最初は図書館で見つけて読んだのですが、いつか買って読まなきゃと思っているうちに古本でしか手に入らなくなってしまいました。
言いたいことはタイトルに集約されています。
鉄道好きを自認する方なら、変えなければ借りてでもいいから一読していただきたい名著です。
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定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? (新潮文庫) 文庫 – 2005/4/24
三戸 祐子
(著)
電車が2~3分遅れるだけで腹を立てる日本人。なぜ私たちは“定刻発車"にこだわるのか。その謎を追うと、江戸の参勤交代や時の鐘が「正確なダイヤ」と深く関わり、大正期の優れた作業マニュアル、鉄道マンによる驚異の運転技術やメンテナンス、さらに危機回避の運行システムなどが定時運転を支えていた! 新発見の連続に知的興奮を覚える鉄道本の名著。交通図書賞・フジタ未来経営賞受賞。
- 本の長さ404ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/4/24
- ISBN-104101183414
- ISBN-13978-4101183411
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/4/24)
- 発売日 : 2005/4/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 404ページ
- ISBN-10 : 4101183414
- ISBN-13 : 978-4101183411
- Amazon 売れ筋ランキング: - 131,622位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月8日に日本でレビュー済み
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2016年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み終えて感じたのはよく取材され勉強されています。
特に鉄道運行に関する専門的な用語等も勉強され取材されています。
星4つとしたのは書かれていることは「前提」のお話だからです。
端的に言えば優秀な鉄道員によって支えられた鉄道は、勤勉で几帳面な日本人が利用すことで
定時運行は成り立っていると筆者は言います。
確かにそのような側面もあるでしょう。
しかしすべて定時運行の「前提」のお話です
定時運行は些細なトラブルですぐに崩壊します。換言すれば異常時には脆いシステムなのです。
また安全運行は各鉄道会社の絶対使命で、定時運行はあくまで付加価値であり、何より安全は
列車を止めてしまうということを「前提」にしてアプローチすればここまで鉄道員や鉄道システムを
持ち上げることはできないと感じました。
しかしそれを鉄道従事者でな作者に求めるのは筋違いですのでタイトルの評価です。
特に鉄道運行に関する専門的な用語等も勉強され取材されています。
星4つとしたのは書かれていることは「前提」のお話だからです。
端的に言えば優秀な鉄道員によって支えられた鉄道は、勤勉で几帳面な日本人が利用すことで
定時運行は成り立っていると筆者は言います。
確かにそのような側面もあるでしょう。
しかしすべて定時運行の「前提」のお話です
定時運行は些細なトラブルですぐに崩壊します。換言すれば異常時には脆いシステムなのです。
また安全運行は各鉄道会社の絶対使命で、定時運行はあくまで付加価値であり、何より安全は
列車を止めてしまうということを「前提」にしてアプローチすればここまで鉄道員や鉄道システムを
持ち上げることはできないと感じました。
しかしそれを鉄道従事者でな作者に求めるのは筋違いですのでタイトルの評価です。
2015年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルの「なぜ」に直接回答していない。強いて言えば第1章がそれに当たるか。第2章以降は「どの様にして」正確さが実行されているかがかなり冗長に説明されている。端的に具体例をあげればすむ話を、「そんな感じで実行されている」くらいの確度の表現で長々とやるのでモヤモヤ感が残る。
私が期待していた「なぜ」の答えは第1章を膨らませたものであったはずだ。
「どの様にして」にも興味はあるが「なぜ」を説明していく過程で大体わかるだろ。
この本に書かれている事だけで類推すると「なぜ」の答えは、駅間がつまっているのに、大量の人を、フリークエントなサービスとして提供する事が求められた、からだろうか。そして「なぜ」日本だけがそれを実行したのか知りたい。
第1章は非常に期待させるだけに、その後のダラダラ感が残念。後半はその冗長性に耐え切れず流し読みしてしまった。
私が期待していた「なぜ」の答えは第1章を膨らませたものであったはずだ。
「どの様にして」にも興味はあるが「なぜ」を説明していく過程で大体わかるだろ。
この本に書かれている事だけで類推すると「なぜ」の答えは、駅間がつまっているのに、大量の人を、フリークエントなサービスとして提供する事が求められた、からだろうか。そして「なぜ」日本だけがそれを実行したのか知りたい。
第1章は非常に期待させるだけに、その後のダラダラ感が残念。後半はその冗長性に耐え切れず流し読みしてしまった。
2013年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぜひ通勤通学で電車を使う方は、車内でこれを読んでみて下さい。
本が伝える日本の姿と、今自分が乗っている電車がリンクして、奇妙で面白い感覚に陥ります。著者の文体も読みやすくて、鉄道好きな方も、そうでない一般の方にもおすすめできる新書の傑作。
本が伝える日本の姿と、今自分が乗っている電車がリンクして、奇妙で面白い感覚に陥ります。著者の文体も読みやすくて、鉄道好きな方も、そうでない一般の方にもおすすめできる新書の傑作。
2010年6月26日に日本でレビュー済み
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タイトルと表紙だけみると「乗り鉄」向けの軽めの趣向かと思いきや、実際は「鉄道運行論」「鉄道会社社会学」とも言えそうな、硬質で明快な内容で、面白く読めた。
鉄道会社のOBや関係者への深い取材量を感じさせる。そのため、示されるデータがpracticalで、論旨にも説得力がある。乗り手のみの視点だと、これが軽いままになっていただろう。
季節ごと、週ごと、日ごとの人の動きを「波動」と表現してデータベース化し、次の運行計画をシミュレーションする。たくさんの部品が集まって列車を成し、たくさんの列車が1つの運行システムを成す。このシステムの奇跡的な定時運行には、乗客も「協力」するよう、必然的な「訓練」がなされてきたのた、という主張もあって、乗る側ばかりの自分としてもちょっと新鮮な発見だった。
鉄道会社のOBや関係者への深い取材量を感じさせる。そのため、示されるデータがpracticalで、論旨にも説得力がある。乗り手のみの視点だと、これが軽いままになっていただろう。
季節ごと、週ごと、日ごとの人の動きを「波動」と表現してデータベース化し、次の運行計画をシミュレーションする。たくさんの部品が集まって列車を成し、たくさんの列車が1つの運行システムを成す。このシステムの奇跡的な定時運行には、乗客も「協力」するよう、必然的な「訓練」がなされてきたのた、という主張もあって、乗る側ばかりの自分としてもちょっと新鮮な発見だった。
2015年4月28日に日本でレビュー済み
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なかなか興味深い視点で書かれています。実際に指令室のことも教えてくれたりと為になった本です。
2010年6月10日に日本でレビュー済み
文庫版解説を含めた多くのレビューが挙げているように、日本に初めての鉄道が通る明治よりも前の江戸時代までさかのぼって考察してる点が特徴的。
取材量が多く、なるほどと思う視点もあって良いルポだと思うが、同じことの繰り返しやたとえ話が多く、全体的に文章が冗長。初出が交通新聞という業界紙だけあって、事業者礼賛に終始している印象も否めない。
事業者側の事情だけでなく、現代日本人の国民性や思考回路に起因する理由もあるはずで、そういう社会的な背景にも掘り下げが欲しかったところ。あえて取り上げなかったのだろうが、いま書くならその視点は不可避だろう。
取材量が多く、なるほどと思う視点もあって良いルポだと思うが、同じことの繰り返しやたとえ話が多く、全体的に文章が冗長。初出が交通新聞という業界紙だけあって、事業者礼賛に終始している印象も否めない。
事業者側の事情だけでなく、現代日本人の国民性や思考回路に起因する理由もあるはずで、そういう社会的な背景にも掘り下げが欲しかったところ。あえて取り上げなかったのだろうが、いま書くならその視点は不可避だろう。
2006年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫版約400ページのやや厚い本であるが、興味深い話がたくさん記述されており、一気に読ませる。
多くのレビュアーさんが指摘されているとおり、(1)日ごろ当たり前のことと思っている「定刻発車」をテーマにしようとした着眼点のすばらしさ、(2)綿密な取材に裏打ちされたていねいな記述、は賞賛に値する。
この本を読めば、鉄道が機械・設備やヒトの綿密な連携のもとに運営されている巨大なシステムであること、そして、システムの維持には、その国の歴史・文化や気候・地形、リスクを減らす科学的アプローチ、運転手や運行支援職員の技量・真摯な取組みなど、ほんとうに様々な要素がからんでいることがよくわかる。鉄道そのものに興味のない人にもお勧めできる内容充実の本である。
多くのレビュアーさんが指摘されているとおり、(1)日ごろ当たり前のことと思っている「定刻発車」をテーマにしようとした着眼点のすばらしさ、(2)綿密な取材に裏打ちされたていねいな記述、は賞賛に値する。
この本を読めば、鉄道が機械・設備やヒトの綿密な連携のもとに運営されている巨大なシステムであること、そして、システムの維持には、その国の歴史・文化や気候・地形、リスクを減らす科学的アプローチ、運転手や運行支援職員の技量・真摯な取組みなど、ほんとうに様々な要素がからんでいることがよくわかる。鉄道そのものに興味のない人にもお勧めできる内容充実の本である。