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大密室 文庫 – 2002/1/1

3.4 5つ星のうち3.4 7個の評価

壷中庵殺人事件,ある映画の記憶,不帰屋,揃いすぎ,怪獣は密室に踊る 他
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2002/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 504ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101204314
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101204314
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 7個の評価

著者について

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有栖川 有栖
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1959年、大阪生まれ。1989年、『月光ゲーム』で鮮烈なデビューを飾る。以後、精力的に作品を発表し、2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本 推理作家協会賞を受賞。2008年には『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞した。精緻なロジックを積み重ね、構築した世界そのものをひっくり返 してみせる鮮やかな手腕と、物語性豊かなその作品は、世代を問わず常に読み手を魅了しつづけている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 闇の喇叭 (ISBN-13: 978-4652086353 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.4つ
5つのうち3.4つ
7グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年2月1日に日本でレビュー済み
 1999年に出た単行本の文庫化。新しく西澤保彦の「怪獣は密室に踊る」が加えられている。

 有栖川有栖・恩田陸・北森鴻・倉知淳・西澤保彦・貫井徳郎・法月綸太郎・山口雅也という期待できるラインナップで密室に挑んだ一冊。大方は失敗作に終わっているが、いくつか、面白いものも。北森「不帰屋」、山口「人形の館の謎」など。

 正当な密室トリックというより、メタ的なネタが多い。本当に新しい密室トリックを考案するのは至難の業だから、わからないこともないが、こう並べられると…。

 現代の密室アンソロジーとしては上々の出来だとは思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私にとって、アンソロジーというのは一度にたくさんの作家に会えるとっておきの場所です。長篇にはない魅力が短編にはたくさんつまっていると思います。限られた枚数の中で、伏線を張り、トリックを仕込み、読者をじらしながら謎を明かしていく。だらだら長く書き連ねるのよりも、遥かに難しい作業でしょう。
この本は「密室」をテーマにかかれています。密室のトリックは出つくしているのでは?とも思われますが、さにあらず。こういう密室の作り方もあるのね、と楽しく読みました。いちおしは北森鴻氏の『不帰屋』。民俗学を取り入れた”蓮丈那智シリーズ”はぜひ他のものも読んでみたくなりました。それぞれの作家の密室に関するエッセイもついており、少し得した気分です。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年7月21日に日本でレビュー済み
当代一流の作家が密室をテーマに共作した作品集。だが、期待とは裏腹に密室事件を書く事の難しさを痛感させるアンソロジーとなった。カーの偉さが良く分かる。

有栖川氏の作品の密室トリックは、「オレンジ橙」を少し捻っただけのもので、幾ら作者がクィーンのファンだからと言って酷過ぎる。恩田氏の作品はミステリと言うよりは感傷小説。密室事件を書く能力の無い作家に依頼する編集者の見識を疑う。北森氏の作品は民俗学を取り入れた点が目新しいが、探偵役を初めとする登場人物が余りに人工的過ぎる。そして、トリックは「赤後家」と同じものでガッカリさせられる。法月氏の作品は「女か虎か」を逆手に取ったユーモア小説。通常の意味での密室事件では無いのだが、本作が一番の出来と思える点に病巣の深さを感じる。

こうして見ると、読む者に驚きを与える創造性豊かな密室事件を書く事が如何に難しいか再認識させられる。作家の顔ぶれに少しは期待したが、やはり高望みであった事を思い知らされた一作。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年5月15日に日本でレビュー済み
8人の作家による「密室物の短編推理小説とエッセイ」を収めた本です。
 私がとくに気に入ったトリックは
「不帰屋」
ちゃんと、鍵が本文の中に提示してあるのに、読み取れなくてすっかり騙されていました。
 印象的なのは
「怪獣は密室に踊る」
これは、推理部分がとても面白いのですが、脈絡なく怪獣の登場があって不思議な話です。
 各作者が密室についてエッセイを書いているのですが、本編よりこちらが面白い人もいて楽しいです。
 北森 鴻 さんが書いたエッセイの一文
『「こんなことする犯人ってば、少し変!」』
に笑ってしまいました。
 推理小説の作者にも、「犯人がへんなことをしている」という意識があるのがとっても可笑しかったです。
 推理小説なので詳しい内容を書けないのですが、とっても面白い本でした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年9月1日に日本でレビュー済み
 8人の作家による「密室」をテーマにしたアンソロジー。

 「密室」というと、私の場合、「殺人事件が発見され、現場は外部と隔絶されている。そのトリックをとく」というイメージがあったが、本書の「密室」はそんな典型的なパターンのものはむしろ少ない。むしろ、「このストーリーのどこが密室?」というものもある。

 それは、典型的な密室トリックはもうネタが出尽くしているからだと思う。やはり、「密室モノ」の新作は難しい。
 反面、そのことは、さまざまなバリエーションの作品を楽しめることとなっている。

 8つの作品の中には、「なんじゃこりゃ?」という作品もあるが、「不帰屋」(北森鴻)や「使用中」(法月綸太郎)は、すばらしい。「玉石混交だが、まずまず楽しめる」という感じでしょうか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年5月5日に日本でレビュー済み
最初は「有栖川有栖!恩田陸!」と思って手にとったのですが
読んでるうちに他の作家にはまりました。
アンソロジーって結構あたりはずれが大きいですが
これはかなりあたり!な本だと思います。
密室トリックは出尽くした感があるけれど
あえて取り上げたところに拍手です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート