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沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか 新潮文庫 文庫 – 1999/7/28
共同通信社社会部
(編集)
敗戦、シベリア抑留、賠償ビジネス、防衛庁商戦、中曽根政権誕生……。元大本営参謀・瀬島龍三の足跡はそのまま、謎に包まれた戦中・戦後の裏面史と重なる。エリート参謀は、どのように無謀な戦争に突っ走っていったのか。なぜ戦後によみがえり、政界の「影のキーマン」となりえたのか。幅広い関係者への取材により、日本現代史の暗部に迫ったノンフィクション。日本推理作家協会賞受賞。
- 本の長さ435ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1999/7/28
- ISBN-104101224218
- ISBN-13978-4101224213
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シベリア抑留で、日本に帰って来た時、向こうでは、ろくに食べられなくてつらかったなんて言っていました。私、子供の時、本人から直接この言葉を聞きました。これを読むと将校の立場を最大限使い、情報を全てソ連に報告をして安楽な生活をしていたことがよくわかります。しかもソ連のスリーパーとして帰国した経緯も納得できます。この人が陸大首席卒業、軍刀組。読む価値あります。関東軍大本営て何だったんだろう。
2015年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1円ということでどんな状態来るか、ちょっと心配してました。
しかし、背割れがあるものの意外ときれいな状態でした。
しかし、背割れがあるものの意外ときれいな状態でした。
2015年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に読みごたえがあった。巻末の参考文献リストも役立った。 現在の世界はパックスアメリカーナが終わり、再び帝国主義の時代となった。本書を通じて改めて昭和の帝国主義の時代をレビューできたのは意義深い。参謀本部は少数精鋭の集団であり、日本陸軍は非常に統率の取れた組織だったが、責任問題がからみ小回りのきく判断が出来なかった。瀬島氏は大局観を持ち、複雑な事象のつながりを整理・説明する力があった。これは現在の情報社会ではますます重要な力である。
2012年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
太平洋戦争はたった3人で始まりました。
そもそもの発端は陸軍が南方作戦を立案した事に始まります。
この時点で陸軍省作戦課は「服部作戦課長」「辻参謀」のコンビでした。
このコンビはノモンハン事件に関与して以来の仲で
非常にスムーズに業務が進行したと言われています。
そして、辻参謀の部下は「瀬島隆三」氏でした。
服部課長−辻参謀−瀬島隆三氏ラインで「万が一に備えて」の作戦が立案されました。
瀬島氏が立案した作戦は細部に渡って緻密であったという説もあります。
これにより陸軍の「南方作戦」が軍令部に提出されました。
軍令部から海軍省に「戦争に勝つ見込みはあるのか」と問われ、
山本五十六大将(当時)が「1-2年は存分に暴れて見せましょう」と回答したのは良く知られる話です。
当時海軍省兵備局長であった保科元中将は開戦時の海軍大臣「嶋田繁太郎大将」に
陸軍が暴走するようなら嶋田大臣が辞任すればいいでしょうと上申したところ
「もし自分(嶋田大臣)が反対したら陸軍が内乱を起こす」と言われたそうです。
こうして陸軍、海軍、両方承諾したので御前会議で宣戦布告が決定されたのです。
三人で立案されたものがあの大悲劇を起こしたのです。
当時エリートと言えば軍人でした。今の霞が関です。
軍人の好き勝手に翻弄された戦前の日本人
官僚の好き勝手に翻弄されている今の私たち
何も変わっていません。
こういう歴史認識から改めて欲しいです。
※参考までに私は昭和40年代の生まれで戦争は知りません。
上記の内容に辿り着くのに1年8か月かかりました。
そもそもの発端は陸軍が南方作戦を立案した事に始まります。
この時点で陸軍省作戦課は「服部作戦課長」「辻参謀」のコンビでした。
このコンビはノモンハン事件に関与して以来の仲で
非常にスムーズに業務が進行したと言われています。
そして、辻参謀の部下は「瀬島隆三」氏でした。
服部課長−辻参謀−瀬島隆三氏ラインで「万が一に備えて」の作戦が立案されました。
瀬島氏が立案した作戦は細部に渡って緻密であったという説もあります。
これにより陸軍の「南方作戦」が軍令部に提出されました。
軍令部から海軍省に「戦争に勝つ見込みはあるのか」と問われ、
山本五十六大将(当時)が「1-2年は存分に暴れて見せましょう」と回答したのは良く知られる話です。
当時海軍省兵備局長であった保科元中将は開戦時の海軍大臣「嶋田繁太郎大将」に
陸軍が暴走するようなら嶋田大臣が辞任すればいいでしょうと上申したところ
「もし自分(嶋田大臣)が反対したら陸軍が内乱を起こす」と言われたそうです。
こうして陸軍、海軍、両方承諾したので御前会議で宣戦布告が決定されたのです。
三人で立案されたものがあの大悲劇を起こしたのです。
当時エリートと言えば軍人でした。今の霞が関です。
軍人の好き勝手に翻弄された戦前の日本人
官僚の好き勝手に翻弄されている今の私たち
何も変わっていません。
こういう歴史認識から改めて欲しいです。
※参考までに私は昭和40年代の生まれで戦争は知りません。
上記の内容に辿り着くのに1年8か月かかりました。
2018年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新聞の連載を本にまとめたもので、インタビューも含まれていて大変ボリュームのある本です。内容は多岐にわたっています。
2012年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソ連抑留は米軍占領の最悪時を考えた予備的判断と思う。
兵隊を捨てずに付合ったことは絶賛する。
でも、極東裁判を見たとの話は軍人の裏話として賛否つけ難い。
兵隊を捨てずに付合ったことは絶賛する。
でも、極東裁判を見たとの話は軍人の裏話として賛否つけ難い。
2016年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう少し「瀬島龍三」の人となりが詳しく書かれた書物として期待していたが、通信社の取材での記事からの内容であり、面白みの感じられないもので、ガッカリでした。
2010年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
真実を語ったかどうかはさておき、今はもう亡くなった人が複数含まれる、大勢の当事者に直接取材していて、また一次資料なんかにも当たっているので、価値の高い本だと思います。「戦後も変わらぬ無責任な官僚システム」という、よくある結論に達しますが、別にサヨク過ぎとかいう印象は持ちませんでした。ちなみに、例の「シベリア抑留の密約」については明確に否定しています(P196)。
副題ほど瀬島龍三を中心にした本ではないですが、「その他」の部分がやけに面白いです。長崎に落された原爆は実は2つで、1つは不発弾として日本側が回収。それを研究用にソ連に渡して米ソのパワーバランスを保たせ、日本は生き延びようと画策する話とか(P168‾,のちに不発弾ではなかったと判明)。
副題ほど瀬島龍三を中心にした本ではないですが、「その他」の部分がやけに面白いです。長崎に落された原爆は実は2つで、1つは不発弾として日本側が回収。それを研究用にソ連に渡して米ソのパワーバランスを保たせ、日本は生き延びようと画策する話とか(P168‾,のちに不発弾ではなかったと判明)。