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屍鬼(三) (新潮文庫) 文庫 – 2002/2/28
小野 不由美
(著)
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逃げ場のない恐怖の底に堕ちた村で、深夜、何者かの影が蠢き始めていた。窓の外に佇む凍えた気配、往来の途絶えた村道で新たに営業し始めた葬儀社、そして、人気のない廃屋から漏れる仄暗い灯……。その謎に気付いた者たちの背後に伸びる白い手。明らかになる「屍鬼」の正体。樅の木に囲まれた墓場で月光が照らし出した、顔を背けんばかりの新事実とは――。もう止まらない、驚愕の第三巻。
- 本の長さ425ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2002/2/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101240256
- ISBN-13978-4101240251
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2002/2/28)
- 発売日 : 2002/2/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 425ページ
- ISBN-10 : 4101240256
- ISBN-13 : 978-4101240251
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 101,291位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東亰異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 黒祠の島 (ISBN-13: 978-4396331641)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(屍鬼〈2〉のレビューの続き)
合理的に見えた敏夫の、連続する病死の原因に対して立てた仮説は突拍子のないものだった。敏夫はその仮説の正否を確かめるため、静信とともに行動を起こす。同じ疑いを持ち、同じ行動をとった者が他にもいたが、原因がわかったところで対抗手段は見当たらない。その間にも死者は増え続ける。次は、いったい誰が病に倒れるのであろうか?
(屍鬼〈4〉のレビューに続く)
合理的に見えた敏夫の、連続する病死の原因に対して立てた仮説は突拍子のないものだった。敏夫はその仮説の正否を確かめるため、静信とともに行動を起こす。同じ疑いを持ち、同じ行動をとった者が他にもいたが、原因がわかったところで対抗手段は見当たらない。その間にも死者は増え続ける。次は、いったい誰が病に倒れるのであろうか?
(屍鬼〈4〉のレビューに続く)
2013年11月4日に日本でレビュー済み
とても奥深い小説で面白く読んでいますが、なんか滑稽な感じがするのはなぜなのでしょう。村に異常な状態が続いているのに、「何かがおかしい」といっている時期がどうも長すぎるような気がします。電話もあり自動車もあり道路も整備されている様子ですので、住民が情報を外部に伝えようとする手段には事欠かない。筆者は、村を閉鎖空間にしようと努力しているようですが、その根拠が、村の自治に対する強い思い(三役など)と、屍鬼による外部への情報遮断(村外通勤者の殺害等)で、それぐらいの根拠で千人を超える村の情報遮断ができるとはどうしても考えられない・・・。ましてや孫が死に、子供が死にしている状況で、外部に対して(村内部に対してはいるようですが)行動をおこそうとせず「何かがおかしい」とすましている状況にはクスッと笑ってしまいます。笑ってしまうということは、著者が考える状況の中で自分もという共感が生まれていないということでしょう。できれば、情報が遮断されるような中世に時代を設定するとか、島での設定にしてくれていたらな〜と思ったりします。
2007年12月14日に日本でレビュー済み
最初、興味半分から手にした長編小説。
読んでみるとすごいつまらない。
でも、買ってしまったからには仕方なく読み進めること一巻二巻。
すると突然、物語は急展開を見せ始め、徐々にストーリーの餌食となってしまった私。
最終章までくるともうページを捲らずにはいられないほど面白くなるので、長期間休みのとれる人なんかにはオススメかもしれません。
なにせ量が多過ぎるので。
読んでみるとすごいつまらない。
でも、買ってしまったからには仕方なく読み進めること一巻二巻。
すると突然、物語は急展開を見せ始め、徐々にストーリーの餌食となってしまった私。
最終章までくるともうページを捲らずにはいられないほど面白くなるので、長期間休みのとれる人なんかにはオススメかもしれません。
なにせ量が多過ぎるので。
2005年12月30日に日本でレビュー済み
明かされていく、村を襲う「もの」の正体。
今までの症状と合致するように根拠をあげながら屍鬼の正体を清信に説明するシーンは秀逸ですね。
全容が暴かれてからの加速度的な話の展開も上手い。真実に気づき始める人々、誰も信じてくれないくやしさ、死ぬとわかっていて何もできないもの、子供の孤独の戦い。
うーん、本当に目が離せない。
今までの症状と合致するように根拠をあげながら屍鬼の正体を清信に説明するシーンは秀逸ですね。
全容が暴かれてからの加速度的な話の展開も上手い。真実に気づき始める人々、誰も信じてくれないくやしさ、死ぬとわかっていて何もできないもの、子供の孤独の戦い。
うーん、本当に目が離せない。