往復書簡の様な物かと思っていたら、ほんの数通の恋文、その後は妹さんから見た彼女の生きざま。
なのに、全ての文章より向田邦子の恋文一枚に気持ちを持っていかれます。こんなにも溢れる情を、どうやってその後呑み込んで受け入れて生きていったのか。
薄い文庫ですが、内容は余りに充実しているので、長編を読んだかの様な読後感です。
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向田邦子の恋文 (新潮文庫) 文庫 – 2005/7/28
向田 和子
(著)
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それは、いかにも姉らしい“秘め事"だった。
直筆の手紙、秘蔵の写真、妹の追想──没後二十年を越えて初めて明かされた素顔。
脚本家への道を歩みはじめ、徹夜続きで仕事に打ち込む姉・邦子を慈しみ支えた一人の男性がいた。一途で切ない、秘密の恋だった――。
邦子が急逝して二十年、妹・和子は遺品の中から、亡き二人が四十年近く前に送りあった手紙をみつける。遺された文面から今なお香り立つ想いが、遠い日をよみがえらせ、妹は姉にそっと語りかけ始める……。幾つもの想いが響き合う、姉と妹の「最後の本」。
【目次】
第一部 手紙と日記
第二部 姉の〝秘め事〟
帰ることのない部屋で
遺品の整理
茶封筒のなかの〝秘め事〟
『父の詫び状』へのお詫び
故郷もどきへの〝嫁入り〟
『ままや』の暖簾をたたむ
私の知らない姉
N氏との出逢い
父のよそ見
母の率直な思い
旅先のポートレート
茶封筒を開ける
二人の死
あとがきにかえて…ひとにぎりのナンキンマメ
向田さんの恋…爆笑問題・太田光
向田和子
1938年、東京生まれ。長姉の邦子とは9つ違い。1978年、邦子とともに東京赤坂に惣菜・酒の店「ままや」を開店(1998年に閉店)。著書に『かけがえのない賭り物 ままやと姉・邦子』『向田邦子の青春』(ともに文藝春秋)、『向田邦子の恋文』(新潮社)等がある。
直筆の手紙、秘蔵の写真、妹の追想──没後二十年を越えて初めて明かされた素顔。
脚本家への道を歩みはじめ、徹夜続きで仕事に打ち込む姉・邦子を慈しみ支えた一人の男性がいた。一途で切ない、秘密の恋だった――。
邦子が急逝して二十年、妹・和子は遺品の中から、亡き二人が四十年近く前に送りあった手紙をみつける。遺された文面から今なお香り立つ想いが、遠い日をよみがえらせ、妹は姉にそっと語りかけ始める……。幾つもの想いが響き合う、姉と妹の「最後の本」。
【目次】
第一部 手紙と日記
第二部 姉の〝秘め事〟
帰ることのない部屋で
遺品の整理
茶封筒のなかの〝秘め事〟
『父の詫び状』へのお詫び
故郷もどきへの〝嫁入り〟
『ままや』の暖簾をたたむ
私の知らない姉
N氏との出逢い
父のよそ見
母の率直な思い
旅先のポートレート
茶封筒を開ける
二人の死
あとがきにかえて…ひとにぎりのナンキンマメ
向田さんの恋…爆笑問題・太田光
向田和子
1938年、東京生まれ。長姉の邦子とは9つ違い。1978年、邦子とともに東京赤坂に惣菜・酒の店「ままや」を開店(1998年に閉店)。著書に『かけがえのない賭り物 ままやと姉・邦子』『向田邦子の青春』(ともに文藝春秋)、『向田邦子の恋文』(新潮社)等がある。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/7/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101190410
- ISBN-13978-4101190419
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/7/28)
- 発売日 : 2005/7/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 176ページ
- ISBN-10 : 4101190410
- ISBN-13 : 978-4101190419
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 102,643位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,278位新潮文庫
- - 9,538位文芸作品
- - 23,478位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1929-1981)1929(昭和4)年、東京生れ。実践女子専門学校(現実践女子大学)卒。
人気TV番組「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など数多くの脚本を執筆する。1980年『思い出トランプ』に収録の「花の名前」他2作で直木賞受賞。著書に『父の詫び状』『男どき女どき』など。1981年8月22日、台湾旅行中、飛行機事故で死去。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月13日に日本でレビュー済み
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2021年4月9日に日本でレビュー済み
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事実のこととは思いますがもっと。ちょっと物足りませんでした。
2020年7月10日に日本でレビュー済み
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自分で買っておきながら、なんで他人の恋文なんて読まなあかんのやと思いつつ。読了、大きく息を吹き出した。深呼吸した。なにも語ることもなく、静かに秘め、自己の考えに準じるというのはこういうことをいうことなのだと知った。静かな大人の恋が読み取れる。妹さんの追憶も秀逸である。安っぽい涙を誘うのではなく、心中、泣きたくなるような衝撃がある。寓意を生きた方なのだ
2009年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
台湾の飛行機事故で51歳で亡くなった向田邦子さん。
脚本家という立場で昭和のど真ん中を歩んだ女性。
彼女の恋人との手紙のやりとり、そして先に亡くなった恋人の日記を公開している。
後半には妹の和子さんによるエッセイ。
一度は自分から距離をおいた妻子ある恋人。
その彼が病に倒れ体が不自由になってしまう。
恋人のために、自分の家族のためにも、精一杯尽くしぬく。
「献身」とはこういうことなんだ、と感じました。
しかし、邦子氏にとって、それが喜びなんだと妹の和子さんは述べている。
「悩みや苦しみはひとに見せないで、生きる力に変えてしまう。それが向田邦子方式の生き方で、姉の人生の基本姿勢であったような気がする。」
「大きな影響と惜しみない言葉、言葉にならないもののなかに姉は生きる糧の本質を見たのではないだろうか。そこに姉の”書く”原点があったように思う。」
懸命な献身にもかかわらず、恋人は自ら命を絶ってしまう。
男の弱さ、身勝手さ。
しかし、それさえ赦し、生き抜こうとした邦子氏の強さを見習いたい。
しなやかで、たくましく、凛とした、心の広い・・・そして一途な、とても可愛らしい女性。
すべての女性に読んでもらいたい本です。
脚本家という立場で昭和のど真ん中を歩んだ女性。
彼女の恋人との手紙のやりとり、そして先に亡くなった恋人の日記を公開している。
後半には妹の和子さんによるエッセイ。
一度は自分から距離をおいた妻子ある恋人。
その彼が病に倒れ体が不自由になってしまう。
恋人のために、自分の家族のためにも、精一杯尽くしぬく。
「献身」とはこういうことなんだ、と感じました。
しかし、邦子氏にとって、それが喜びなんだと妹の和子さんは述べている。
「悩みや苦しみはひとに見せないで、生きる力に変えてしまう。それが向田邦子方式の生き方で、姉の人生の基本姿勢であったような気がする。」
「大きな影響と惜しみない言葉、言葉にならないもののなかに姉は生きる糧の本質を見たのではないだろうか。そこに姉の”書く”原点があったように思う。」
懸命な献身にもかかわらず、恋人は自ら命を絶ってしまう。
男の弱さ、身勝手さ。
しかし、それさえ赦し、生き抜こうとした邦子氏の強さを見習いたい。
しなやかで、たくましく、凛とした、心の広い・・・そして一途な、とても可愛らしい女性。
すべての女性に読んでもらいたい本です。
2015年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
じつは何年か前にも読んだのですけど、その時にはピンと来なくて、有名人のゴシップ
という程度で読んでいました。
今回改めて読んでみたくなり、購入。
邦子さんが恋をしていた頃、私はまだ幼子でした。
その頃のことや当時の東京の様子に思いを馳せ、向田家の芯として、仕事も増えて
超多忙でありながら、愛しい人との時間を大切にしていた邦子さんのことを読み、
胸がいっぱいになりました。
強く、しなやかな女性だったのだろうと思います。
「だいこんの花」と「寺内貫太郎一家」くらいしか作品を見なかった私で、邦子さんの
現役時代をよく知らないのですが゛、この本の中心の「秘め事」だけではなく、さまざまな
ことをひとり心に秘めて、生き抜いたのではないかと思います。
彼女の本を、久々にいろいろ読んでみたくなりました。
という程度で読んでいました。
今回改めて読んでみたくなり、購入。
邦子さんが恋をしていた頃、私はまだ幼子でした。
その頃のことや当時の東京の様子に思いを馳せ、向田家の芯として、仕事も増えて
超多忙でありながら、愛しい人との時間を大切にしていた邦子さんのことを読み、
胸がいっぱいになりました。
強く、しなやかな女性だったのだろうと思います。
「だいこんの花」と「寺内貫太郎一家」くらいしか作品を見なかった私で、邦子さんの
現役時代をよく知らないのですが゛、この本の中心の「秘め事」だけではなく、さまざまな
ことをひとり心に秘めて、生き抜いたのではないかと思います。
彼女の本を、久々にいろいろ読んでみたくなりました。
2014年6月18日に日本でレビュー済み
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向田邦子さんの さらりと書き下ろしたエッセイとは、また違った感動がありました。
一人の女性として生きた向田邦子像が語り掛ける、愛する人への手紙。
信頼しあうからこそ、支え合い、お互いを気遣い、切なく美しいと思いました。
淡々と記したN氏の日記の中に、邦子さんに対するエールが満ちていて暖かいです。
表紙の邦子さんも、カメラを見つめる姿が美しく惚れ惚れします。
叶わなかった恋ですが、きっと心の伴侶だったに違いないと感じずにはいられませんでした。
妹和子さんの姉に対する感謝の念が、この本を単なるスキャンダルとは違う「純愛」として、
読者の心を打つのだと思いました。
一人の女性として生きた向田邦子像が語り掛ける、愛する人への手紙。
信頼しあうからこそ、支え合い、お互いを気遣い、切なく美しいと思いました。
淡々と記したN氏の日記の中に、邦子さんに対するエールが満ちていて暖かいです。
表紙の邦子さんも、カメラを見つめる姿が美しく惚れ惚れします。
叶わなかった恋ですが、きっと心の伴侶だったに違いないと感じずにはいられませんでした。
妹和子さんの姉に対する感謝の念が、この本を単なるスキャンダルとは違う「純愛」として、
読者の心を打つのだと思いました。
2010年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の巻頭には、向田邦子直筆の手紙の写真があり、妹の和子氏が姉の交際相手だったN氏の手紙と日記を見つけた時と、読んだ経緯が記されている。
当初は、人の秘密をのぞきこむようで、こういった個人の手紙や日記を読んでしまうことへの罪悪感を少し感じた。
向田邦子からN氏へあてた手紙は、仕事の事、食事に関する事、愛猫の事、N氏の体をいたわる言葉にあふれながらも、N氏への甘えの箇所もあり、とても可愛らしい。
N氏の日記は、一日の行動や購入した物品とその金額と、自宅へ来た向田の様子、手紙には、愛情がひしひしと感じられる温かな言葉が綴られている。
いわゆる「不倫関係」ではあったけれど、彼女達の手紙や日記には、少しもその嫌らしさを感じない、お互いに尊敬の念で結ばれていた、という印象が強く残った。
改めて、手紙や日記っていいなあと思えた。
本に掲載されている、向田邦子が若き日の恋愛中に撮影された、ポートレイトの美しさに感嘆する。
第2部では、飛行機事故で亡くなった向田邦子の遺品整理に始まり、妹から見た姉とN氏との関係と父にまつわる逸話。父が亡くなった時の向田邦子の様子が、N氏の亡くなる際と重なるのではと推察した描写は、非常に切なく心に残る。
この本を読んで、向田邦子という人がますます好きになった。
1通の手紙の最後の「バイバイ」に、恋する女の可愛さがにじみでている。
巻末に太田光の文が載っているが、これがまた名文で驚いた。
当初は、人の秘密をのぞきこむようで、こういった個人の手紙や日記を読んでしまうことへの罪悪感を少し感じた。
向田邦子からN氏へあてた手紙は、仕事の事、食事に関する事、愛猫の事、N氏の体をいたわる言葉にあふれながらも、N氏への甘えの箇所もあり、とても可愛らしい。
N氏の日記は、一日の行動や購入した物品とその金額と、自宅へ来た向田の様子、手紙には、愛情がひしひしと感じられる温かな言葉が綴られている。
いわゆる「不倫関係」ではあったけれど、彼女達の手紙や日記には、少しもその嫌らしさを感じない、お互いに尊敬の念で結ばれていた、という印象が強く残った。
改めて、手紙や日記っていいなあと思えた。
本に掲載されている、向田邦子が若き日の恋愛中に撮影された、ポートレイトの美しさに感嘆する。
第2部では、飛行機事故で亡くなった向田邦子の遺品整理に始まり、妹から見た姉とN氏との関係と父にまつわる逸話。父が亡くなった時の向田邦子の様子が、N氏の亡くなる際と重なるのではと推察した描写は、非常に切なく心に残る。
この本を読んで、向田邦子という人がますます好きになった。
1通の手紙の最後の「バイバイ」に、恋する女の可愛さがにじみでている。
巻末に太田光の文が載っているが、これがまた名文で驚いた。