高校3年生の夏
中学時代の元同級生が大なり小なり程度の差があれ
被害を受ける出来事が次々と起きる。
それは中学時代、クラスでイジメられていたトロ吉の
クラスメイトへの復讐なのではないかと
主人公たちが思い始め物語が進んでいく。
大怪我するもの、そして死者まで出た。
次は誰がやられるのか、、、。
トロ吉はどこにいるのか。
会って話すことができるのか。
会う前に自分が襲われてしまうのか。
イジメるもの。
見て見ぬ振りするもの。
自分はやっていないといい子ぶるもの。
担任の先生の態度。
「やめろよ」
その一言が4年前に言えていたら、、、。
トロ吉の復讐劇に終わりは来るのか。
絶対許さないだろう。
考えさせられる本だった。
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コールドゲーム (新潮文庫) 文庫 – 2005/10/28
荻原 浩
(著)
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高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく……。犯行予告からトロ吉が浮び上がる。4年前、クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが――。やるせない真実、驚愕の結末。高3の終らない夏休みを描く青春ミステリ。
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/10/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101230315
- ISBN-13978-4101230313
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥781¥781 | ¥935¥935 | ¥737¥737 | ¥693¥693 | ¥20¥20 | ¥1,045¥1,045 |
【新潮文庫】荻原浩 作品 | あいつが帰ってきた。復讐のために──。4年前の中2時代、イジメの標的だったトロ吉。クラスメートが一人また一人と襲われていく。 | 女子高生の口コミを利用した、香水の販売戦略のはずだっ ただが、流された噂が現実となり、足首のない少女の遺体が発見された──。 | 再建ですか、この俺が?あの超赤字テーマパークを、どうやって?!平凡な地方公務員の孤軍奮闘を描く「宮仕え小説」の傑作誕生。 | とり憑かれたいお化け、No1。失業中サラリーマンと不憫な幽霊の同居を描いた表題作他、必死に生きる可笑しさが胸に迫る傑作短編集。 | ぼくの体には、特別な血が流れている──誰にも言えない出生の謎と一緒に、多感な17年間を生き抜いた少年の物語。感動青春大作! | 飛行機事故で無人島に流された10人。共通するは「生きたい!」という気持ちだけ。爆笑と感涙を約束する、サバイバル小説の大傑作! |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/10/28)
- 発売日 : 2005/10/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4101230315
- ISBN-13 : 978-4101230313
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 103,283位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年1月24日に日本でレビュー済み
登場人物の奴らがいじめの加害者にも関わらず自己保身ばかり考えている。
主人公を最後まで応援する気持ちにはなれなかった。
『コイツ、暇だからって どこまでやるつもりだよ…』と感じた。
あきれるような奇行をしばしば行う主人公。色んなことに首を突っ込み過ぎ。
いじめには直接荷担はしていないが、毎度自己満足感がとても強い主人公。
本当に応援は最後まで出来なかった。
廣吉がただただ可哀想だった。いじめやいじりをされやすい性質や話し方があるとしても、『いじめをする人間はクズで最低である』と事実に代わりはない。
廣吉には同情しかなかった。
救いようがない話で胸糞悪かった。
登場人物の亮太がクズ過ぎる。
カッコつけで調子のり、女とヤルことはやる、仕事もろくにやらない、暴力的で馬鹿で屑なパッパラパーの癖に最後の最後まで登場してくるので、不快だった。
読書途中から、『こいつ、はよ逝けや!』とイライラした。
しかも、最後の最後まで人間性がクズだったので、もう救いようがない。
他の方もレビューで記入しているが、怪物は主人公達だと感じる。何故か自己満足しているが、大概ヤバい連中だと思う。
亮太は諸悪の根元。まさにクズ。
リアルの現実でもいじめをした奴なんてこれくらいにしか思ってないと思う。
その点は大変リアリティがある。
あと、最後の方はいくらなんでも無理がある。『いやいや、それはないやろうよ。』と感じた。
現在いじめをされている人は読まない方がいいです。
いじめをする側の身勝手な言い分をひたすらに読むことになるので。
読了後はモヤモヤしました。
主人公を最後まで応援する気持ちにはなれなかった。
『コイツ、暇だからって どこまでやるつもりだよ…』と感じた。
あきれるような奇行をしばしば行う主人公。色んなことに首を突っ込み過ぎ。
いじめには直接荷担はしていないが、毎度自己満足感がとても強い主人公。
本当に応援は最後まで出来なかった。
廣吉がただただ可哀想だった。いじめやいじりをされやすい性質や話し方があるとしても、『いじめをする人間はクズで最低である』と事実に代わりはない。
廣吉には同情しかなかった。
救いようがない話で胸糞悪かった。
登場人物の亮太がクズ過ぎる。
カッコつけで調子のり、女とヤルことはやる、仕事もろくにやらない、暴力的で馬鹿で屑なパッパラパーの癖に最後の最後まで登場してくるので、不快だった。
読書途中から、『こいつ、はよ逝けや!』とイライラした。
しかも、最後の最後まで人間性がクズだったので、もう救いようがない。
他の方もレビューで記入しているが、怪物は主人公達だと感じる。何故か自己満足しているが、大概ヤバい連中だと思う。
亮太は諸悪の根元。まさにクズ。
リアルの現実でもいじめをした奴なんてこれくらいにしか思ってないと思う。
その点は大変リアリティがある。
あと、最後の方はいくらなんでも無理がある。『いやいや、それはないやろうよ。』と感じた。
現在いじめをされている人は読まない方がいいです。
いじめをする側の身勝手な言い分をひたすらに読むことになるので。
読了後はモヤモヤしました。
2023年10月27日に日本でレビュー済み
中二の時にイジメてた子が4年後パワーアップしてリベンジしに帰って来た。
次々にやられていくクラスメートたち。
親や警察に言ったらイジメてた事が分かってしまうので団結して闘おう。的なストーリー
死者も出て被害が拡大していくがヤベーヤベー言いながら、登場人物達は明るく振る舞う姿が何かリアル
個々でイジメについて後悔や反省もしてるのだろうが、仲間が集まれば雰囲気を良くしようとするのが自然か
なので暗い雰囲気は少な目で、冒険活劇風に物語は進む
リベンジ側は容赦なく、ちょっと爽快
本当はそうでなかったと言うオチだとしても
途中は怪力モンスターに追われるホラー小説として読んでいた
次々にやられていくクラスメートたち。
親や警察に言ったらイジメてた事が分かってしまうので団結して闘おう。的なストーリー
死者も出て被害が拡大していくがヤベーヤベー言いながら、登場人物達は明るく振る舞う姿が何かリアル
個々でイジメについて後悔や反省もしてるのだろうが、仲間が集まれば雰囲気を良くしようとするのが自然か
なので暗い雰囲気は少な目で、冒険活劇風に物語は進む
リベンジ側は容赦なく、ちょっと爽快
本当はそうでなかったと言うオチだとしても
途中は怪力モンスターに追われるホラー小説として読んでいた
2022年2月3日に日本でレビュー済み
壮絶ないじめをしていた奴と傍観していた奴が主人公でいじめられてた奴が悪役。どういう展開になるのかと期待してたら、見事に裏切られた。
いじめていた奴らがいくら青春ごっこ、友情ごっこをやったって(よくある、やんちゃしてるけど根はいいやつで、優しいところもあるってやつ)しらけるばかりでまったく感情移入できないし、いじめられてた奴の復讐も都合いい展開で、ラストでいろんなことがわかってから前半の展開を読み返すと、どう考えてもそんなこと不可能だろうって思えてきて、もうラストまで読み進めるのが苦痛で苦痛で。
久しぶりに金返せーって言いたくなった本でした。
いじめていた奴らがいくら青春ごっこ、友情ごっこをやったって(よくある、やんちゃしてるけど根はいいやつで、優しいところもあるってやつ)しらけるばかりでまったく感情移入できないし、いじめられてた奴の復讐も都合いい展開で、ラストでいろんなことがわかってから前半の展開を読み返すと、どう考えてもそんなこと不可能だろうって思えてきて、もうラストまで読み進めるのが苦痛で苦痛で。
久しぶりに金返せーって言いたくなった本でした。
2009年7月18日に日本でレビュー済み
やっぱ好きです。
荻原浩のミステリー。
もう、人間の書き方がうますぎて、
人間味が肉汁のようにじんわりと滲み出てて、
その味にハマる。
ハラハラドキドキだけじゃ物足りないし、
キャラの良さだけじゃつまんない。
この絶妙なさじ加減、やっぱりツボです。
しかもちょっと社会的ネタとか、
嫌味じゃない程度にスパイス効いてるし。
2008の新潮文庫で贔屓に取り上げられてるのも納得です。
荻原浩のミステリー。
もう、人間の書き方がうますぎて、
人間味が肉汁のようにじんわりと滲み出てて、
その味にハマる。
ハラハラドキドキだけじゃ物足りないし、
キャラの良さだけじゃつまんない。
この絶妙なさじ加減、やっぱりツボです。
しかもちょっと社会的ネタとか、
嫌味じゃない程度にスパイス効いてるし。
2008の新潮文庫で贔屓に取り上げられてるのも納得です。
2021年1月6日に日本でレビュー済み
荻原浩さんの本です。
この人の本は「砂の王国」とか読んだことあるかな。
高三の夏、進路なんかもぼちぼち決まり始めた時に、中二の時にいじめ被害にあっていた廣吉(あだ名はトロ吉)による復讐がはじまる。
一人、また一人と、廣吉による予告からの復讐で、犠牲が。
いじめとは距離をおいていた光也は、いじめの主犯格だった亮太に誘われて、「北中防衛隊」をつくり、廣吉の復讐を阻止せんとするが…。
だんだんとエスカレートしていく廣吉の復讐。
廣吉はどうなっているのか? 転校後の廣吉を追って、光也らは活動を続けるが。
廣吉がモヒカン&マッチョになっているとか、いろいろと廣吉の情報はあつまるのですが、
肝心の廣吉とのコンタクトは難しい。
また、北中の生徒らも、高校後はばらばらで、なかなかまとまらない。
といっても、現代っ子らしく、メールやら携帯やらで、なんとかつながりはとれたりする。
光也が視点人物になって、そこから語られるんですが、追いつめられている焦燥がよく描けています。
伏線の回収もうまいのですが、ただ伏線としてしていた、「バイクの音」が、幽霊だったかも、と示唆されているところも、なかなか巧みです。
とはいっても、光也が、はたして自分の進路をどうするのか、また恋人もいるようなのですが、それはどうなるのか、そういうことは、書かれてないんですよね。
光也の成長を描くかな、と思っていましたが、そういうことはさほど重点はおかれていません。
とりあえず、いじめ良くないよな、復讐されたらコワい、と感じさせてくれる本ではありました。
なかなかおもしろく読めました。
この人の本は「砂の王国」とか読んだことあるかな。
高三の夏、進路なんかもぼちぼち決まり始めた時に、中二の時にいじめ被害にあっていた廣吉(あだ名はトロ吉)による復讐がはじまる。
一人、また一人と、廣吉による予告からの復讐で、犠牲が。
いじめとは距離をおいていた光也は、いじめの主犯格だった亮太に誘われて、「北中防衛隊」をつくり、廣吉の復讐を阻止せんとするが…。
だんだんとエスカレートしていく廣吉の復讐。
廣吉はどうなっているのか? 転校後の廣吉を追って、光也らは活動を続けるが。
廣吉がモヒカン&マッチョになっているとか、いろいろと廣吉の情報はあつまるのですが、
肝心の廣吉とのコンタクトは難しい。
また、北中の生徒らも、高校後はばらばらで、なかなかまとまらない。
といっても、現代っ子らしく、メールやら携帯やらで、なんとかつながりはとれたりする。
光也が視点人物になって、そこから語られるんですが、追いつめられている焦燥がよく描けています。
伏線の回収もうまいのですが、ただ伏線としてしていた、「バイクの音」が、幽霊だったかも、と示唆されているところも、なかなか巧みです。
とはいっても、光也が、はたして自分の進路をどうするのか、また恋人もいるようなのですが、それはどうなるのか、そういうことは、書かれてないんですよね。
光也の成長を描くかな、と思っていましたが、そういうことはさほど重点はおかれていません。
とりあえず、いじめ良くないよな、復讐されたらコワい、と感じさせてくれる本ではありました。
なかなかおもしろく読めました。
2007年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イジメられた少年が月日をえて自分をイジメて来たクラスメートに対して報復する小説。
全体としてはまとまった感じでとてもよい感じしました。今も社会問題になってる『イジメ』。やってはいけないのだが、変な集団心理が掛かってしまい、根絶なんて出来るのか考えてしまいます。
イジメられるヒロヨシに対する描写はイジメる側の方が多く、ヒロヨシの心境は後からじわじわと暗く重く伝わってきます。
感想としては、少しばかり主人公やその仲間に対する恐怖や最後の結末の衝撃が弱かったと感じます。イジメを取り上げてる作品にいちいち咎めるのもどうかと思いますけど…。
私は他の萩原浩作品を読んでないので、なんとも言えませんが、この作品はちょっとだけ物足りませんでした。
全体としてはまとまった感じでとてもよい感じしました。今も社会問題になってる『イジメ』。やってはいけないのだが、変な集団心理が掛かってしまい、根絶なんて出来るのか考えてしまいます。
イジメられるヒロヨシに対する描写はイジメる側の方が多く、ヒロヨシの心境は後からじわじわと暗く重く伝わってきます。
感想としては、少しばかり主人公やその仲間に対する恐怖や最後の結末の衝撃が弱かったと感じます。イジメを取り上げてる作品にいちいち咎めるのもどうかと思いますけど…。
私は他の萩原浩作品を読んでないので、なんとも言えませんが、この作品はちょっとだけ物足りませんでした。
2010年12月28日に日本でレビュー済み
文章はとても読みやすく、展開が早いので作中にのめりこんだまま一気に読了。
読後はすっきりとは決して言えないものの、主人公とその周囲の変化に少しは救われる。
主人公側に感情移入出来れば良作、そうでなければ真逆の評価になり得る内容展開であり、私的には前者であったため非常に読み応えがある作品になった。
被害者から突きつけられた罪状への主人公の反応がもっとも印象に残っている。
少年課の警官とマスターのキャラクターも光っていた。他の登場人物も脳裏に想像ができるほどにキャラが立っていて、深刻でない場面での掛け合いも面白い。
キャラクター造形の面も含めての星5つ。
読後はすっきりとは決して言えないものの、主人公とその周囲の変化に少しは救われる。
主人公側に感情移入出来れば良作、そうでなければ真逆の評価になり得る内容展開であり、私的には前者であったため非常に読み応えがある作品になった。
被害者から突きつけられた罪状への主人公の反応がもっとも印象に残っている。
少年課の警官とマスターのキャラクターも光っていた。他の登場人物も脳裏に想像ができるほどにキャラが立っていて、深刻でない場面での掛け合いも面白い。
キャラクター造形の面も含めての星5つ。