「世間師」ということばはこの本ではじめて知りました。
真正面な逢坂作品も何作か読みましたが、何故かこの手の話が一番好きです。
全体的に明るい雰囲気の中で、いくつかのコンゲームが語られます♪「ふふん、こう来たか・じゃ、こうなるな~」と予測させつつも、最後にそんな私の浅はかさを、畳を裏返すように鮮やかに裏切ってくれるのは気持ちの良いものです。醍醐味とか爽快感ってカンジでしょうか。
ちょっとセコイのもありますが、それは全体の軽やかさを出すのに必要だった...のかも(笑)
出てくる女性の描写(原節子とかベレー帽をかぶるとか)に逢坂さんの年齢も感じつつも、それがまた楽しいですよ。やっぱり、ボンキュッツボンッのジリアンがダントツにいいオンナですけどね(笑)態度も性格も風格も「女王様」です。
続編を楽しみに待っています。
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相棒に気をつけろ (新潮文庫) 文庫 – 2004/8/28
逢坂 剛
(著)
「いやはや、とんでもない女と組んだものだ」ハッタリと出任せには俺も自信があるが、相方は一枚も二枚も上手。ヤクザの香典はパクるわ、地上げ屋の眼前でストリップショウを企むわ、欲深い奴らを手玉にとって涼しい顔。「四面堂遥」この女、タダモノではない……。要領よし、逃げ足早し、正義感少しあり、腕力なし。世渡り上手の世間師コンビが大活躍するウィットたっぷりの痛快短編集。
- 本の長さ365ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2004/8/28
- ISBN-104101195161
- ISBN-13978-4101195162
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2004/8/28)
- 発売日 : 2004/8/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 365ページ
- ISBN-10 : 4101195161
- ISBN-13 : 978-4101195162
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,553,097位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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![逢坂 剛](https://m.media-amazon.com/images/I/01Kv-W2ysOL._SY600_.png)
1943年東京都生まれ。中学時代から探偵小説、ハードボイルド小説を書きはじめ、’80年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’86~’87年、ギターとスペイン内戦を扱った『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。2001年6月から2005年5月まで、日本推理作家協会理事長を務めた。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 剛爺コーナー (ISBN-13: 978-4062161060 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月3日に日本でレビュー済み
2人の詐欺師(世間師)が詐欺師やヤクザを相手に騙していくという作品。
コンセプトは悪くない。
悪い奴らを懲らしめる的な話にも発展できるし、読んでいてスカッとするものや、ついやられた!と思ってしまうものもあったりする。
ただ、全体的にどこか粗い。
キャラクター設定が若干中途半端だったり、結末がいまいち消化不良だったり、解決方法があまりにも奇想天外だったり…。
詰めが甘いというわけではないのだが、どこか歯に詰まったような感じがする。
すんなり読めるという作品ではなく、少し頭を使う作品になってしまっている。
もう少し娯楽性というか読みやすさを重視した書き方をしてほしいと感じた作品。
コンセプトは悪くない。
悪い奴らを懲らしめる的な話にも発展できるし、読んでいてスカッとするものや、ついやられた!と思ってしまうものもあったりする。
ただ、全体的にどこか粗い。
キャラクター設定が若干中途半端だったり、結末がいまいち消化不良だったり、解決方法があまりにも奇想天外だったり…。
詰めが甘いというわけではないのだが、どこか歯に詰まったような感じがする。
すんなり読めるという作品ではなく、少し頭を使う作品になってしまっている。
もう少し娯楽性というか読みやすさを重視した書き方をしてほしいと感じた作品。
2004年9月3日に日本でレビュー済み
2004 年度 このミス10 位
世間師のコンビが、痛快にダマし、またあるときはダマされるドタバタを描いた短編集。
それなりに楽しめ、ハズレではないが、是非とおすすめするほどのレベルでもない。
アカデミー賞映画「スティング」を連想させる話もある。
「燃える地の果てに」を最後に、「それなりのレベル」の作品が多く、突き抜けた作品がないと感じるのは私だけだろうか・・・・
世間師のコンビが、痛快にダマし、またあるときはダマされるドタバタを描いた短編集。
それなりに楽しめ、ハズレではないが、是非とおすすめするほどのレベルでもない。
アカデミー賞映画「スティング」を連想させる話もある。
「燃える地の果てに」を最後に、「それなりのレベル」の作品が多く、突き抜けた作品がないと感じるのは私だけだろうか・・・・