『花笑み』は『蕁麻の家』の続編、実名の自伝に近い。育ての親の祖母も異常だったが、この実の母親も相当以上に異常で色情狂で、朔太郎が惚れたのも離縁したのもよくわかる。
『貸家』は祖母や母から離れた自らの体験と言えるが、借家人をめぐって色々な事が起こり、小説として面白い。
『手術前後』も自己の体験を刻明に綴ることで苦しみから昇華
『天上の花』師・朔太郎の末妹に 恋焦がれて妻子を捨て離婚までして手に入れた結婚生活が血を流す暴力沙汰になるなんて、あの叙情詩人も地獄を味わっていたのだ。それから幾年を経て上京した「三好さん」は実父以上に「葉子ちゃん」が作家になるのを手助けしてきたのでその突然の死は病床にあって死んだ父親以上に揺り動かされるものがあったようだ。
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花笑み,天上の花 (新潮文庫 は 5-2) 文庫 – 1980/10/1
萩原 葉子
(著)
- 本の長さ341ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1980/10/1
- ISBN-10410118402X
- ISBN-13978-4101184029
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1980/10/1)
- 発売日 : 1980/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 341ページ
- ISBN-10 : 410118402X
- ISBN-13 : 978-4101184029
- Amazon 売れ筋ランキング: - 563,705位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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