本を読むのが遅い私があっという間に読み終えました。
本来ありえない奇跡がしっくりと収まって、読み終えた後なんとも言えない楽しい気持ちになれました。
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九月の恋と出会うまで (新潮文庫) 文庫 – 2009/8/28
松尾 由美
(著)
北村志織は、引っ越したばかりのマンションの自室で、怪奇現象に遭遇した。ありえない場所から人が語りかけてくるのだ。「平野です」とその声は告げる。同じ建物に住んでいるが、話したことのない男性の名だ。ただし、〈未来の平野〉なのだと彼は続けた――。男はみんな奇跡を起こしたいと思っている。好きになった女の人のために。『雨恋』の著者が描く、時空を超えたラブ・ストーリー。
- 本の長さ323ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2009/8/28
- 寸法10.5 x 1.4 x 15 cm
- ISBN-104101280533
- ISBN-13978-4101280530
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2009/8/28)
- 発売日 : 2009/8/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 323ページ
- ISBN-10 : 4101280533
- ISBN-13 : 978-4101280530
- 寸法 : 10.5 x 1.4 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,783,387位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,904位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
川口春奈さん主演の映画化の際に、書店店頭に積まれているところを見かけて原作を知りました。
今年のゴールデンウィークにAmazonのプライムビデオでその映画が観れるようになっていました。せっかくなら小説も読んでみたいと原作を購入。
小説の本編は、主人公の志織がこじんまりしたマンションへと引っ越すところから始まります。その部屋に聞こえてきた「未来にいると言う男の声」と隣人の青年とのやりとりを通じて、自分がある運命から救われたことと、「声の男性」の正体という謎をめぐっていく展開がくりひろげられます。
彼女の日常にまぎれこむ謎めいた雰囲気と、少しずつ変化する志織・隣人の青年の心情が描かれています。すこし予想がついてしまうラストではあるものの、大きく期待を裏切らない、期待通りの安心できる内容ともいえます。
冒頭の数ページを読んで、雰囲気がお好きなら読んでみて損はないと思います。
(なお、文庫版のあらすじよりも、コミカライズされた漫画のあらすじ紹介の方が、内容のイメージに近く感じました。)
軽いSF風の要素やタイムリープの謎がふくまれた作品ですが、メインはあくまで志織と隣人の青年、そして「謎の声の男性」との関係の変化や、成長のストーリーです。
そのため、もしかすると、細かい設定の齟齬や「なぜこのタイムリープが起こったのか?」「これによるタイムパラドクスは?」と気になってしまう方ですと、気になってしまって純粋に楽しめない部分もあるかもしれません。
個人的には楽しめたのですが、ほんの少しだけメインの志織と青年が惹かれあっていく感情が、後半に急に加速したような気がして、もう少しページ数をかけて彼女(彼)と時間を過ごしたいとも思いました。
蛇足ですが、こちらの上品なカバーイラストは、自分の本棚にあるのを見かけるたびに少し幸せな気分になれます。
文章の端正な雰囲気ともマッチしていて、個人的に好きな一冊です。
今年のゴールデンウィークにAmazonのプライムビデオでその映画が観れるようになっていました。せっかくなら小説も読んでみたいと原作を購入。
小説の本編は、主人公の志織がこじんまりしたマンションへと引っ越すところから始まります。その部屋に聞こえてきた「未来にいると言う男の声」と隣人の青年とのやりとりを通じて、自分がある運命から救われたことと、「声の男性」の正体という謎をめぐっていく展開がくりひろげられます。
彼女の日常にまぎれこむ謎めいた雰囲気と、少しずつ変化する志織・隣人の青年の心情が描かれています。すこし予想がついてしまうラストではあるものの、大きく期待を裏切らない、期待通りの安心できる内容ともいえます。
冒頭の数ページを読んで、雰囲気がお好きなら読んでみて損はないと思います。
(なお、文庫版のあらすじよりも、コミカライズされた漫画のあらすじ紹介の方が、内容のイメージに近く感じました。)
軽いSF風の要素やタイムリープの謎がふくまれた作品ですが、メインはあくまで志織と隣人の青年、そして「謎の声の男性」との関係の変化や、成長のストーリーです。
そのため、もしかすると、細かい設定の齟齬や「なぜこのタイムリープが起こったのか?」「これによるタイムパラドクスは?」と気になってしまう方ですと、気になってしまって純粋に楽しめない部分もあるかもしれません。
個人的には楽しめたのですが、ほんの少しだけメインの志織と青年が惹かれあっていく感情が、後半に急に加速したような気がして、もう少しページ数をかけて彼女(彼)と時間を過ごしたいとも思いました。
蛇足ですが、こちらの上品なカバーイラストは、自分の本棚にあるのを見かけるたびに少し幸せな気分になれます。
文章の端正な雰囲気ともマッチしていて、個人的に好きな一冊です。
2024年5月19日に日本でレビュー済み
本屋さんでお勧めされていたので、手に取りました。川口春奈ファンです。
物語はカメラ、写真好きな27歳女子。会社勤務で、現像するから引っ越しを迫られて、
ゴドーにめでたくお引っ越し。ゴドーに入れる方はちょっとアートな方という限定あり。
ゴドーの住民たちとお話ししていくうちに、やがて謎の平野さんがターゲットになり、
なんの因果か平野さんを毎週水曜日追跡することとなり、それをお願いしたのはシラノ
なる謎の人物。シラノはエアコンの穴から聞こえる声の持ち主。彼は一年後の世界から
話している、お願いしている。
追跡していく女子が巡り会うのは?そして彼女を待っている運命とは?
45点。
出だしは良かったんだけどね。残念ながら素人っぽさ満載。ツッコミどころ満載。
これを原案に誰か手直しすると、イルマーレみたいになると思うけど。ちょっとねえ。
説明ばかりで、しかも都民しかわからない説明も多かったね。残念。都民以外には
読んでいただかなくてもいいってスタンスなのかな。
イルマーレになり損ねたラノベって感じ?素人さんにしてはまあまあ文章は綺麗だけど。
これをどのように映画で感動させるのかな?そこに興味あり。
物語はカメラ、写真好きな27歳女子。会社勤務で、現像するから引っ越しを迫られて、
ゴドーにめでたくお引っ越し。ゴドーに入れる方はちょっとアートな方という限定あり。
ゴドーの住民たちとお話ししていくうちに、やがて謎の平野さんがターゲットになり、
なんの因果か平野さんを毎週水曜日追跡することとなり、それをお願いしたのはシラノ
なる謎の人物。シラノはエアコンの穴から聞こえる声の持ち主。彼は一年後の世界から
話している、お願いしている。
追跡していく女子が巡り会うのは?そして彼女を待っている運命とは?
45点。
出だしは良かったんだけどね。残念ながら素人っぽさ満載。ツッコミどころ満載。
これを原案に誰か手直しすると、イルマーレみたいになると思うけど。ちょっとねえ。
説明ばかりで、しかも都民しかわからない説明も多かったね。残念。都民以外には
読んでいただかなくてもいいってスタンスなのかな。
イルマーレになり損ねたラノベって感じ?素人さんにしてはまあまあ文章は綺麗だけど。
これをどのように映画で感動させるのかな?そこに興味あり。
2021年3月5日に日本でレビュー済み
映画を先に観ました。考えさせられたのは、シラノの哀しみ…です。一人の女性に一目惚れした青年…そしてその女性が偶然、同じアパートに住んでいた歓び…そして彼女の死…彼は死んでしまった彼女の部屋で何を想っていたのか…例え幽霊の彼女であってもまた会いたい…そう願っていたのか…それが知りたくて、この本を買い。その後、前作の「雨の日の君に会いたくて」を読みました…この二つの物語は繋がっているのですね。優しい作者ですね。消えてゆく彼女をこの作品で救ったのだと思いました。
2018年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高い芸術性を持つ者が居住を許されるアビシアンゴドーに住む独創的な平野と詩織の2人の恋の始まりが著書のおしまい。空想上のシラノが生むタイムパラドクスの結果による詩織の死を回避するために論理的思考と創造を働かせる平野とそれらに振り回されながらも確固とした自己を維持する詩織との間に生まれる奇跡的な摂理によって物語は終焉を迎える。
2020年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後の10ページくらいがおおおと楽しくなる感じではありましたが、最初の何も起こらないエピソードが長すぎて読みなれてない私は疲れちゃいました
2019年1月15日に日本でレビュー済み
私がこの本を読んだのは、15~16年前の集英社文庫か新潮文庫版だったと思います。カジシンさんばりのロマンティック時空ものとミステリーを組み合わせたという感じの小説で、何度も読み返しています。松尾先生の他の著作は失礼ながら読んだことはないのですが、この本を読んだ限りでは、読みやすいわりに、なかなか練られた伏線も張ってあり、とても楽しめました。高橋一生さん主演で映画化されたようなので、映画もぜひ見たいと思います。
2020年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画で「うーん…」と思い原作を買いましたが、映画の方がまだいいかなぁ…という感じです