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辰巳八景 (新潮文庫) 文庫 – 2007/9/28
山本 一力
(著)
手をつないだわけでもない。好き合っていたのかもわからない。それでも祝言を挙げると知ったあの時、涙がどうしても止まらなかった……。遠い日の思い人と再会する女性の迷いと喜びを描く「やぐら下の夕照」。売れない戯作者がボロ雪駄の縁で一世一代の恋をする「石場の暮雪」。江戸深川の素朴な泣き笑いを、温かで懐かしい筆が八つの物語に写し取る。著者の独擅場、人情の時代短編集!
- 本の長さ402ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/9/28
- ISBN-104101213429
- ISBN-13978-4101213422
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/9/28)
- 発売日 : 2007/9/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 402ページ
- ISBN-10 : 4101213429
- ISBN-13 : 978-4101213422
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,014,927位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1947年高知県生まれ。小説家。会社員を経て、97年に「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年には『あかね空』で第126回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 江戸は心意気 (ISBN-13: 978-4022645456)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素早い対応をありがとうございました。
いつもながら感心しました。
内容もとても良かった。
いつもながら感心しました。
内容もとても良かった。
2013年3月5日に日本でレビュー済み
長唄の「巽八景」から題をとっている。
八景とは、永代の帰帆、八幡の晩鐘、佃島の落雁、仲町の夜雨、石場の墓石、新地の晴嵐、洲崎の秋月、櫓下の夕照のこと。
子ができず養子縁組に悩む女房や、将来の選択に悩む辰巳芸者など、江戸の庶民の暮らしに根ざした八編となっている。
庶民の暮らしを描いているからか、リアリティを感じて読むことができる。
なかなか味わい深い作品だった。
八景とは、永代の帰帆、八幡の晩鐘、佃島の落雁、仲町の夜雨、石場の墓石、新地の晴嵐、洲崎の秋月、櫓下の夕照のこと。
子ができず養子縁組に悩む女房や、将来の選択に悩む辰巳芸者など、江戸の庶民の暮らしに根ざした八編となっている。
庶民の暮らしを描いているからか、リアリティを感じて読むことができる。
なかなか味わい深い作品だった。
2010年7月11日に日本でレビュー済み
江戸深川を舞台にした市井時代小説です。「辰巳」とは江戸深川のこと。深川は江戸城の辰巳の方角(東南)にあたるからです。山本一力氏が長唄『巽(辰巳)八景』に材を得て紡いだ八篇の物語です。八編とも極上の物語です。それぞれ味わいが深く、私は一篇読み終えるごとにしばらく心地よい余韻に浸りました。中でも「永代寺晩鐘」と「やぐら下の夕照」が秀逸。
2005年5月6日に日本でレビュー済み
ろうそく問屋のあるじ、煎餅屋の娘、辰巳芸者、鳶の女房など、この作品に出てくる人たちは、江戸の町に根づき暮らしている人ばかりだ。それぞれに、時には苦悩し、時には涙し、そして時には笑顔で人生を送っている。思いは違えども、一生懸命生きていることに変わりはない。作者は温かなまなざしでそれを描いている。どの作品も江戸に生きる人たちの人情があふれている、ほろりとくるものばかりだった。
2021年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここで描かれているお話は、きっと何処かで起きていたでしょう。そんな人たちの営みが、今の世を紡いできたのです。優しさ、矜持、人が生きる縁の小さな輝きが心に浸みます。ありがとうございます。