「人間くさいやつ」は本当に自分のにおいがあると思います。
人間のにおいのほとんどは食べ物からくるので、好きなものば
かりを食べていると個人個人でにおいが変わってきます。私は
餃子をすった生ニンニクを付けて食べるのが大好きです。さすがに
人前でしゃべるときには遠慮しています。
私の自宅の書斎の壁は杉の無垢材です。床はヒノキの無垢材を
敷き詰めています。家に帰るとホットする香りがあります。
香り、においの大切さを教えてくれる一冊です。
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くさいものにフタをしない (新潮文庫 こ 37-2) 文庫 – 2008/4/25
小泉 武夫
(著)
- 本の長さ284ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/4/25
- ISBN-104101259429
- ISBN-13978-4101259420
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2008/4/25)
- 発売日 : 2008/4/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 284ページ
- ISBN-10 : 4101259429
- ISBN-13 : 978-4101259420
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,105,811位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,801位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年5月31日に日本でレビュー済み
においに関するエッセイですが、
日本の食文化が中心です。海外の風変わりな食品の話もありますが、少しだけです。
後半は、食物だけではなく、広くにおいに纏わる分化について、取り上げられています。
日本の食文化が中心です。海外の風変わりな食品の話もありますが、少しだけです。
後半は、食物だけではなく、広くにおいに纏わる分化について、取り上げられています。
2010年3月8日に日本でレビュー済み
2005年に幻戯書房から出た単行本の文庫化。
「におい」にまつわるさまざまな話が集められている。タイトルのとおり、とってもくさいものから、良い香りのものまで。
くさいものとしては、たくあん、くさや、鮒鮨など。もちろん、くさいから駄目だというのではなく、どうして臭うのかという科学的な説明から、おいしさの秘密まで。
良い香りとしては、吟醸酒、芹、柑橘類、畳、檜風呂など、けっこう多様なものが取り上げられている。
いずれもエピソード的な記述が中心だが、きちんと最新の研究成果なども取り入れられており、信頼感のある本であった。
これまでの本と重複する内容も少なくないが、「良い香り」の箇所など、けっこう新鮮に感じられた。
「におい」にまつわるさまざまな話が集められている。タイトルのとおり、とってもくさいものから、良い香りのものまで。
くさいものとしては、たくあん、くさや、鮒鮨など。もちろん、くさいから駄目だというのではなく、どうして臭うのかという科学的な説明から、おいしさの秘密まで。
良い香りとしては、吟醸酒、芹、柑橘類、畳、檜風呂など、けっこう多様なものが取り上げられている。
いずれもエピソード的な記述が中心だが、きちんと最新の研究成果なども取り入れられており、信頼感のある本であった。
これまでの本と重複する内容も少なくないが、「良い香り」の箇所など、けっこう新鮮に感じられた。
2009年12月3日に日本でレビュー済み
「日本人の生活様式が大きく変化した現代、日本文化の育んできた豊かなにおいが、
私たちの生活の場面から失われつつある。私にはそれが残念でたまらない。においを
失うとは、日本人としての根っこを失うことであり、生きていく足場が崩れていくことでも
ある。……この本では、日々の生活の中から、『あ、あのにおい』と誰もがすぐにわかる
においをとりあげながら、日本人にとってのにおいというものを、あらためて見つめ
直してみたい」。
筆者の専門たる発酵食品を中心に、日本における「におい」の記憶をたどるエッセイ。
本書のよさはなんといってもそのすがすがしさにある。そこかしこにいかにもかったるい
「今時の若い者は……」論こそ刻まれてはいるが、この手のグルメエッセイにありがちな
嫌味がなくて、ページをめくれば、地に足のついた食に対する無上の好奇心と愛着が
じんわりと溢れ出してくる。ただの体験談に留まらず、研究者らしく有機化学などを
援用して「におい」を論じるのだから、当然に読み応えもある。
情報量もさることながら、何よりも氏の姿勢に安堵とも微笑ともつかぬ、ほっとした
気持ちにさせられる一冊。
私たちの生活の場面から失われつつある。私にはそれが残念でたまらない。においを
失うとは、日本人としての根っこを失うことであり、生きていく足場が崩れていくことでも
ある。……この本では、日々の生活の中から、『あ、あのにおい』と誰もがすぐにわかる
においをとりあげながら、日本人にとってのにおいというものを、あらためて見つめ
直してみたい」。
筆者の専門たる発酵食品を中心に、日本における「におい」の記憶をたどるエッセイ。
本書のよさはなんといってもそのすがすがしさにある。そこかしこにいかにもかったるい
「今時の若い者は……」論こそ刻まれてはいるが、この手のグルメエッセイにありがちな
嫌味がなくて、ページをめくれば、地に足のついた食に対する無上の好奇心と愛着が
じんわりと溢れ出してくる。ただの体験談に留まらず、研究者らしく有機化学などを
援用して「におい」を論じるのだから、当然に読み応えもある。
情報量もさることながら、何よりも氏の姿勢に安堵とも微笑ともつかぬ、ほっとした
気持ちにさせられる一冊。