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屍鬼(一) (新潮文庫) 文庫 – 2002/1/30

3.7 5つ星のうち3.7 125個の評価

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人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躙したかのように散乱していた――。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも……。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2002/1/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/1/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 583ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410124023X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101240237
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 125個の評価

著者について

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小野 不由美
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大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東亰異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 黒祠の島 (ISBN-13: 978-4396331641)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年1月25日に日本でレビュー済み
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読みごたえ抜群。
昔読んで、もう一度読みたくなった。
全巻買いました。
すぐ到着で、買うならここ。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長いです。しかも、ダラダラと村人の日常ばかりです。
まとめて効率的に、もう少し巧みに書ける筈なのに書いていません。
それ故、テンポも悪い。小説の中の小説が小説になってないので、自分は要らないです。

凝縮感というか、濃度、密度が足りないです。

ま、それでも二、三巻は面白かったので、こんな感じで…。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なにせ5冊もあるので、どこにレビューを書けばいいのやら。このシリーズの真骨頂は、もちろんラストの5巻目にあるのですが。
中古で大人買いしました。読み始める前は、テーブルに5冊並べて「うーん・・・こんなに長いもの読むの?読めるの?」と自問自答しましたが、読み始めたら心配ご無用。1巻目を乗り切れば、読む手が止まらなくなります。
物語の内容自体は、ネタバレになってしまうのでここでは書けませんが、この作品はホラー作品でありながら、とても人間心理を深く捕らえた造詣深い文学作品で、最終巻などは涙を流すほどです。長いぶん、クライマックスが胸に響くものは例えようもないです。
登場人物はものすごーく多いのですが、頑張って名前を覚えるようにしていくほうが面白く読めると思います。
一番人気の結城夏野くんは残念でした。好きだったのに。(アニメ版ではもっと活躍してる)
最後の最後まで沙子側には共感できなかったけれど、最後のほうでは考えさせられるものがありました。小野不由美さんは筆力がありますね。まあ私は旦那さんの綾辻さんのファンなのですが。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年3月3日に日本でレビュー済み
若干ネタバレありますので…ご注意を…
古本屋でかなり安価に購入できましたが、安価である
その理由は何かという不安が的中しました。
何故こんなに安いの?
なるほど大量に売れたが、売却する人も多いはずです。
その程度のホラー小説でしょう。つい「ラノベ」かと
言いたくなる内容でした。ラノベにしても酷い出来です
が…

この小説を一言で評価するなら「ありきたりのゾ○ビ物
語」とでも言えましょうか?
かなり大部な小説で前半はそれなりに期待を持って読み
進めましたが、後半の失速は酷すぎて全く物語としての
体をなしていません。一々「感染」した人間のことが
長々と述べられ、急速に物語はつまらなくなります。
ページを繰るのが次第に苦痛となり、最後の200ページ
ほどは斜め読み。

いきなり主人公の一人(主人公と言うべき人物が二人いま
す)がスーパーマンもどきの活躍を見せ、あーあ と思っ
た次第。最後もまるで面白くない。物語のすじが粗く、
さすがに無理があると素人にも(わたしにも)分かる論理の
破綻=何故スーパーマン化できたのかの理由付けがまるで
なっていません。滔々と主人公が「演説」し、村人が急に
一致団結して退治を始めるのはいかがかと…
途中に挿入される、もう一方の主人公の書いている「小説」
の何という陳腐さと内容のなさ。生半可な文章力で文語調
の意味の薄い、書いた本人だけが悦に入る文章を読まされ
るのはたまりません。緊張感を与えるために書いたのでし
ょうが、自己満足の典型的文章。何も面白くありません。
また中途半端な医学の知識の披露も虚仮威しそのもの。
ネットで調べたものをコピペしても鼻白むだけ。

根を詰めて二日で読みましたが、前述したようにまともに読
めたのは前半のみです。
スティーブンキングの小説と似通っているとの指摘が、
他のレビューアさんから投稿されているので、確かめようか
どうしようか迷っています。それだけの労力を費やす値打ち
があるのかな?

とにかく おすすめできません。 よって ☆1つです。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年7月23日に日本でレビュー済み
5巻もあるし、絶対登場人物たくさん出てきて頭使うんだろうな〜と思って手を出すかずっと迷っていましたが、他の作品をほとんど読んでしまって小野先生不足になってしまったので購入しました。正直読み初めはなかなか話に惹き込まれなくて、100ページ位かかりました。笑
でも結果、購入して良かったと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月20日に日本でレビュー済み
殺人事件が起こると、人はなぜ犯人の心理をあれほどまでに知りたがるのだろう。
戦争下で、人間がなぜあれだけ残酷になれるかということについては、こんなにも無関心なのに。
この本を読み返していて、ふと、そう思った。発行されてすぐ読んだときはもっと違う部分に焦点を当てて読んでいたから、きっとこの七年の間に私も世界情勢も変わったということなのだろう。
著者は本書について「(略)もともとテーマを事前に用意することはないので……。(波九月号特別対談:店頭チラシより)」と言っているくらいなので、テーマは読者個々人の感じ方によって大きく変わるとは思う。パニック小説として読む人もいるだろうし、生態系や環境問題、あるいは社会問題について思い巡らす人もいるだろう。「生と死」の問題を読み解こうとする人もいるかもしれない(以前の私のように)。そして、これを戦いのさなかの様々な立場の人びとを描いた心理劇、として読むことも可能なのだ。
 物語は山火事の描写から始まる。舞台は山に囲まれ、孤立した人口四百人程度の小さな村だ。今日本のあちこちにある過疎の村を想像すると分かりやすいかもしれない。時は四ヶ月さかのぼり、村祭の風景が描かれる。独特の土地文化を守り続ける閉鎖的な社会。それを説明的にならずに表現している。しかしそこに集まる人びとは決して単一的ではない。都会から移住してきた者、村で生まれ育った者。村に満足している者、逆に村から出ていきたいと願っている者。一つの集団に見えてそうでない。仲間内にも意見の相違や対立はある。いくら都市文化と違う良さがあるにしろ、家庭内の問題は大して変わらない。
そういう人間関係や人物描写が緻密に描かれる。著者が、「二百人分の人物表を作った(同)」と言っているだけに、その緻密さはかなりのものだ。
 寺と病院と、(今はいない)村長的存在―兼松―。その、三つを頂点とした村社会が、少しずつ崩壊していく様子が描かれていく。
 夏に老人が体調を崩し死ぬ。それはいつもの夏と変わりがないように見える。けれどそれは増え続け、老若男女問わず死者はぽつりぽつりと増えていく。それは普通のことではないのに(実際肉親を亡くした者の中にはそれが唐突で信じられないくらいなのに)誰も全体を見ていない。それが尋常の域を脱しても、その現実を見まいとする。
 そのうち何人かが伝染病を疑い始める。このあたりの展開は私が医療関係者であるためか非常に興味深く読んだ。院内感染の危惧や伝染病政策の落とし穴、発病者周辺への差別など、他人事でないという気がする。
 読者は既に、その病が、ウィルスや菌などによるものではなく、「屍鬼」すなわち「起き上がり」であり「吸血鬼」と呼ばれる存在によるものだと知っている。知っていながらそう考えられないでいる人々の気持ちが分かるのである。なぜならそれが私たちの「現実」だから。
 そして目をそむけ続けていた「現実」を直視しなければならなくなった時目前に現れた敵は、鬼ではなく、親しい人の顔をしている。しかも彼らは、人間であった頃の記憶を失っておらず、人間としての考え、倫理観を捨て去ることができないでいる。けれども、人間が生きるためには「屍鬼」を殺さなければならず、「屍鬼」が生きるためには人間の血―つまりは命―が必要になのだ。
 ここで人間側も「屍鬼」側も様々な立場に分裂していく。
 人間側では、あくまで外部の介入を待つべきだと主張する者。自分が正義だと言い切る者。復讐のために立ち上がる者。仕方なしに参加する者、そして戦いを放棄する者……。
 「屍鬼」の方は、さらに複雑である。そうでなくても厳しく、不合理なピラミッド社会の中、昼は動けない、血液以外の食事は受け付けない、などの制約がある。その上、その変化は自分が望んだものではないのだ。ある者は殺すよりも飢える方がましと起き上がったことを呪い、ある者は自分を騙し、殺す言い訳をしていく。ある者は適応し、ある者は、自分の恨みを晴らすために自分の能力を利用する。そして、人間と戦うということは、それをはるかに越えた難しい選択を迫る。けれど誰もが死にたくはないのだ。
 この構図はどこかで見た。
 前に読んだときは気付かなかったけれど確かに。
 そう、それは本の中ではなくて、現実でだった。平和なふりをして実は戦争の只中にいるこの日本に住む誰もが、目を瞑り続けている戦争がそこにあった。共存という方法をあらかじめ放棄した戦争がそこにあった。
 最初の疑問に戻ろう。
人はなぜ殺人事件の犯人の心理をあれほどまでに知りたがるのだろう。戦争で、どうして人を殺すのかとは、訊いたりしないくせに。
「殺さなければ殺されるから」という台詞をよく映画で聞くが、それは本当だろうか。
 私は、戦争では人を殺すことが平和時より忌避されない現実の方が怖いと思う。
 途中こんな描写が出てくる。「次の男に向かっては自分が杭を当てた。(略)別の者が金槌を振り下ろす。誰が言うともなく、彼らはそうして平等に手を汚すことを、いつの間にか暗黙の了解にしていた。(㊦六三七頁)」
 私たちが見ない、見ていない世界の他の場所で、私たちが何をしているのか。目を逸らし続けることは本当にできるのか。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年5月4日に日本でレビュー済み
小野某のレビューを見ている人はおそらく残エを読んで次の作品を探している人だと思う。
そのような人に忠告します。小野某の作品で面白いのは残エだけです。
残エ以外に普通に読める作品として、この屍鬼とコクシの島がありますが、いずれもストーリーがくどい、長い、同じことを別な登場人物の口から何度も何度も繰り返す。まさしく時間のない現代人には時間の無駄といえる作品ばかりです。時間があり待っているニートの人にはいいかもしれません。
ばかりといっても、作品自体が少ないですが。漫画みたいな作品は除きますよ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年1月14日に日本でレビュー済み
まだ完結してませんよね
まだバンバイアは生きてる!(いや死んでる?)