著者の巧みな構成で「津山、都井睦夫事件」を再構築した読み物です。
事件の真相に迫るというよりも、調書などから得た事象(事実とは限りませんが)を時系列に沿って記述し、且つ読みやすくしたエンターテイメント要素の強い著作、と位置付けられるのではないでしょうか。
都井容疑者を含め関係者の殆どが「その晩」に亡くなっている訳で事件の背景、動機などは憶測するしかありませんし、筑波氏は「読み物」を書くつもりだったのでしょう。
後半部では「尾久、阿部定事件」と絡めて筆を進めています。
読み物とすれば「二件の猟奇事件」を同時に読了できる訳で、これはこれでアリじゃないかと感じます。
都井容疑者の内面に迫る著作ではないものの、先ずはこの「筑波本」で事件の概要をさらって「津山・都井睦夫事件」の表層を知っておくのが良いと思います。
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津山三十人殺し―日本犯罪史上空前の惨劇 (新潮文庫) 文庫 – 2005/10/28
筑波 昭
(著)
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その狂気、やむことなし!
横溝正史『八つ墓村』
松本清張『闇に駆ける猟銃』
名だたる作家たちが、幾度となくこの事件の真相に迫ろうとした。
日本犯罪史上に残る「大量殺人事件」を追った、事件ノンフィクションの金字塔。
その男は三十人を嬲り殺した、しかも一夜のうちに――。
昭和十三年春、岡山県内のある村を鮮血に染めた「津山事件」。
漆黒の晩、日本刀一振と匕首二口、そして猟銃をぶら下げ襲撃を遂行し、
その後、自らも果てた男の抱える闇とは何だったのか?
丹念な取材と豊富な捜査資料をもとに再現される、戦慄の惨劇。
日本犯罪史に暗い影を落とす“大量殺人の記録”に迫る。不朽のノンフィクション。
解説・永瀬隼介
著者の言葉
わたしは、本書によって事件の謎を完全に解明したなどと揚言するつもりはないし、そうした自負はわたしの貧困な力量が許すところではない。なにはともあれ四十余年後の現在、入手し得る限りのデータによって事件の全容を再構築することによって、わが国最大のこの大量殺人事件がさらに広く知られ、犯人をはじめこれにかかわった人と時代と風土に関して、いくばくかの新たな認識がもたらされるとすれば、それだけでわたしは満足するにちがいない。(「あとがき」より)
著者について
1928(昭和3)年、茨城県生れ。日本大学芸術学部中退。新聞記者を経て作家に。著書に『連続殺人鬼 大久保清の犯罪』『巣鴨若妻殺し 昭和戦前の最難事件』などがある。
横溝正史『八つ墓村』
松本清張『闇に駆ける猟銃』
名だたる作家たちが、幾度となくこの事件の真相に迫ろうとした。
日本犯罪史上に残る「大量殺人事件」を追った、事件ノンフィクションの金字塔。
その男は三十人を嬲り殺した、しかも一夜のうちに――。
昭和十三年春、岡山県内のある村を鮮血に染めた「津山事件」。
漆黒の晩、日本刀一振と匕首二口、そして猟銃をぶら下げ襲撃を遂行し、
その後、自らも果てた男の抱える闇とは何だったのか?
丹念な取材と豊富な捜査資料をもとに再現される、戦慄の惨劇。
日本犯罪史に暗い影を落とす“大量殺人の記録”に迫る。不朽のノンフィクション。
解説・永瀬隼介
著者の言葉
わたしは、本書によって事件の謎を完全に解明したなどと揚言するつもりはないし、そうした自負はわたしの貧困な力量が許すところではない。なにはともあれ四十余年後の現在、入手し得る限りのデータによって事件の全容を再構築することによって、わが国最大のこの大量殺人事件がさらに広く知られ、犯人をはじめこれにかかわった人と時代と風土に関して、いくばくかの新たな認識がもたらされるとすれば、それだけでわたしは満足するにちがいない。(「あとがき」より)
著者について
1928(昭和3)年、茨城県生れ。日本大学芸術学部中退。新聞記者を経て作家に。著書に『連続殺人鬼 大久保清の犯罪』『巣鴨若妻殺し 昭和戦前の最難事件』などがある。
- 本の長さ364ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/10/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101218412
- ISBN-13978-4101218410
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商品の説明
出版社からのコメント
その男は30人を嬲り殺した、しかも一夜のうちに──。昭和13年春、岡山県内のある村を鮮血に染めた「津山事件」。漆黒の晩、日本刀一振と匕首二口、そして猟銃をぶら下げ襲撃を遂行し、その後、自らも果てた男の抱える闇とは何だったのか? 丹念な取材と豊富な捜査資料をもとに再現される、戦慄の惨劇。日本犯罪史に暗い影を落とす“大量殺人の記録”に迫る。不朽のノンフィクション。
著者について
筑波昭(つくば・あきら)
1928(昭和3)年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部中退。新聞記者を経て作家に。著書に『連続殺人鬼 大久保清の犯罪』『巣鴨若妻殺し 昭和戦前の最難事件』がある。
1928(昭和3)年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部中退。新聞記者を経て作家に。著書に『連続殺人鬼 大久保清の犯罪』『巣鴨若妻殺し 昭和戦前の最難事件』がある。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/10/28)
- 発売日 : 2005/10/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 364ページ
- ISBN-10 : 4101218412
- ISBN-13 : 978-4101218410
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 203,616位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33位殺人関連
- - 209位刑法・訴訟法
- - 236位論文集・講演集・対談集
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2023年10月7日に日本でレビュー済み
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なぜ、青年がこのような犯罪に走ったのか。そこには、蟻地獄のように青年を内に内に、奥へ奥へと飲み込む当時の社会があったのですね。
2020年10月5日に日本でレビュー済み
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この事件の書物を探していました。文庫本で手に入って喜んでます。
2015年11月17日に日本でレビュー済み
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やはり昔過ぎて理解できない部分が多かったですね。いまいち面白くなかったです。
2019年11月10日に日本でレビュー済み
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大量殺人の元祖と聞いたことがあり読んでみました。犯人の心の内を理解することは私にはできませんでしたが、事件の背景など詳細に調査されており、とてもリアルに事件をイメージすることができました。
2016年11月26日に日本でレビュー済み
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津山事件に関する記事は,良くも悪くも,この本が基準になっており,ネットでの記事も「筑波本によると…」という但し書きがなされている。石川清氏の著書の中では,「内山寿」なる人物はあまりにも都合よく登場し,都井睦雄と関係してきているが,果たして,そんな人物が存在したのだろうか…という疑問も呈されている。
本書では,「内山寿」は,津山事件後に,都井の起こした殺人事件とは無関係な窃盗事件で検挙され,その際に,都井との関係を供述したということになっている。「内山が都井を大阪の賎娼街に連れ出して,筆おろしさせた」とか,「都井が阿部定の調書を十円払って内山から借り,書き写した」,「内山が都井の匕首購入の仲介をした」といった内容が書かれているが,その窃盗事件とは直接関係していないことを考えれば,捜査官が調書に書くとも考えにくく,著者が自分の組み立てたストーリーのために登場させた架空の人物ということになる。
とすると,都井が「阿部定よりどえらいことをやってやる」という言葉を内山に語ったというのも現実味がなく,本書のクライマックス部分は創作ということになり,事件までの顛末は,本書とはいくらか異なる展開だったものと想像でき,純粋なノンフィクション作品ではないということになる。
だいたいの登場人物や事件までの大まかな流れは理解できるが,冷静に考えておかしな展開も含めて,真相をより深く理解するためには,不満の残る一冊。事件をベースにしたフィクションだととらえるべき。
本書では,「内山寿」は,津山事件後に,都井の起こした殺人事件とは無関係な窃盗事件で検挙され,その際に,都井との関係を供述したということになっている。「内山が都井を大阪の賎娼街に連れ出して,筆おろしさせた」とか,「都井が阿部定の調書を十円払って内山から借り,書き写した」,「内山が都井の匕首購入の仲介をした」といった内容が書かれているが,その窃盗事件とは直接関係していないことを考えれば,捜査官が調書に書くとも考えにくく,著者が自分の組み立てたストーリーのために登場させた架空の人物ということになる。
とすると,都井が「阿部定よりどえらいことをやってやる」という言葉を内山に語ったというのも現実味がなく,本書のクライマックス部分は創作ということになり,事件までの顛末は,本書とはいくらか異なる展開だったものと想像でき,純粋なノンフィクション作品ではないということになる。
だいたいの登場人物や事件までの大まかな流れは理解できるが,冷静に考えておかしな展開も含めて,真相をより深く理解するためには,不満の残る一冊。事件をベースにしたフィクションだととらえるべき。
2018年9月12日に日本でレビュー済み
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津山に起こった惨劇が詳しく書いてありました。かなりのリアルさです。
2019年10月27日に日本でレビュー済み
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いろいろな本などの題材になる元の事件。興味あったので購入。内容もなかなかに興味深いものであった。