名作家、新田次郎と藤原ていを両親に持ち、自身は数学者である藤原正彦氏。アメリカとイギリス留学経験のある彼が唱える国語教育絶対論、私も高2から大学までオーストラリアのシドニーで過ごした経験があり、国語がどれだけ大事かを身を持って感じているので、彼の唱えに深く同意する。
彼の華やかな肩書きだけを見ると、気難しい学者なのかなと思ってしまうが、ひょうきんな一面もあり、特に後半のエッセイ集で出てくるいい感じのボケに笑ってしまう。😆
先日も、言論テレビで櫻井よしこ氏と対談されていたが、真面目な話の中でも笑いを入れていて、一度お会いしてお話させていただきたいなと思うほど、魅力的な方。
いつかその夢が叶いますように。
- 国語はすべての知的活動の基礎である
- 一に国語、ニに国語、三、四がなくて五に算数、あとは十以下
- 国語は論的思考を育てる
- 国語は情緒を培う
まずは、国語力を育てる読書から。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥572¥572 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥572¥572 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥7¥7 税込
配送料 ¥240 6月10日-12日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥7¥7 税込
配送料 ¥240 6月10日-12日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
祖国とは国語 (新潮文庫) 文庫 – 2005/12/22
藤原 正彦
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥572","priceAmount":572.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"572","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"7A1FZuiWpXquZcllRH7eV92XWyCnSIE0m4aFLVSAhQSlWd3KfcZKD3WtUx0DNGdAVd2dueqsIbCHQhdspuou52N%2FhItRK96nL%2BQ2OKLAe%2FFMnCb7PJ5qlm%2BKz39cs1FH","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥7","priceAmount":7.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"7","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"7A1FZuiWpXquZcllRH7eV92XWyCnSIE0iUcvW1nUAYUIVFY3bn4yUfG5UzGJSSsd8efk%2BVDn2bOhE%2BXBBhGpqivaO5YGT6%2B3hjF0oS%2BwHyR7mYxLW0pnayak54zxtEwwFWrW8Fagr%2FSVaV%2BI6Isaw9%2Bjx%2Fl%2BZFwAFndy3cymH0VojdI2v35NAw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
国家の根幹は、国語教育にかかっている。国語は、論理を育み、情緒を培い、すべての知的活動・教養の支えとなる読書する力を生む。国際派の数学者だからこそ見えてくる国語の重要性。全身全霊で提出する血涙の国家論的教育論「国語教育絶対論」他、ユーモラスな藤原家の知的な風景を軽快に描く「いじわるにも程がある」、出生地満州への老母との感動的な旅を描く「満州再訪記」を収録。
- ISBN-104101248087
- ISBN-13978-4101248080
- 出版社新潮社
- 発売日2005/12/22
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ236ページ
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 祖国とは国語 (新潮文庫)
¥572¥572
最短で6月8日 土曜日のお届け予定です
残り10点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
出版社より
大いなる暗愚 | 始末に困る人 | 卑怯を映す鏡 | グローバル化の憂鬱 | とんでもない奴 | できすぎた話 | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.1
70
|
5つ星のうち4.3
81
|
5つ星のうち4.4
89
|
5つ星のうち4.4
71
|
5つ星のうち4.1
66
|
5つ星のうち4.4
67
|
価格 | ¥506¥506 | ¥506¥506 | ¥437¥437 | ¥539¥539 | ¥63¥63 | ¥1¥1 |
【新潮文庫】「管見妄語」シリーズ | アメリカの策略に警鐘を鳴らし、国民に迎合する安 直な政治を𠮟りつけ、ギョウザを熱く語る。「週刊新潮」の大人気コラムの文庫化。 | 東日本大震災で世界から賞賛された日本人の底力を誇り、復興に向けた真のリーダー像を説く。そして時折賢妻に怯える大人気コラム。 | 卑怯を忌む日本人の美徳は、どこに行ってしまったのか。現代の病んだ精神を鋭い慧眼と独自のユーモアで明るみにするコラム集。 | またもや英語とITか!日本人らしさを失わせる、米英の英語帝国主義に真っ向から反対。戯れ言にうつつを抜かす世の中に喝! | 平等が日本の国柄を破壊し、知識偏重批判が学力を下げる──。縦横無尽に題材を捉えながら、ユーモアと慧眼で本質を突くコラム集。 | 小学校からの英語教育は罪が深い。日本の国力を必ず減衰させる。英語より日本語、高い道徳はわが国の国是!週刊新潮人気コラム。 |
若き数学者のアメリカ | 数学者の言葉では | 数学者の休憩時間 | 遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス― | 父の威厳 数学者の意地 | 心は孤独な数学者 | |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.4
238
|
5つ星のうち4.0
38
|
5つ星のうち4.5
31
|
5つ星のうち4.4
164
|
5つ星のうち4.4
32
|
5つ星のうち4.5
77
|
価格 | ¥737¥737 | ¥539¥539 | ¥572¥572 | ¥605¥605 | ¥649¥649 | ¥539¥539 |
【新潮文庫】藤原正彦 作品 | 一九七二年の夏、ミシガン大学に研究員として招かれた青年数学者が、自分のすべてをアメリカにぶつけた、躍動感あふれる体験記。 | 苦しいからこそ大きい学問の喜び、父・新田次郎に励まされた文章修業、若き数学者が真摯な情熱とさりげないユーモアで綴る随筆集。 | 「正しい論理より、正しい情緒が大切」。数学者の気取らない視点で見た世界は、プラスもマイナスも味わい深い。選りすぐりの随筆集。 | 「一応ノーベル賞はもらっている」。こんな学者が闊歩する伝統のケンブリッジで味わった波瀾の日々。感動のドラマティック・エッセイ。 | 武士の血をひく数学者が、妻、育ち盛りの三人息子との侃々諤々の日常を、冷静かつホットに描ききる。著者本領全開の傑作エッセイ集。 | ニュートン、ハミルトン、ラマヌジャン。三人の天才数学者の人間としての足跡を、同じ数学者ならではの視点で熱く追った評伝紀行。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/12/22)
- 発売日 : 2005/12/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 236ページ
- ISBN-10 : 4101248087
- ISBN-13 : 978-4101248080
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 97,541位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,808位近現代日本のエッセー・随筆
- - 2,191位新潮文庫
- - 4,132位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友人に勧めて、評価されました本です。
2018年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすかったが、後半はタイトルと関係なく、ガッカリでした。
2020年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新しいことを教えてもらえるし、私の思っていることを代弁して頂いているような本です。
多くの人に読んでほしい作品です。
多くの人に読んでほしい作品です。
2019年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数学者である藤原さんが国語を学び理解することこそ教育や国の基本であることを強く訴えており共感できる。
2016年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『国家の品格』で知られる藤原正彦さんのご本。『芙蓉の人』の新田二郎さんと『流れる星は生きている』の藤原ていさんのご子息というだけに文章もお上手で、東大卒、アメリカやイギリスでの留学経験もおありの数学者という凄いキャリアの方だけれども、熱くユーモラスな人柄がにじんでおり、内容がありかつ読みやすいエッセイ集になっています。「国語教育絶対論」、「いじわるにもほどがある」、「満州再訪記」の三部構成になっています。国際的な視野から日本の国語教育の重要性を熱く説いたり、藤原家の子育て奮闘記があったり、母・ていさんを連れて満州で過去と体面したりと、幅の広い内容です。
斎藤孝さんが帯に「この人に文部科学省大臣になってほしい」と言葉を寄せて推薦されています。わたしはお二人のように国家の先行きを案ずる立場も学識もないので生意気なだけかもしれませんが、たくさんの国・民族の詩集を読んできたため、自分の国・民族のことばが損得や有用性で論じられるべきものではなく国・民族のアイデンティティに関わる重要なだということは身に染みており、昨今の活字文化衰退には危機感を覚えているので(マンガや映画文化も素晴らしいですが、どうやっても思考そのものは言語-母国語-で行うものですし、初めからイメージを与えられすぎると想像力が育ちませんし、マンガの単純化された「キャラ」概念が現実の人間の複雑な心理や属性に対する把握・理解能力を限定し単純化してしまう弊害もある)、レヴューさせていただきます。
ちなみにわたしは藤原さんのご本は『国家の品格』と本書しか読んでいません。『国家の品格』では、ヨーロッパ全体に対する5~15世紀日本文学の優越性とそれに対する賛辞や(ギリシャやローマ、イタリアなどの演劇や詩歌には素晴らしいものがいくつもあったし、内容的にいえばダンテの『神曲』一作に比肩するものがどれほどあると言えるか。民衆や弱者への視点や牢乎たる信念・信仰、ヒューマニズムという質面から言うなら、ダンテやエラスムス、トマス・モアのそれに日本人の文学がどれほど勝ると言えるかと考えたら、意見は分かれるでしょう。白居易の詩文と法華経をバイブル視しながら、平安貴族が民衆救済の思想の実践を盛んに行ったとは言い難いですし-菅原道真はともかく-、欧米製のヒューマニズムに対してそもそも懐疑的であられるのかもしれないですが・・)、「自分の生まれたくにやふるさとを愛さない奴はぶん殴ります」等やや言い過ぎではないかと思う箇所がいくつかあったけれど(わたしは藤原さんの定義でいくと立派な「非国民」なので信用されないし間違いなくぶん殴られると思う・・・)、グローバリズムに対する反動が起き始めているいま、「自分のくにの伝統・文化」を省みるためにも一読の価値があるエッセイ群だと思います。
また、藤原さんは祖父君に教えられた「強きをくじき、弱きを助ける」という日本の武士道道徳を非常に誇りにしておられます。「勝ち組」「負け組」などという下品なレッテル、キャラ付け、格付けが一時流行りましたが、資本主義自由主義の競争社会のなかで今ではまるで絶滅危惧種のようになってしまったこの黄金の道徳心-苛められている子を庇った高潔な子どもが更に周囲から苛められ、追い詰められて命を絶つという許すべからざるケースさえある時代です-は大人世代が自らの実践を通して教えていかねばならないものであるとわたしも思います。
「<役に立たない>は必ずしも<価値がない>を意味しない、というところに学問は成立している」と著者が書かれていますが、このたびノーベル賞を受賞された大隈博士も話しておられた通り、目先の研究費や評価ではなく「役に立つ」「役に立たない」を長い目でかつ窮屈でない幅の広さで見ること、基礎研究や基礎学問である母国語習得に注力すること、というのが長期的な国力(人材力)増進には必要であり、政府は「国を愛する」というのならもっと教養を重視した視野の広い人材育成、日本文化の教育にお金を出すべきだと思います。将来有利だからと実用性を重視して英語を教えるのは結構ですが、本書で藤原さんが述べている通り、日本の文化もよく知らずに海外に出たり他国人と会話したりしても、仕方がありません。いくら便利でも英語はイギリスの国語であり、わたしたちは日本人です。欧米礼賛主義は政治・文化両面でそろそろ見直すべきではないでしょうか。
斎藤孝さんが帯に「この人に文部科学省大臣になってほしい」と言葉を寄せて推薦されています。わたしはお二人のように国家の先行きを案ずる立場も学識もないので生意気なだけかもしれませんが、たくさんの国・民族の詩集を読んできたため、自分の国・民族のことばが損得や有用性で論じられるべきものではなく国・民族のアイデンティティに関わる重要なだということは身に染みており、昨今の活字文化衰退には危機感を覚えているので(マンガや映画文化も素晴らしいですが、どうやっても思考そのものは言語-母国語-で行うものですし、初めからイメージを与えられすぎると想像力が育ちませんし、マンガの単純化された「キャラ」概念が現実の人間の複雑な心理や属性に対する把握・理解能力を限定し単純化してしまう弊害もある)、レヴューさせていただきます。
ちなみにわたしは藤原さんのご本は『国家の品格』と本書しか読んでいません。『国家の品格』では、ヨーロッパ全体に対する5~15世紀日本文学の優越性とそれに対する賛辞や(ギリシャやローマ、イタリアなどの演劇や詩歌には素晴らしいものがいくつもあったし、内容的にいえばダンテの『神曲』一作に比肩するものがどれほどあると言えるか。民衆や弱者への視点や牢乎たる信念・信仰、ヒューマニズムという質面から言うなら、ダンテやエラスムス、トマス・モアのそれに日本人の文学がどれほど勝ると言えるかと考えたら、意見は分かれるでしょう。白居易の詩文と法華経をバイブル視しながら、平安貴族が民衆救済の思想の実践を盛んに行ったとは言い難いですし-菅原道真はともかく-、欧米製のヒューマニズムに対してそもそも懐疑的であられるのかもしれないですが・・)、「自分の生まれたくにやふるさとを愛さない奴はぶん殴ります」等やや言い過ぎではないかと思う箇所がいくつかあったけれど(わたしは藤原さんの定義でいくと立派な「非国民」なので信用されないし間違いなくぶん殴られると思う・・・)、グローバリズムに対する反動が起き始めているいま、「自分のくにの伝統・文化」を省みるためにも一読の価値があるエッセイ群だと思います。
また、藤原さんは祖父君に教えられた「強きをくじき、弱きを助ける」という日本の武士道道徳を非常に誇りにしておられます。「勝ち組」「負け組」などという下品なレッテル、キャラ付け、格付けが一時流行りましたが、資本主義自由主義の競争社会のなかで今ではまるで絶滅危惧種のようになってしまったこの黄金の道徳心-苛められている子を庇った高潔な子どもが更に周囲から苛められ、追い詰められて命を絶つという許すべからざるケースさえある時代です-は大人世代が自らの実践を通して教えていかねばならないものであるとわたしも思います。
「<役に立たない>は必ずしも<価値がない>を意味しない、というところに学問は成立している」と著者が書かれていますが、このたびノーベル賞を受賞された大隈博士も話しておられた通り、目先の研究費や評価ではなく「役に立つ」「役に立たない」を長い目でかつ窮屈でない幅の広さで見ること、基礎研究や基礎学問である母国語習得に注力すること、というのが長期的な国力(人材力)増進には必要であり、政府は「国を愛する」というのならもっと教養を重視した視野の広い人材育成、日本文化の教育にお金を出すべきだと思います。将来有利だからと実用性を重視して英語を教えるのは結構ですが、本書で藤原さんが述べている通り、日本の文化もよく知らずに海外に出たり他国人と会話したりしても、仕方がありません。いくら便利でも英語はイギリスの国語であり、わたしたちは日本人です。欧米礼賛主義は政治・文化両面でそろそろ見直すべきではないでしょうか。
2023年6月6日に日本でレビュー済み
国語教育絶対論
国語教育絶対論
英語第二公用語論に
犯罪的な教科書
まずは我慢力を
産学協同の果ては
いじわるにも程がある
お茶の謎
ギーギー音
ダイハッケン
科学は無情
ネギよ来い
満州再訪記
国語教育絶対論
英語第二公用語論に
犯罪的な教科書
まずは我慢力を
産学協同の果ては
いじわるにも程がある
お茶の謎
ギーギー音
ダイハッケン
科学は無情
ネギよ来い
満州再訪記
2016年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
寺田寅彦、吉田洋一、矢野健太郎、遠山啓等数学者に良いエッセイを書く人
が多いが、著者もその一人だと思う。前半で教育論、中盤で軽いエッセイを、
後半で満州再訪記が書かれているが、いずれも良質の文章だと思う。
教育論の中で、子供甘やかし放題のゆとり教育の愚かさや、愛国心と郷土愛の
違いを論じておられるが、誠に同感だ。論理力には情緒が必要との主張には、
数学者の言葉だけに意外の感を持つが、言われてみるとそうかなとも思う。
満州再訪記はルーツを探し求める家族の姿と満州建国史が二重映しになって、
満州国の歴史を肌で感じられる文章だ。
が多いが、著者もその一人だと思う。前半で教育論、中盤で軽いエッセイを、
後半で満州再訪記が書かれているが、いずれも良質の文章だと思う。
教育論の中で、子供甘やかし放題のゆとり教育の愚かさや、愛国心と郷土愛の
違いを論じておられるが、誠に同感だ。論理力には情緒が必要との主張には、
数学者の言葉だけに意外の感を持つが、言われてみるとそうかなとも思う。
満州再訪記はルーツを探し求める家族の姿と満州建国史が二重映しになって、
満州国の歴史を肌で感じられる文章だ。