陽子の話が好きなので購入しました。
やっぱり小野さんの小説は面白いです。
世界観がちゃんとしているので風景が目に浮かびます。
結構細かく描かれてるので読み応えあります。
短編とはいえ、なかなか終わらなくて、まだ続くの?って呼んでました。
読み終わったら、続きが読みたくなります。
陽子は、最初の丕緒の鳥にちょろっとでてきます。
お気に入りは、最後の風信です。
丕緒の鳥:慶東国(過去から赤楽元年)
落照の獄:柳北国
青条の蘭: 雁州国
風信:慶東国(予王~陽子が景麒と契約した辺り)※陽子はでません。
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丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫) 文庫 – 2013/6/26
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「絶望」から「希望」を信じた男がいた。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「たいしや大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮する。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか──表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく、走り煩悶する、名も無き男たちの清廉なる生き様を描く短編4編を収録。
- 本の長さ358ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2013/6/26
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101240582
- ISBN-13978-4101240589
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商品の説明
著者について
小野不由美
大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東京異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ。2013年、『残穢』で山本周五郎賞受賞。著書に『魔性の子』『月の影 影の海』などの<十二国記>シリーズ、<ゴーストハント>シリーズ、『屍鬼』『黒祠の島』『鬼談百景』『営繕かるかや怪異譚』などがある。
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2013/6/26)
- 発売日 : 2013/6/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 358ページ
- ISBN-10 : 4101240582
- ISBN-13 : 978-4101240589
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 16,375位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 121位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 366位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東亰異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 黒祠の島 (ISBN-13: 978-4396331641)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年10月15日に日本でレビュー済み
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久しぶりの十二国記、短編でもその存在感は変わらない。待望の書!
2013年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
待ちに待った十二国記最新作!
前作が各国の麒麟と王のオールスター競演だっただけに、読者の期待も大きかったことでしょう。
もちろん私もです。どの王と麒麟の話だろうとワクワクしてページを開きました。
初読。
・・・・イライラする。
なんでかというと、どこの国の話か判然としないまま読み進めなければならないから。
表題作とラス収録作はかなり早い段階で国が特定できるのだが、
終わりから4ベージ目でやっと国がわかる作品もあったりして、
ワクワク感が邪魔して種明かしが待ちきれないのだ。
しかも、王と麒麟ドコー??なサイドストーリーで、初読はちょっぴり寂しい。
しかし。
十二国記の真骨頂はここからなのである。
初読で勘弁してあげる読者のほうが少なかろう。
ページが黄ばむほど、本全体がふくらむほど読み返すのだ。
さて。どこの国の話かはわかった。
このとき王と麒麟はどんなシクハク状態だったか思い出しながらもう一読。
すると、過去作がさらに深みをもって記憶の中から立ち上がるのを震撼もので感じることだろう。
そして再読。
私はここでやっと今作の登場人物たちに寄り添って読み進めることができた。
燕のヒナの数が教えてくれる朗報に、私は不覚にも号泣した。
あの箱が新王に届いたことに胸をあつくした。
ああ、やはり今回の十二国記も、特別だ。名作だ。過去作に一切劣ることはない。
購入を迷っている方、ご心配いりません。
ちゃんとあの十二国記の世界が絶対の安定感をもって存在していますよ。大丈夫。
前作が各国の麒麟と王のオールスター競演だっただけに、読者の期待も大きかったことでしょう。
もちろん私もです。どの王と麒麟の話だろうとワクワクしてページを開きました。
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なんでかというと、どこの国の話か判然としないまま読み進めなければならないから。
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終わりから4ベージ目でやっと国がわかる作品もあったりして、
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しかも、王と麒麟ドコー??なサイドストーリーで、初読はちょっぴり寂しい。
しかし。
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ページが黄ばむほど、本全体がふくらむほど読み返すのだ。
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すると、過去作がさらに深みをもって記憶の中から立ち上がるのを震撼もので感じることだろう。
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私はここでやっと今作の登場人物たちに寄り添って読み進めることができた。
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あの箱が新王に届いたことに胸をあつくした。
ああ、やはり今回の十二国記も、特別だ。名作だ。過去作に一切劣ることはない。
購入を迷っている方、ご心配いりません。
ちゃんとあの十二国記の世界が絶対の安定感をもって存在していますよ。大丈夫。
2022年3月16日に日本でレビュー済み
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ファンタジーなのに、現代社会に通じる試練や問題を思い起こさせるストーリーが面白かったです
2017年9月5日に日本でレビュー済み
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前巻で慶国国王になった女子高生陽子の話は一段落と思ったら、今巻は民の視点でファンタジー世界を補完する短編集。理不尽で悲惨な十二国記の世界がより一層強く感じられるが、そんな中でも自己の信念を貫き職責を全うしようとする男達が描かれる骨太な短編集だ。現実とかけ離れた設定のファンタジー世界の話ではあるが、死刑制度の存廃を巡って苦闘する話など十分に現実世界で通用するストーリーである。
共通するのは民の視点である事と、彼らがあくまで自己責任で行動している強さと潔さ。前半2作で顕著だが、彼らは本来服従すべき上官から重大な責務を任され、あるいは丸投げされて、そのために苦悩する。そしてどの話も単純で綺麗な終わらせ方でなく、読者に判断を委ねるような書き方をしている。
つまりは読者にも思考を要求しているわけで覚悟して読まねばならない。私はそんな作者の姿勢を高く評価したい。
共通するのは民の視点である事と、彼らがあくまで自己責任で行動している強さと潔さ。前半2作で顕著だが、彼らは本来服従すべき上官から重大な責務を任され、あるいは丸投げされて、そのために苦悩する。そしてどの話も単純で綺麗な終わらせ方でなく、読者に判断を委ねるような書き方をしている。
つまりは読者にも思考を要求しているわけで覚悟して読まねばならない。私はそんな作者の姿勢を高く評価したい。
2013年7月26日に日本でレビュー済み
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還暦をすぎました。
「魔性の子」に出会ったのは書店で働いていた14年前でした。その後夢中で読んだ「十二国記」・・・。お客さまにお勧めしたりもして、ずいぶん感謝されました。
「華胥の夢」以来の新作ということで楽しみに読み進めたのですが、途中から気持がついてゆかない自分がいました。
「落照の獄」にいたってはしんどくて、しんどい理由がもうどうでもいいという気持ちからなのだと分かりました・・・。
どなたかがおっしゃつてらしたように12年は長過ぎたのだと思います。
この世界にもう入ってゆけない自分がいます。
ただせめて泰麒と泰王の結末をつけてほしいと願うのみです。
「魔性の子」に出会ったのは書店で働いていた14年前でした。その後夢中で読んだ「十二国記」・・・。お客さまにお勧めしたりもして、ずいぶん感謝されました。
「華胥の夢」以来の新作ということで楽しみに読み進めたのですが、途中から気持がついてゆかない自分がいました。
「落照の獄」にいたってはしんどくて、しんどい理由がもうどうでもいいという気持ちからなのだと分かりました・・・。
どなたかがおっしゃつてらしたように12年は長過ぎたのだと思います。
この世界にもう入ってゆけない自分がいます。
ただせめて泰麒と泰王の結末をつけてほしいと願うのみです。
2016年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発見したので、悔しがりながらも嬉しくて即購入!!
鶏の話も森の話も
麒麟なんてほとんど出で来ないのに
読んでて嬉しかったです。
実はこれ別の出版社で数十年前?
初めて出した物を偶然買ってそれ以来、出版社変わろうが追いかけているのですが。
もう何年に一回かでもいいので
12国全制覇してくれたらなぁ…と。
夢だけ持ってます…
鶏の話も森の話も
麒麟なんてほとんど出で来ないのに
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実はこれ別の出版社で数十年前?
初めて出した物を偶然買ってそれ以来、出版社変わろうが追いかけているのですが。
もう何年に一回かでもいいので
12国全制覇してくれたらなぁ…と。
夢だけ持ってます…
2013年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「丕緒の鳥」面白かったです。
日々の生活にたびたび現れる、倫理観などについての問題を
作者の方が「十二国記」というシリーズの中に織り込んで、
広く世間に発信したものだと思っています。
私は
「あの(12年前の)続きを読みたい!」という気持ちはあまりなかった人で
「十二国記、今度はどの切り口から書くのかな」と
最初から『続編である』という期待はあまりしていませんでしたので、
ほかの方が書かれているような「自分の期待していた内容と違った」といったような事は感じませんでした。
むしろ「短編集」ですから、
こういった形のものであると最初から踏んでいました。
レビューの書き方について思うのですが、
「好き・嫌い」で点数を付けることが、
(多くの場合、自分と感性の違うであろう)他者に役立つかどうかが疑問です。
内容の好き嫌いではなく、
作品のクオリティとしては、
しっかりと濃い、期待を裏切らない出来であると私は思います。
…って、「星いくつにするか」の判断が
Amazonって『like(好きか嫌いか)』基準なんですね。
じゃぁ仕方ないのか…。
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「十二国記、今度はどの切り口から書くのかな」と
最初から『続編である』という期待はあまりしていませんでしたので、
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(多くの場合、自分と感性の違うであろう)他者に役立つかどうかが疑問です。
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