 | |
---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.4
78
|
5つ星のうち4.3
35
|
5つ星のうち4.2
61
|
5つ星のうち4.3
70
|
5つ星のうち4.5
126
|
価格 | ¥825¥825 | ¥825¥825 | ¥1,155¥1,155 | ¥605¥605 | ¥1,210¥1,210 |
信仰と権力の頂点から見えたものは何だったのか──。個性的な四人のローマ法王をとりあげた、塩野ルネサンス文学初期の傑作。 | 地中海の陽光に導かれ、ヨーロッパに渡ってから半世紀──。愛すべき祖国に宛てた手紙ともいうべき珠玉のエッセイ、その集大成。 | ローマ帝国の栄光と衰亡を描いた大ヒット歴史巨編のビジュアル・ダイジェストが登場。『ローマ人の物語』をここから始めよう! | 外交と貿易、軍事力を武器に、自由と独立を守り続けた「地中海の女王」ヴェネツィア共和国。その一千年の興亡史を描いた歴史大作。〈サントリー学芸賞〉 | ヴェネツィアの外交官マルコとローマから来た高級遊女オリンピアの恋の行方は──。塩野七生、唯一の歴史小説。豪華口絵を附す。 |
わが友マキアヴェッリ 1~3 | ローマ亡き後の地中海世界 1~4 | 十字軍物語 1~4 | 皇帝フリードリッヒ二世の生涯〔上・下〕 | |
---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
48
|
5つ星のうち4.6
42
|
5つ星のうち4.5
160
|
5つ星のうち4.5
277
|
価格 | ¥605¥605 | ¥737¥737 | ¥880¥880 | ¥1,045¥1,045 |
権力を間近で見つめ、自由な精神で政治と統治の本質を考え続けた政治思想家の実像に迫る。塩野ルネサンス文学の最高峰、全三巻。 | ローマ帝国滅亡後の地中海は、北アフリカの海賊に支配される「パクス」なき世界だった!大作『ロ ーマ人の物語』の衝撃的続編。 | 中世ヨーロッパ史最大の事件「十字軍」。それは侵略だったのか、進出だったのか。信仰の「大義」を正面から問う傑作歴史長編。 | 法王の権威を恐れず、聖地を手中にし、学芸を愛した──時代を二百年先取りした「はやすぎた男」の生涯を描いた傑作歴史巨編。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2004/8/30)
- 発売日 : 2004/8/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 4101181594
- ISBN-13 : 978-4101181592
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 96,771位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1937年7月7日、東京生れ。
学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。
1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008-2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
価格に対していい商品だと思います。また購入機会があれば利用したいです。
2012年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初版のハードカバーは持ち歩く事ができないので後から文庫本が出て残念に思いました。
「ユリウス・カエサル」の刊を文庫本にして外出時に楽しんでします。
「ユリウス・カエサル」の刊を文庫本にして外出時に楽しんでします。
2013年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読み切らないように、常に3連番づつ買い足します。眠れなくなるほど夢中に読むほどおもしろいです。
2011年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カエサルの創案であることでは古今の史家の一致する「三頭政治」だが、その評価となると必ずしも一致しない。古今を通じて大勢を占めてきたのは、三人の実力者が相互の私益に利するのを目的に結んだ同盟関係、という意見である。ポンペイウスとクラッススの二人に関してならば、それが妥当な解釈であるのは私も賛成だ。そしてカエサルに関しても、目的の半ばは眼前の利益、この場合は彼の私益にあったのは、私とて同意するのにやぶさかではない。(中略)つまり、私益は他益、ひいては公益、と密接に結びつく形でやるのが彼(カエサル)の特色である。なぜなら、私益の追求もその実現も、他益ないし公益を利してこそ十全なる実現も可能となる、とする考えに立つからである。(第5章、壮年前期)
2016年4月29日に日本でレビュー済み
ユリウスがクラッスス、ポンペイウスと三頭政治を執り、執政官となる。反元老院の旗色が鮮明になってくるが、その分市民を味方に付けている。
そして執政官の任期が終了し、前執政官となり属州総督となる。地域はガリア、任期は5年。ガリア戦記の始まりである。
さて、このガリア戦記だがこの本を読むまでユリアスが書いたとは知らなかった。筆者はキケロと小林秀雄の書評を引用している。とんでもない評価である。
本書はそのガリア戦記に沿って進む。今で言うスイス、フランス、ベルギー、ドイツが主戦場。更にイギリスまで行っている。
彼の指導者としての能力がまざまざと著される。
うーん、面白い。何で今まで読んでなかったんだ、と思わせる本である。
そして執政官の任期が終了し、前執政官となり属州総督となる。地域はガリア、任期は5年。ガリア戦記の始まりである。
さて、このガリア戦記だがこの本を読むまでユリアスが書いたとは知らなかった。筆者はキケロと小林秀雄の書評を引用している。とんでもない評価である。
本書はそのガリア戦記に沿って進む。今で言うスイス、フランス、ベルギー、ドイツが主戦場。更にイギリスまで行っている。
彼の指導者としての能力がまざまざと著される。
うーん、面白い。何で今まで読んでなかったんだ、と思わせる本である。
2009年4月10日に日本でレビュー済み
ユリウス・カエサルの壮年前期(前半)を描いた中巻。
(40〜50歳まで。)
紀元前60年〜紀元前54年までの出来事。
--
ガリア(現フランス人)戦役。
カエサル大活躍。
ドーヴァー海峡渡ってブリタニア(イギリス)まで
戦線を広げる。
--
フランスの土地を縦横無尽に駆け回り。
あっちゃっこっちゃで勝利・勝利・勝利。
戦場に至っては自らが戦場を駆け回り。
部下の兵士を鼓舞。
--
なんというか、文句のつけ様が無い。
文句のつけ様が無いから。
勝利に次ぐ勝利だから。
なんというか。
英雄であることが。
勝利が。
当たり前になる。
そこがこの巻の欠点と云えば欠点にあたると
思うのだけれど。
当たり前になるということは
退屈するということに繋がると思うのだけれど。
それでもなお、面白い。
(40〜50歳まで。)
紀元前60年〜紀元前54年までの出来事。
--
ガリア(現フランス人)戦役。
カエサル大活躍。
ドーヴァー海峡渡ってブリタニア(イギリス)まで
戦線を広げる。
--
フランスの土地を縦横無尽に駆け回り。
あっちゃっこっちゃで勝利・勝利・勝利。
戦場に至っては自らが戦場を駆け回り。
部下の兵士を鼓舞。
--
なんというか、文句のつけ様が無い。
文句のつけ様が無いから。
勝利に次ぐ勝利だから。
なんというか。
英雄であることが。
勝利が。
当たり前になる。
そこがこの巻の欠点と云えば欠点にあたると
思うのだけれど。
当たり前になるということは
退屈するということに繋がると思うのだけれど。
それでもなお、面白い。
2009年12月1日に日本でレビュー済み
塩野七生氏によるローマ人の歴史物語文庫版第9弾は、大活躍を始めるカエサルの物語である。
カエサルに至っては、ルビコン以前と以後とにそれぞれ複数巻を充てる、ローマ人の物語シリーズの中でも異例の大特集になっている。
ローマ史上、カエサルが極めて重要な位置を占めることは間違いないにしても、それにしても著者は余程のカエサルへの思い入れがあるらしい。
ローマ人そしてカエサルへの愛が随所に滲み出た文章で、著者は恰もそこにいて見てきたかのように生き生きと、カエサルらの物語を描写していく。
本巻のメインはガリア戦役で、カエサルがいわばフル稼働し縦横無尽の活躍を見せる。
凱旋式挙行の機会を放棄してまで執政官に当選したカエサルは、さまざまな政策を実現し、1年の任期終了後は前執政官として属州総督に赴任。
現フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ方面の広大な管轄地と長い任期を確保したうえで属州に赴いたカエサルは、
元老院に諮ることもなしにガリアを平定していく。ガリア人、ゲルマン人共々部族が多くややこしいが、
カエサルが軍事力や機転、素早く的確な状況判断を通して次々と諸部族を制圧していくさまが描かれる。
大きな軍団にとっては意外と戦いにくいゲリラ的戦闘、アウェーの地での兵糧確保、ローマに戻れない状況下でのローマ情勢のコントロール、
各部族の恭順と反乱、前代未聞のライン川渡りとブリタニアへ向けてのドーバー海峡超え・・・とカエサルは難局を乗り越え偉業を達成していく。
人種にこだわることなく、誓言を重視する、リベラルな武士の如きカエサルの姿も興味深い。
カエサルに至っては、ルビコン以前と以後とにそれぞれ複数巻を充てる、ローマ人の物語シリーズの中でも異例の大特集になっている。
ローマ史上、カエサルが極めて重要な位置を占めることは間違いないにしても、それにしても著者は余程のカエサルへの思い入れがあるらしい。
ローマ人そしてカエサルへの愛が随所に滲み出た文章で、著者は恰もそこにいて見てきたかのように生き生きと、カエサルらの物語を描写していく。
本巻のメインはガリア戦役で、カエサルがいわばフル稼働し縦横無尽の活躍を見せる。
凱旋式挙行の機会を放棄してまで執政官に当選したカエサルは、さまざまな政策を実現し、1年の任期終了後は前執政官として属州総督に赴任。
現フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ方面の広大な管轄地と長い任期を確保したうえで属州に赴いたカエサルは、
元老院に諮ることもなしにガリアを平定していく。ガリア人、ゲルマン人共々部族が多くややこしいが、
カエサルが軍事力や機転、素早く的確な状況判断を通して次々と諸部族を制圧していくさまが描かれる。
大きな軍団にとっては意外と戦いにくいゲリラ的戦闘、アウェーの地での兵糧確保、ローマに戻れない状況下でのローマ情勢のコントロール、
各部族の恭順と反乱、前代未聞のライン川渡りとブリタニアへ向けてのドーバー海峡超え・・・とカエサルは難局を乗り越え偉業を達成していく。
人種にこだわることなく、誓言を重視する、リベラルな武士の如きカエサルの姿も興味深い。