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超整理日誌 (新潮文庫 の 11-1) 文庫 – 1999/9/1
野口 悠紀雄
(著)
- 本の長さ309ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1999/9/1
- ISBN-104101256217
- ISBN-13978-4101256214
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1999/9/1)
- 発売日 : 1999/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 309ページ
- ISBN-10 : 4101256217
- ISBN-13 : 978-4101256214
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,174,638位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,113位新潮文庫
- - 32,503位エッセー・随筆 (本)
- - 49,386位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。
一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。
〈主要著書〉
『情報の経済理論』(東洋経済新報社、1974年、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、1980年、サントリー学芸賞)、『土地の経済学』(日本経済新聞社、1989年、東京海上各務財団優秀図書賞、不動産学会賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、1992年、吉野作造賞)、『1940年体制(新版)』(東洋経済新報社、2002年)、『資本開国論』(ダイヤモンド社、2007年)、『世界経済危機 日本の罪と罰』(ダイヤモンド社、2008年)、『未曾有の経済危機 克服の処方箋』(ダイヤモンド社、2009年)、『経済危機のルーツ』(東洋経済新報社、2010年)、『世界経済が回復するなか、なぜ日本だけが取り残されるのか』(ダイヤモンド社、2010年)等多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
超◎◎法シリーズで知られる野口教授のエッセー集。整理法や勉強法のように体系だてられた実用書というよりは野口先生の知性溢れる語り口を楽しむ本かな
2013年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
野口さんは自分とほぼ同世代で、もとが理工系の人なのでよく話が通じます。
2005年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は非常にバランス感覚に優れた人だと思う。全体的に文章が安定していて面白いし、読みやすい。ただ、単なるエッセイ集にしか感じられなかった。ぜんぜん、「整理」ってキーワードと関連性が感じられないし。。。結局、この本で著者は何を伝えたかったのか不明なまま読み終えました。
2013年7月3日に日本でレビュー済み
であることに注意してください。あとがきで著者も述べているように、本書は当時の時事的な話題をネタにしたエッセイ集なのです。
その点で著者の代表作である『 「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書) 』や『 「超」文章法 (中公新書) 』とは全く性質が異なる本です。
本書で私の印象に残った部分を以下に挙げます。
・「あまり詳しいニュースを聞いたり見たりしていると、物事の本質が見えなくなることもある(p18)」・・自分の可処分時間を有効に使うためにも、あまり細か過ぎる情報は切り捨てることが大事だと私も思いました。情報化社会を生きる知恵という視点からも重要でしょう。
・「(スピーチでは)重要なことやわかりにくい固有名詞は、繰り返して言う。専門用語は、その意味を説明する。大項目の一つを話し終えたら、そのつど、内容を簡単に要約する(p93)」・・私も同感です。プレゼンでも文章執筆でも、要点は繰り返すこと、全体像を聞き手(読み手)に伝えることは大切だと思います。野口氏の本ではありませんが『 プレゼンの成功法則 』などの本も参考になります。
・「教科書は知識の体系に従って各項目を配置している。したがって、その体系を知らないと、目的の事項にたどり着くことができない(p162)」・・専門書でも同じことが言えます。高等教育の目的の一つは、知のパースペクティブ(全体像)を教えることにあるのではないでしょうか。
・「ファンタジーやSFの作者は、自然科学的なリアリティにはかなり注意を払っている。しかし、社会科学的なリアリティは、往々にして無視する(p261)」・・いわゆる駄作SFアニメの特徴のひとつは自然科学的リアリティにさえ注意を払わないことだと私は思います。社会科学的リアリティにまで注意を払っているSFは相当レベルが高いのではないでしょうか。蛇足ですが、私の中では『 EMOTION the Best GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 [DVD ]』がそれに含まれます。
その点で著者の代表作である『 「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書) 』や『 「超」文章法 (中公新書) 』とは全く性質が異なる本です。
本書で私の印象に残った部分を以下に挙げます。
・「あまり詳しいニュースを聞いたり見たりしていると、物事の本質が見えなくなることもある(p18)」・・自分の可処分時間を有効に使うためにも、あまり細か過ぎる情報は切り捨てることが大事だと私も思いました。情報化社会を生きる知恵という視点からも重要でしょう。
・「(スピーチでは)重要なことやわかりにくい固有名詞は、繰り返して言う。専門用語は、その意味を説明する。大項目の一つを話し終えたら、そのつど、内容を簡単に要約する(p93)」・・私も同感です。プレゼンでも文章執筆でも、要点は繰り返すこと、全体像を聞き手(読み手)に伝えることは大切だと思います。野口氏の本ではありませんが『 プレゼンの成功法則 』などの本も参考になります。
・「教科書は知識の体系に従って各項目を配置している。したがって、その体系を知らないと、目的の事項にたどり着くことができない(p162)」・・専門書でも同じことが言えます。高等教育の目的の一つは、知のパースペクティブ(全体像)を教えることにあるのではないでしょうか。
・「ファンタジーやSFの作者は、自然科学的なリアリティにはかなり注意を払っている。しかし、社会科学的なリアリティは、往々にして無視する(p261)」・・いわゆる駄作SFアニメの特徴のひとつは自然科学的リアリティにさえ注意を払わないことだと私は思います。社会科学的リアリティにまで注意を払っているSFは相当レベルが高いのではないでしょうか。蛇足ですが、私の中では『 EMOTION the Best GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 [DVD ]』がそれに含まれます。
2006年5月2日に日本でレビュー済み
軽妙な筆致でユーモラスに、しかもところどころにキラリと光る分析・考察。どこから読んでも面白いですが、この巻で印象に残ったのは、氏の古巣でもある大蔵官僚の生態描写。
「オットセイ」が英語で言えないばっかりにGHQの高官の前で床を転げまわってオットセイの鳴きまねをしたり、後輩に向かって「警官をお堀に投げ込む以上のことはするな(そんなことやってるのかよ!)」と訓示を垂れたり、優秀すぎて暇もてあまして机に足を投げ出して昼寝したり・・・・
我々が想像していたエリート官僚とは百八十度違った、やんちゃなお役人達のエピソードは一読の価値ありです。
「オットセイ」が英語で言えないばっかりにGHQの高官の前で床を転げまわってオットセイの鳴きまねをしたり、後輩に向かって「警官をお堀に投げ込む以上のことはするな(そんなことやってるのかよ!)」と訓示を垂れたり、優秀すぎて暇もてあまして机に足を投げ出して昼寝したり・・・・
我々が想像していたエリート官僚とは百八十度違った、やんちゃなお役人達のエピソードは一読の価値ありです。
2006年9月5日に日本でレビュー済み
この本の'II部『風の谷のナウシカ』についての主観的一考察は、
ナウシカの原作が好き、Lord Of The Rings(指環物語)が好き
という方に是非読んで欲しい本です。
この3つのナウシカを扱った文章がエコノミストに連載されていた
というのが驚きです。
著者のナウシカの原作、指環物語といったファンタジーへの
深い造詣が感じられナウシカ、Lord Of The Ringsの共通点なども
言及していて深い知識が感じられます。ナウシカだけではなく
宮崎駿作品の他に及んでいます。読んでいて大変面白い。
ナウシカの原作漫画が完結した95年ころの記述なので
オウムや世紀末、終末思想についても言及があったりします。
とにかく面白い。
それからクシャナへの愛がすごい。
私もクシャナ好きなので、何度も読んでしまいます。
ナウシカの原作が好き、Lord Of The Rings(指環物語)が好き
という方に是非読んで欲しい本です。
この3つのナウシカを扱った文章がエコノミストに連載されていた
というのが驚きです。
著者のナウシカの原作、指環物語といったファンタジーへの
深い造詣が感じられナウシカ、Lord Of The Ringsの共通点なども
言及していて深い知識が感じられます。ナウシカだけではなく
宮崎駿作品の他に及んでいます。読んでいて大変面白い。
ナウシカの原作漫画が完結した95年ころの記述なので
オウムや世紀末、終末思想についても言及があったりします。
とにかく面白い。
それからクシャナへの愛がすごい。
私もクシャナ好きなので、何度も読んでしまいます。
2004年4月28日に日本でレビュー済み
面白い、ためになる、そして何よりも知的好奇心を刺激させられる素晴らしいエッセイです。これほどのエッセイを私は知らない。現在も連載されていて、ファンにとっては嬉しい限りだ。
文章の巧さもさることながら、その世界を見通す視点は常識の枠に捕らわれない、斬新なものばかりです。「慧眼」とは野口先生のためにある概念なのではないだろうか、と思うほどです。
このシリーズに限らず野口先生の著作は本当に素晴らしい!
(このシリーズは新潮社で文庫化されています。)
文章の巧さもさることながら、その世界を見通す視点は常識の枠に捕らわれない、斬新なものばかりです。「慧眼」とは野口先生のためにある概念なのではないだろうか、と思うほどです。
このシリーズに限らず野口先生の著作は本当に素晴らしい!
(このシリーズは新潮社で文庫化されています。)