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魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫) 文庫 – 2012/6/27
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どこにも、僕のいる場所はない──教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐(いじ)めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟(たた)る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、“神隠し”を体験したことに関わっているのか。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が……。心に潜む暗部が繙(ひもと)かれる、「十二国記」戦慄の序章。
- 本の長さ491ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2012/6/27
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101240515
- ISBN-13978-4101240510
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商品の説明
著者について
小野不由美
大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東京異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ。2013年、『残穢』で山本周五郎賞受賞。著書に『魔性の子』『月の影 影の海』などの<十二国記>シリーズ、<ゴーストハント>シリーズ、『屍鬼』『黒祠の島』『鬼談百景』『営繕かるかや怪異譚』などがある。
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2012/6/27)
- 発売日 : 2012/6/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 491ページ
- ISBN-10 : 4101240515
- ISBN-13 : 978-4101240510
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 34,762位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 235位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 833位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東亰異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 黒祠の島 (ISBN-13: 978-4396331641)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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イメージ付きのレビュー
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魔性の子だけでも、十分に読みごたえがあるのですが、十二国の世界観がわかりづらいと思います。おすすめの順番は『風の海迷宮の空』→『魔性の子』→『黄昏の岸暁の天』です。
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2021年11月14日に日本でレビュー済み
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アニメだと魔性の子編やっていなかったので、助かりました
母がはまって見てます
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2021年3月9日に日本でレビュー済み
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以前、月の影 影の海から読んでいて今回読み返す際に魔性の子を購入しそれから読み始めました。受ける印象が違い面白かったです。
2024年6月2日に日本でレビュー済み
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フィーストの『フェアリー・テール』のようなダーク・ファンタシーだが、その根っこにある世界観の造り込みが深くて違うようだ。物語の語り手である実習生の広瀬、学校の中で疎外される生徒高里「ここは自分の世界ではない」共通の思いに広瀬は惹かれるが、その実二人の依って立つ処は違う。広瀬の人間臭い正義感は高里を護ろうとして、拘泥するあまり高里を繋ぎ止めようとする。自分が置いていかれることの孤独、いや自分が選ばれし者ではない絶望が上っ面の正義を剥ぎ取ってしまう。非情な世界の摂理は彼を物語の舞台から遠ざけて幕を閉じる。
2020年4月4日に日本でレビュー済み
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本屋さんで売り切れていて諦めていた本です。
先月製本された新品が届き感激!!
めっちゃ綺麗で しかも配送が凄く早くて!
嬉しいです。ありがとうございました〜
先月製本された新品が届き感激!!
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2020年2月15日に日本でレビュー済み
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妖艶で外連味タップリの「東京異聞」以来、初めて作者の作品を読んだが、「十二国記」の序章である本作は読者層を若く設定している様だ。主人公(狂言回し)は臨死体験を持つ広瀬という教育実習生。教育実習先の母校で出会ったのは、小学生の時に"神隠し"に合ったと噂され、危害を及ぼす周囲には"祟り"の力で死や大惨事を起こす高里という高校生。広瀬と高里は"あちらの世界"に生きているという感覚を共有する。2人との関係は不明だが、「き」という獣を探す幽霊の様な女の描写が挟まれる。ここまでは外連味もなく普通の怪談風。高里の振る舞いはスティーヴン・キング「キャリー」を想起させるが、勿論、宗教的要素はなく、むしろ、精神世界の話であろう。第一、高里の意志なのか否かも分らない。
中盤辺り、どうやら、高里が"あちらの世界"の「王」である事が示唆される。"神隠し"の間にそうなった(あるいは入れ替わった)のだろうが、これが題名の「魔性の子」の由縁であろう。すると、仮に"あちらの世界"を信じるとすれば、"祟り"は「王」の手下(守護神?)が起こしたものであって、何も不可解ではない。高里には蓬山の記憶があり、女幽霊が探している「き」とは麒麟であって、白汕子と傲濫の守護神達の暴走を食い止めようとしているらしい。ここに至って、高里の記憶から「王」とは「十二国」中の「泰王」であって、高里は「泰王の麒麟」である事を思い出す。広瀬を襲った「延王」とは敵将の事だろうか ? この時点で本作が何らかの収束を示すという可能性はなくなり、中途半端。
本作を故国喪失(自分の居場所がない)の人間の孤独、人間のエゴの醜さ、同調性の強調への反駁などをテーマとした独立した作品とも読めるし、実際、本作執筆時には「十二国記」シリーズを執筆する積りはなかったと思う(エサが少な過ぎる)。作者としては少し不本意な出来だと思う。
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2019年11月16日に日本でレビュー済み
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新刊読了後に読みたくなって、Amazonで購入しました。新刊4冊読了し「面白い、でも重い、つらい、苦しい」から解放され、要くん(と呼んでました)懐かしい〜と軽く読み始めたのも束の間。とにかく怖い!
あれ?こんな怖かったっけ?いや、怖かったな!だけど、全部わかってて読んでるのに、なんで怖いの〜?!と、読み終わってぐったり。でも改めて、ここから白銀のあの泰麒に繋がってるのをすごく感じました。
やっぱり小野主上すごい。
あれ?こんな怖かったっけ?いや、怖かったな!だけど、全部わかってて読んでるのに、なんで怖いの〜?!と、読み終わってぐったり。でも改めて、ここから白銀のあの泰麒に繋がってるのをすごく感じました。
やっぱり小野主上すごい。
2019年8月28日に日本でレビュー済み
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やっと読めた。
黒麒麟マジカッコいいじゃん!
いつまでもお小さい方ではなかった。
いい麒麟におなりになった(涙)
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