何の飾りもない ストレートな題名の女流作家のオムニバスの短編集です。
川上弘美、小池真理子、篠田節子、乃南アサ、そして よしもとばなな。
すでに著名な作家の方々ですが、私にとって初めて読む作品でした。
奇をてらったところがなく、個性のある 落ち着いた、大人の恋愛小説です。
他の方のレビューで、元はサントリーとのコラボレーションと知り、小説の中で 洋酒の存在が キー になっていることに気付かされました。
だからこそ、テーマに統一感のある すがすがしい 大人の恋愛小説集になっていると思います。
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恋愛小説 (新潮文庫 し 22-72) 文庫 – 2007/2/1
- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104101208069
- ISBN-13978-4101208060
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 228ページ
- ISBN-10 : 4101208069
- ISBN-13 : 978-4101208060
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,869,421位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年3月17日に日本でレビュー済み
恋愛って、色々な要素があると思う。希望とか喜びとか悲しみとか憂いとか怒りとか、
あらゆる感情の色が混ざり合って、心を激しく揺さぶったりけだるく眠らせたりする。
このアンソロジーは、どの作家さんの描く世界も色に例えればブルーグレイ、
倦怠感とか淡い悲しみの予感とか、アンニュイで翳りのある恋愛の風景が
それぞれ描かれている。なので、イキオイとか元気とか希望を望む人には
積極的にはお薦めできないけど、憂いとかセンチメンタルな感じとか
そういう、大人トーンのせつなさを求めている人には、とてもしっくりくると思う。
あらゆる感情の色が混ざり合って、心を激しく揺さぶったりけだるく眠らせたりする。
このアンソロジーは、どの作家さんの描く世界も色に例えればブルーグレイ、
倦怠感とか淡い悲しみの予感とか、アンニュイで翳りのある恋愛の風景が
それぞれ描かれている。なので、イキオイとか元気とか希望を望む人には
積極的にはお薦めできないけど、憂いとかセンチメンタルな感じとか
そういう、大人トーンのせつなさを求めている人には、とてもしっくりくると思う。
2007年6月12日に日本でレビュー済み
元はサントリーとのコラボレーションということで、物語の中にウィスキーやブランデーが登場します。時に切なく苦くもありますが、強い酒をロックで飲んだ後のような静かな余韻が心地よく感じました。このタイプの短編集の良いところは、普段読まない作家の作品にも触れられるということ。川上弘美さんの作品が読みたくて手にとりましたが、他の作家の長編も読んでみたいと思いました。