勅使河原監督の映画「豪姫」の原作本で、「織部雑記帳」と「ウス雑記帳」の二部構成。
映画で受け取り損ねた二人の「生の声」がギッシリ、ウス好きの私にはたまりません(笑。
二人の視点で豪姫と豊臣から徳川への世の移りを描いてますが、映画で削られたシーンや改変された部分もあり、結末を知っていても楽しめました。
時代物特有の言い回しも妙にリアル。作家兼詩人の著者らしく、文章の語感とリズムが心地いいです。
内容の殆どが創作ですが、歴史事実と作中出て来る「…奈落の底に入りぬれば…」の句は実在(高岳親王作)。織部のそれが伝わってない故の借用でしょうか。
久々に「読み終わるのが勿体ない!」と思わせてくれた作品でした。
※届いた本の表紙は、赤い背景を背にした馬上の豪姫。何種類かあるようです。
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豪姫 (新潮文庫 ふ 21-1) 文庫 – 1991/4/1
富士 正晴
(著)
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1991/4/1
- ISBN-104101221111
- ISBN-13978-4101221113
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1991/4/1)
- 発売日 : 1991/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 244ページ
- ISBN-10 : 4101221111
- ISBN-13 : 978-4101221113
- Amazon 売れ筋ランキング: - 64,971位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2023年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
つまらなかったので、途中で読むのを止めました。 ガッカリ作品で・・・損した感じです。
2011年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
利休切腹の後。
秀吉の養女でありながら、男装束、自由奔放な豪姫と、彼女と交わる間者・ウスという男。
織部の語るこの時代と、語り口に引き込まれて読みました。
豪姫とウス、2人が何を考えどう動くかが予想もつかず、それでも読み進めると腑に落ちる。
人物の魅力につかれ、大局の結末を知っていても目が離せなかった。
展開や表現が予想できてしまう小説も多い中、このような経験は久しぶりで嬉しかったです。
復刊してほしい。
「ウス雑記」が特に良かった。
秀吉の養女でありながら、男装束、自由奔放な豪姫と、彼女と交わる間者・ウスという男。
織部の語るこの時代と、語り口に引き込まれて読みました。
豪姫とウス、2人が何を考えどう動くかが予想もつかず、それでも読み進めると腑に落ちる。
人物の魅力につかれ、大局の結末を知っていても目が離せなかった。
展開や表現が予想できてしまう小説も多い中、このような経験は久しぶりで嬉しかったです。
復刊してほしい。
「ウス雑記」が特に良かった。