杉山隆男氏の代表作。単行本は1995年刊。自衛隊の隊員を「自らを写す鏡」と見立てて隊員の心情や訓練に励む風景を追っています。
「兵士」シリーズは『兵士に聞け』(本作品)、『兵士を見よ』(航空自衛隊のパイロットに焦点)、『兵士を追え』(海上自衛隊の護衛艦乗りに焦点)、『兵士に告ぐ』(いわゆる特殊部隊に焦点)、『兵士になれなかった三島由紀夫』(自衛隊に体験入隊した三島由紀夫の姿を証言で追う)、『兵士は起つ』(東日本大震災の救助活動に焦点)がこれまで出ていますが、第一作のこの作品が筆運びが冷静で過剰に隊員に肩入れせず客観視して書き切っている点で好感を持っています。
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兵士に聞け (新潮文庫 す 10-3) 文庫 – 1998/7/1
杉山 隆男
(著)
- 本の長さ666ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1998/7/1
- ISBN-104101190135
- ISBN-13978-4101190136
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1998/7/1)
- 発売日 : 1998/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 666ページ
- ISBN-10 : 4101190135
- ISBN-13 : 978-4101190136
- Amazon 売れ筋ランキング: - 779,342位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2014年4月29日に日本でレビュー済み
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2015年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安保法制がマスコミでにぎやかになっていたので、当の自衛隊ってどんな組織なのか、内川からルポしたものを読みたくて購入しました。そこには知らない世界があったので、少しびっくりしました。安保法制化に対して、声を出せない彼らの気持ちが、ほんの少し理解できました。
2014年1月16日に日本でレビュー済み
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とても良い状態の本を届けていただきました。大変感謝しています。
2015年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安保法案が通った後でリアルです。内幕のルポは学ぶことが多いです。
2008年9月4日に日本でレビュー済み
まるで小説のような語り口で“兵士”たちの現実の姿をひたすら丁寧に追ったルポです。
常に政治と外交、そして国民の目に翻弄され続けてきた自衛隊の内部、しかも一部隊、一隊員にクローズアップすることで、生きている自衛隊を描いています。
国防の最前線を担いながらも訓練で実弾の一発も撃てないジレンマを抱え、世論に気を遣い、政府の苦しい憲法解釈に縛られながらも、厳しい訓練に耐える“兵士”の姿には感動を覚えます。
特に北海道南西沖地震の際に津波に襲われた奥尻島の航空自衛隊レーダーサイトの隊員たちの件では、涙があふれました。
防衛産業の汚職や自衛隊内での不祥事が後を絶ちませんが、ニュースにならない自衛隊の姿を知る絶好の書です。
常に政治と外交、そして国民の目に翻弄され続けてきた自衛隊の内部、しかも一部隊、一隊員にクローズアップすることで、生きている自衛隊を描いています。
国防の最前線を担いながらも訓練で実弾の一発も撃てないジレンマを抱え、世論に気を遣い、政府の苦しい憲法解釈に縛られながらも、厳しい訓練に耐える“兵士”の姿には感動を覚えます。
特に北海道南西沖地震の際に津波に襲われた奥尻島の航空自衛隊レーダーサイトの隊員たちの件では、涙があふれました。
防衛産業の汚職や自衛隊内での不祥事が後を絶ちませんが、ニュースにならない自衛隊の姿を知る絶好の書です。
2005年10月10日に日本でレビュー済み
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この本は自衛隊に関するというより、自衛隊員に取材の対象を求めている杉山氏の著作を漫画家したもの。
まぁ、おもしろいですが大人が読む本ではないです。
子供むけですね。
まぁ、おもしろいですが大人が読む本ではないです。
子供むけですね。
2003年7月18日に日本でレビュー済み
軍隊としての人員装備を備えながら、軍隊としては存在せず、軍隊として活動することのできない不可解な存在である『自衛隊』。そこに所属する人々の様子を『見る』事ができる。
著作としての分量は多く感じられるが、読めばそれでもこの組織の不可解さ、ジレンマを知るには足りないと感じさせられる。自衛隊について、さらに知らなければならないと思わせる。
著者による、誠意ある精力的な取材によって、良質のルポ・タージュとなっている。
著作としての分量は多く感じられるが、読めばそれでもこの組織の不可解さ、ジレンマを知るには足りないと感じさせられる。自衛隊について、さらに知らなければならないと思わせる。
著者による、誠意ある精力的な取材によって、良質のルポ・タージュとなっている。
2014年11月30日に日本でレビュー済み
自分は、将来自衛官になりたく、その内情を少しでも知るために本書を手に取りました。
自衛官の方々が日頃から感じている不満や鬱憤、意見や希望、楽しみ。
いろいろなことを学ぶことができる本だと思いますが、かなり内容が重く、読んでいると疲れてしまいました。もともと読むのが遅く、理解も遅いのが影響しているので悪い本だと言っているわけではありません。
だから、これを読む人にはしっかりと腰を据えて読むことをオススメします。
戦後日本の情けなさが垣間見え、とても考えさせられるものでした。自衛隊の方々が自分と同じことを考え、思う人間だとも再認識させられました。
自衛官の方々が日頃から感じている不満や鬱憤、意見や希望、楽しみ。
いろいろなことを学ぶことができる本だと思いますが、かなり内容が重く、読んでいると疲れてしまいました。もともと読むのが遅く、理解も遅いのが影響しているので悪い本だと言っているわけではありません。
だから、これを読む人にはしっかりと腰を据えて読むことをオススメします。
戦後日本の情けなさが垣間見え、とても考えさせられるものでした。自衛隊の方々が自分と同じことを考え、思う人間だとも再認識させられました。