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警官の血 上 (新潮文庫) 文庫 – 2009/12/24
佐々木 譲
(著)
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昭和二十三年、警察官として歩みはじめた安城清二は、やがて谷中の天王寺駐在所に配属される。人情味溢れる駐在だった。だが五重の塔が火災に遭った夜、謎の死を遂げる。その長男・安城民雄も父の跡を追うように警察学校へ。だが卒業後、その血を見込まれ、過酷な任務を与えられる。大学生として新左翼運動に潜りこめ、というのだ。三代の警官の魂を描く、空前絶後の大河ミステリ。
- 本の長さ474ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2009/12/24
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-10410122322X
- ISBN-13978-4101223223
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出版社より
ベルリンの飛行指令 | エトロフ発緊急電 | ストックホルムの密使〔上〕 | ストックホルムの密使〔下〕 | 制服捜査 | 警官の血〔上〕 | |
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【新潮文庫】佐々木譲 作品 | 開戦前夜の一九四〇年、三国同盟を楯に取り、新戦闘機の機体移送を求めるドイツ。厳重な包囲網の下、飛べ、零戦。ベルリンを目指せ! | 日米開戦前夜、日本海軍機動部隊が集結し、激烈な諜報戦を展開していた択捉島に潜入したスパイ、ケニー・サイトウが見たものは。〈山本周五郎賞・推理作家協会賞他受賞〉 | 一九四五年七月、日本を救う極秘情報を携えて、二人の密使がストックホルムから放たれた……。〈第二次大戦秘話三部作〉完結編。 | 十三年前、夏祭の夜に起きてしまった少女失踪事件。新任の駐在警官は封印された禁忌に迫ってゆく──。絶賛を浴びた警察小説集。 | 初代・清二の断ち切られた志。二代・民雄を蝕み続けた任務。そして、三代・和也が拓く新たな道。ミステリ史に輝く、大河警察小説。 |
警官の血〔下〕 | 暴雪圏 | 警官の条件 | 警官の掟 | 沈黙法廷 | 獅子の城塞 | |
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会社員、殺人犯、不倫主婦、ジゴロ、家出少女。猛威を振るう暴風雪が人々の運命を変えた。川久保篤巡査部長、ふたたび登場。 | 覚醒剤流通ルート解明を焦る若き警部・安城和也の犯した失策。追放された”悪徳警官”加賀谷、異例の復職。『警官の血』沸騰の続篇。 | 警視庁捜査一課と蒲田署刑事課。二組の捜査の交点に浮かぶ途方もない犯人とは。圧巻の結末に言葉を失う王道にして破格の警察小説。 | 六十代独居男性の連続不審死事件!無罪を主張しながら突如黙秘に転じる疑惑の女。貧困と孤独の闇を抉る法廷ミステリーの傑作。 | 戸波次郎左──戦国日本から船出し、ヨーロッパの地に難攻不落の城を築いた男。佐々木譲が全ての力を注ぎ込んだ、大河冒険小説。 |
天下城〔上〕 | 天下城〔下〕 | 【単行本】裂けた明日 | |
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥624¥624 | ¥737¥737 | ¥1,980¥1,980 |
鍛えあげた軍師の眼と日本一の石積み技術を備えた男・戸波市郎太。浅井、松永、織田、群雄たちは、彼を守護神として迎えた──。 | 避難民の母娘を安全圏に送り届ける――そう決断した元公務員の男。胸に秘めた言葉、甦る過去の傷。内戦下の日本で命を賭ける決死行! |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2009/12/24)
- 発売日 : 2009/12/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 474ページ
- ISBN-10 : 410122322X
- ISBN-13 : 978-4101223223
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 90,014位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950(昭和25)年、北海道生まれ。広告代理店、自動車メーカー勤務を経て、79年に『鉄騎兵、跳んだ』でオール讀物新人賞受賞。90年、『エトロフ 発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年、『武揚伝』で新田次郎文学賞を受賞。また、2010年には『廃 墟に乞う』で直木三十五賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 鉄騎兵、跳んだ (ISBN-13:978-4167773823)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作家の作品は、当たり外れが多いように感じるが、「警官の血」、「警官の条件」という警察官3代の作品は文句なく、おもしろい。容易に感情移入させられ、「警官の血」上下巻および「警官の条件」の三冊を2日間で読み切ってしまい、その後も読み返さずにはいられない。
2019年2月25日に日本でレビュー済み
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Very nice
2022年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カバーに汚れ、傷みがあり汚なかった。本当に新品かな?と思いました。まあ、今のところ中は綺麗です。
2014年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半はまったりとした進み具合で、
徐々に物語が進んでいき、
いつしか、どっぷりとはまっていた。
すごい作品だと思った。
歴史小説を読んでいるような感覚で、
市井の警官の三世代の話に入り込めた。
徐々に物語が進んでいき、
いつしか、どっぷりとはまっていた。
すごい作品だと思った。
歴史小説を読んでいるような感覚で、
市井の警官の三世代の話に入り込めた。
2023年9月17日に日本でレビュー済み
爺ちゃんは殺され
父ちゃんは自殺
残った息子は出世した
父ちゃんは自殺
残った息子は出世した
2012年2月22日に日本でレビュー済み
警官の血、そのタイトルに違わず、
地味なストーリーだが、味わえるその時代の空気感が心地よかったです。
戦後を通して発展してきた日本。
警察官という職業を選んだ人のストーリー。
それが3代続いていく。
時間軸としてはかなり長い。
清二の職を選んでいく姿が現代と違った価値観がよく伝わってきました。
ミステリー要素が少し稀釈と思われるが、「どうなってしまったのか?」と思った話しについて
それなりに下巻に入ってから結末は気になってくる程度の読み応えはありました。
ヒーローものでもなく、派手さ、スリリング感も無いが
物語として矛盾もなく筋が通っているので、読んでいて興ざめしてしまうことはありません。
映画にもなった同著の「笑う警官」とは全く違った警察もの小説です。
この小説の主人公となる3人が決して警官として珍しい人生であったのではなく、
警官であることだけで、普通のサラリーマンとはかけ離れた人生となってしまうのかと思いました。
地味なストーリーだが、味わえるその時代の空気感が心地よかったです。
戦後を通して発展してきた日本。
警察官という職業を選んだ人のストーリー。
それが3代続いていく。
時間軸としてはかなり長い。
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ミステリー要素が少し稀釈と思われるが、「どうなってしまったのか?」と思った話しについて
それなりに下巻に入ってから結末は気になってくる程度の読み応えはありました。
ヒーローものでもなく、派手さ、スリリング感も無いが
物語として矛盾もなく筋が通っているので、読んでいて興ざめしてしまうことはありません。
映画にもなった同著の「笑う警官」とは全く違った警察もの小説です。
この小説の主人公となる3人が決して警官として珍しい人生であったのではなく、
警官であることだけで、普通のサラリーマンとはかけ離れた人生となってしまうのかと思いました。