プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥693¥693 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1¥1 税込
配送料 ¥240 6月13日-15日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ローマ人の物語 (29) 終わりの始まり(上) (新潮文庫) 文庫 – 2007/8/28
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/8/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101181799
- ISBN-13978-4101181790
よく一緒に購入されている商品
この商品を見た後にお客様が購入した商品
出版社より
【29】終わりの始まり〔上〕 | 【30】終わりの始まり〔中〕 | 【31】終わりの始まり〔下〕 | |
---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.6
36
|
5つ星のうち4.6
32
|
5つ星のうち4.6
32
|
価格 | ¥693¥693 | ¥473¥473 | ¥473¥473 |
【新潮文庫】『ローマ人の物語』全43巻 | 空前絶後の帝国の繁栄に翳りが生じたのは、賢帝中の賢帝として名高い哲人皇帝の時代だった──新たな「衰亡史」がここから始まる。 |
愛の年代記 | チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 | コンスタンティノープルの陥落 | ロードス島攻防記 | レパントの海戦 | マキアヴェッリ語録 | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.3
58
|
5つ星のうち4.3
103
|
5つ星のうち4.4
288
|
5つ星のうち4.5
173
|
5つ星のうち4.4
124
|
5つ星のうち4.2
293
|
価格 | ¥572¥572 | ¥781¥781 | ¥693¥693 | ¥649¥649 | ¥572¥572 | ¥572¥572 |
【新潮文庫】 塩野七生 作品 | 欲望、権謀のうず巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、激しく美しく恋に身をこがした女たちの華麗なる愛の物語 9 編。 | ルネサンス期、初めてイタリア統一の野望をいだいた一人の若者──〈毒を盛る男〉としてその名を歴史に残した男の栄光と悲劇。〈毎日出版文化賞受賞〉 | 一千年余りもの間独自の文化を誇った古都も、トルコ軍の攻撃の前についに最期の時を迎えた──。甘美でスリリングな歴史絵巻。 | 一五二二年、トルコ帝国は遂に「喉元のトゲ」ロードス島の攻略を開始した。島を守る騎士団との壮烈な攻防戦を描く歴史絵巻第二弾。 | 一五七一年、無敵トルコは西欧連合艦隊の前に、ついに破れた。文明の交代期に生きた男たちを壮大に描いた三部作、ここに完結! | 浅薄な倫理や道徳を排し、現実の社会のみを直視した中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。その真髄を一冊にまとめた箴言集。 |
サイレント・マイノリティ | イタリア遺聞 | イタリアからの手紙 | サロメの乳母の話 | ルネサンスとは何であったのか | ルネサンスの女たち | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.1
30
|
5つ星のうち4.3
61
|
5つ星のうち4.1
54
|
5つ星のうち4.0
47
|
5つ星のうち4.3
146
|
5つ星のうち4.3
106
|
価格 | ¥605¥605 | ¥649¥649 | ¥605¥605 | ¥506¥506 | ¥693¥693 | ¥781¥781 |
「声なき少数派」の代表として、皮相で浅薄な価値観に捉われることなく、「多数派」の安直な正義を排し、その真髄と美学を綴る。 | 生身の人間が作り出した地中海世界の歴史。そこにまつわるエピソードを、著者一流のエスプリを交えて読み解いた好エッセイ。 | ここ、イタリアの風光は飽くまで美しく、その歴史はとりわけ奥深く、人間は複雑微妙だ。──人生の豊かな味わいに誘う 24 のエセー。 | オデュッセウス、サロメ、キリスト、ネロ、カリグラ、ダンテの裏の顔は?「ローマ人の物語」の作者が想像力豊かに描く傑作短編集。 | イタリア・ルネサンスは、美術のみならず、人間に関わる全ての変革を目指した。その本質を知り尽くした著者による最高の入門書。 | イタリア・ルネサンスは、美術のみならず、人間に関わる全ての変革を目指した。その本質を知り尽くした著者による最高の入門書。 |
神の代理人 | 想いの軌跡 | 塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック | 海の都の物語 1~6 | 小説 イタリア・ルネサンス 1~4 | |
---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.4
78
|
5つ星のうち4.3
35
|
5つ星のうち4.2
61
|
5つ星のうち4.3
70
|
5つ星のうち4.5
126
|
価格 | ¥825¥825 | ¥825¥825 | ¥1,155¥1,155 | ¥605¥605 | ¥1,210¥1,210 |
信仰と権力の頂点から見えたものは何だったのか──。個性的な四人のローマ法王をとりあげた、塩野ルネサンス文学初期の傑作。 | 地中海の陽光に導かれ、ヨーロッパに渡ってから半世紀──。愛すべき祖国に宛てた手紙ともいうべき珠玉のエッセイ、その集大成。 | ローマ帝国の栄光と衰亡を描いた大ヒット歴史巨編のビジュアル・ダイジェストが登場。『ローマ人の物語』をここから始めよう! | 外交と貿易、軍事力を武器に、自由と独立を守り続けた「地中海の女王」ヴェネツィア共和国。その一千年の興亡史を描いた歴史大作。〈サントリー学芸賞〉 | ヴェネツィアの外交官マルコとローマから来た高級遊女オリンピアの恋の行方は──。塩野七生、唯一の歴史小説。豪華口絵を附す。 |
わが友マキアヴェッリ 1~3 | ローマ亡き後の地中海世界 1~4 | 十字軍物語 1~4 | 皇帝フリードリッヒ二世の生涯〔上・下〕 | |
---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
48
|
5つ星のうち4.6
42
|
5つ星のうち4.5
160
|
5つ星のうち4.5
277
|
価格 | ¥605¥605 | ¥737¥737 | ¥880¥880 | ¥1,045¥1,045 |
権力を間近で見つめ、自由な精神で政治と統治の本質を考え続けた政治思想家の実像に迫る。塩野ルネサンス文学の最高峰、全三巻。 | ローマ帝国滅亡後の地中海は、北アフリカの海賊に支配される「パクス」なき世界だった!大作『ロ ーマ人の物語』の衝撃的続編。 | 中世ヨーロッパ史最大の事件「十字軍」。それは侵略だったのか、進出だったのか。信仰の「大義」を正面から問う傑作歴史長編。 | 法王の権威を恐れず、聖地を手中にし、学芸を愛した──時代を二百年先取りした「はやすぎた男」の生涯を描いた傑作歴史巨編。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/8/28)
- 発売日 : 2007/8/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 242ページ
- ISBN-10 : 4101181799
- ISBN-13 : 978-4101181790
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,556位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 39位古代ローマ史
- - 197位ヨーロッパ史一般の本
- - 596位その他の歴史関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
1937年7月7日、東京生れ。
学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。
1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008-2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
購入した本は、とても綺麗な状態で、とても満足しています。
対応も迅速で、感謝しています。
また利用させて頂こうと思っています。
ざっくり流れを把握していないと読みにくいと思います。
若い時に読むのではなく、30代で仕事していてリーダーシップのとり方とかを意識するようになってくる頃に読むと、とっても役立つ。
大昔も今も、いっしょやん!おなじ人間やん!(命の価値は違うけど)
この塩野さんのあっけらかんとした口調とローマ愛が絡み合っていて本当に読みやすい。
歴史もので笑ってしまうなんて、この本でしかないです。
かわいい息子たちを描いていらっしゃるような。
塩野さん解説で、NHKで海外版大河ドラマしてほしいなあ。
本当におもしろいです。
BBCのドキュメンタリーにも興味が出てくるようになります。
さて、その哲人皇帝を取り上げた本編。前巻となる本書では、その生いたちから書きはじめ、エリートとして施された教育、20歳になる前に共同統治者に指名された後に皇帝になるまでの実質「皇太子」時代にかなりの紙面を割いています。
そして、皇帝就任後、隣国パルティアの侵攻、蛮族の侵入、疫病の流行など、次々と難事が降りかかり、マルクスはその対応に追われます。これらの苦難は「書き残すようなことは何もないくらいに平和だった」前帝の23年間に徐々にその要因が育ちつつあったのでしょうが、塩野氏の明言していないように、何が悪かった訳でもなくいつのまにか色々なことが悪い方向に流れていったような印象を受けました。
盛者必衰は歴史の必然なれど、明らかな失政がそれほどないなかでの帝国の「終わりの始まり」は歴史の不条理を感じざるを得ません。
本巻以降は、ローマ帝国の衰亡の歴史に話が移っていくのでしょう。これまでの活力に満ちたローマ像から離れていくようで、読み進むにも少し気分が滅入る気がします。
解らないことがある。なぜ多神教ではだめで、キリスト教でなければならなかったか、である。
聖書に手を当てないと4年期限の独裁者になれない国がある。宗教の自由があるとは到底思えない。
その独裁者はときに黄色人種共産党が宗教を迫害すると指摘する。著しい場合には十字軍の名を出し人々を威圧する。
論理の矛盾にお気づきだろうか。信じるか信じないかの自由は実はこの近代世界には無い。
キリスト教が宗教だというローマ帝国の終焉を引き継いだのだ。なぜこんなことになってしまったのか。
ローマでは、多神教であり、敵国の神も受け入れた結果30万の神となる。八百万の神、”八”は八百屋、八咫烏、八岐大蛇、八百屋町など、単に多いことを意味する日本でさえも実際はこれ程の神がいまい。
敗北した国で、負けたにもかかわらず、負けさせてしまった唯一神を信じる信徒の心理が不明だ。そして、他の神を認めないことは明らかな欠陥であることも近代の歴史が証明するところだ。多くの軍事的衝突は信仰の自由に根差すのであるから。なのになぜキリスト教だけが宗教となってしまったのか。
本巻では、少しだけキリスト教に触れている。次巻でもっとよくわかるような説明があるかもしれない。
が、本巻でわかったことは、ギリシア哲学の心理追求がキリスト教につながっていることである。
これは明らかな劣化である。哲学とはある観察される動作や行動に、理性的な理由を付加することだと思う。
宗教とは、理性的な理由を付加しない。水がワインに変化することについてなぜそれが可能か説明されない。
神だから可能だ、という再現不可能な条件を押し付けてくるにすぎないのだから。
もう少しで知りたいことをしることが出来そうだ。
キリスト教の流布とローマ帝国の衰退は同じ現象の表裏ではないかと思っているので、そこまで読み進めてきたい。
ならぬ時に偶々巡り合ったのがマルクス・アウレリウスだったのは誠に不幸なことだった。
マルクスはある意味で政治家でなく、道徳的啓蒙家といえるのではないか。徳治主義は内政
的には効果があっても、外政では無力であることを実証してくれたように思う。人間的には
誠に魅力的なので、今度は『自省録』を読んでみたい。
塩野さんは『ローマ人と蛮族』という眼で歴史を捉えるが、イタリア本国を守る防波堤として
領土を果てしなく拡大していったローマ人こそ蛮族ではなかったか。
文庫版なので、なにげに凄い巻数になっていますが、ハードカバー版でいえば11巻である「終わりの始まり」を三分割したものの最初の巻です。ローマの歴史を著者の考察を交えつつ、始まりからずっと綴ってきた「ローマ人の物語」もいよいよローマ帝国の衰亡の始まりにさしかかりました。
今回登場する皇帝は、五賢帝の最後を飾る「哲人皇帝」マルクス・アウレリウス。プラトンの言を待つまでもなく、ユリアス・カエサルから始まった皇帝たちの中でも、歴史上で最良の皇帝としても名高いのがこの人物ですのでご存知の方も多いでしょう。
しかし、このマルクス・アウレリアスの御世から、ローマが衰えていったのではないかというのが著者の考察です。一般には、彼ほど有能で評価の高い皇帝はいません。常に思索をなし、公正であることに勤め、パルティアを完膚無きまでに叩き平和を達成し、子供を二十人近く設け、よき人、よき夫としても皇帝同様に責務を果たした彼は間違いなく、現代ローマでも評価されている人物です。
しかし、それでも塩野さんは、彼が即位の前に二十三年間、17歳から40歳までの間、アントニヌス・ピウスのもとで次期皇帝として存在していた期間に、平和を享受するだけに何もしなかった事がその原因ではないかと考察します。あまりに平和な時代だったからこそ、史料もほとんどない時代だけに、全てが推論の上での話ですが非常に考えさせられるテーマだし新しい切り口だと思います。
どうして、千年帝国とまで呼ばれ、他民族国家として完成されつくした感のあるローマが滅びたのか。
そこを考えていくのは歴史好きとしては非常に楽しい作業です。
今迄のローマ史を振り返りながら、本当にそうなのか、もっと違う要素はないのか、例えばキリスト教徒は? 民族としての意識や帝国としての意識(このあたりは非常に面白いもので、大英帝国が健在の頃、インドや中国では英語が通じたにせよインド人や中国人は決して自分たちを英国人だとは思わなかったでしょうが、この時代のギリシャやシリア人は自分たちをローマ人として捉えていました。この差が凄い)はどうか? 知的好奇心を刺激する一冊です。
当時のローマ社会が何を必要としていたか、皇帝マルクス・アウレリウスになってはじめて制定された目につく法律を挙げたい。(175頁)
一つに、ローマ市民権所有者に子が生まれたときは、その子の誕生から三十日以内に届け出ることを義務づけた法律である。ローマ軍団は徴兵制ではなく志願制だが、資格をもつ人間がどのくらいいるかを、おおよそにしても知ることは、ハドリアヌスによって定着した防衛システムを機能させていくうえでも不可欠であった。(176頁)
二つ目は、地方自治体の議員志願者の減少傾向に歯止めをかけることにした、一連の法律である。この法律文では、立候補者減少の原因を、「アパティア」という言葉で表現している。「無気力」のことだ。共同体とか国家を表わす「レス・プブリカ」という言葉を耳にするだけでふるいたったローマ人に、個人主義が浸透しはじめていたのかもしれない。(177〜178頁)
ローマの歴史を書いたローマ時代の、つまりは同時代の歴史家の一人に、アッピアヌスという名のギリシア人がいる。アッピアヌスは、紀元160年のことであったと書いているから、皇帝アントニヌス・ピウスの治世下のことであり、当時は確実にローマにいたアッピアヌスは、現場証人でもあったのだった。「蛮族の首長たちが首都を訪れ、彼らから皇帝に、帝国の支配下に入って他の属州民と同じ立場になりたいという申し出がなされた。しかし、皇帝は、ローマ帝国に何の効用ももたらさない人々を受け入れるわけにはいかない、と答えて、この人々の申し出を断った」。これこそが、時代の変化の予兆であったのだ。帝国内への移住を認めてくれという蛮族の申し出を、受け入れるか断わるかの問題をひとまず措くとして、ここで注意すべきことは、皇帝がこの一事の重要性を認識したか否かにある。申し出を断った後にアントニヌス・ピウスはそれについて何の関連処置も採っていないので、アントニヌス・ピウスは認識しなかったのである。この一事もマルクスは、知っていた可能性は高い。となると、マルクス・アウレリウスも、この一事が時代の予兆であったことに、気づかなかったということになってしまう。(197〜199頁)
マルクス・アウレリウスの十九年にわたる治世は、よくもここまであらゆることが同時に火を噴いたものだと、気の毒に思うほど多難な治世になる。(212頁)