ずいぶん前にアニメ版を観てすごく感動し、いつか原作を読もうと思いながら時がすぎていたが、著者の訃報を聞いて思い立ちようやく読むことができた。いま後宮モノのライトノベルが次々に出版され、アニメ化されるなどかなりのブームになっているように思うが、その源流といわれる歴史的名作である。
アニメのさわやかなイメージとはやや異なり、生々しい性的な模写が多く驚いたが、物語やはり大変面白く一気読みした。特に物語後半の主人公の獅子奮迅の活躍ぶりには胸が躍る。
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後宮小説 (新潮文庫) 文庫 – 1993/4/25
酒見 賢一
(著)
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時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。ところが折り悪しく、反乱軍の蜂起が勃発し、銀河は後宮軍隊を組織して反乱軍に立ち向かうはめに……。さて、銀河の運命やいかに。第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。
- 本の長さ303ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1993/4/25
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101281114
- ISBN-13978-4101281117
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1993/4/25)
- 発売日 : 1993/4/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 303ページ
- ISBN-10 : 4101281114
- ISBN-13 : 978-4101281117
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 140,650位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
酒見賢一先生の訃報に接し、再読のために購入しました。
第一回ファンタジーノベル大賞作品だったと記憶しています。
装丁画の主人公が既に魅力的で、書店で見た瞬間にパッと購入したことを思い出したりしながら読み返しました。
およそファンタジーにはならないような女性の身体について、微に入り細に入り描かれていますが、
一切いやらしさがない、というところが秀逸なことと、キャラクターの描き方が立体的で話す声も
聞こえそうに感じます。
小説としては、確かに新人の荒削りな点もありますが、それも含めてこの小説の瑞々しさ、爽やかさ、だと思います。
第一回ファンタジーノベル大賞作品だったと記憶しています。
装丁画の主人公が既に魅力的で、書店で見た瞬間にパッと購入したことを思い出したりしながら読み返しました。
およそファンタジーにはならないような女性の身体について、微に入り細に入り描かれていますが、
一切いやらしさがない、というところが秀逸なことと、キャラクターの描き方が立体的で話す声も
聞こえそうに感じます。
小説としては、確かに新人の荒削りな点もありますが、それも含めてこの小説の瑞々しさ、爽やかさ、だと思います。
2021年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大賞受賞された当時に読んだ感想では、面白かった。
なのに、今読んだら、「げ、ただのエロじゃん」っていう感想になった。
私の心が汚れてしまったのかなあ。
後宮ならではのネチネチしたやりとりがないまま正妃が決まる。
乱がおきるのですが、大河ドラマチックな面白さ、っていうのがなくて、セックスして種残して終わり。
まあこんな感じでした。
文体は、司馬さんとか、宮城谷さん、+夢枕獏さん的な禅問答、です。
ストーリーに起伏がないのに、どこが楽しかったのかな。。。
大仰なんだけど中身がない雰囲気小説って感じでした。
なのに、今読んだら、「げ、ただのエロじゃん」っていう感想になった。
私の心が汚れてしまったのかなあ。
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乱がおきるのですが、大河ドラマチックな面白さ、っていうのがなくて、セックスして種残して終わり。
まあこんな感じでした。
文体は、司馬さんとか、宮城谷さん、+夢枕獏さん的な禅問答、です。
ストーリーに起伏がないのに、どこが楽しかったのかな。。。
大仰なんだけど中身がない雰囲気小説って感じでした。
2018年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろいような、おもしろくないような、よくわからない小説だった。
歴史書みたいな書き方で読むのが疲れるので、
もう一回読みたいという気持ちにはならない。
キャラクター達がなんとなくラノベっぽい。
歴史書みたいな書き方で読むのが疲れるので、
もう一回読みたいという気持ちにはならない。
キャラクター達がなんとなくラノベっぽい。
2023年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ろくに本を読まなかった中学生の頃、たまたま本屋で見つけたこちらを読み「これが小説か!」と唸った一冊です。実家もなくなり、単行本は今いずこ。便利な時代ですね、酒見賢一さんの訃報を受け、突如ふたたび読みたくなってキンドル版を購入しました。うーむ。やはり「これが小説か!」と。素晴らしい作品です。
2023年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
20年ぶりくらいに読む
とってもおもしろい
大好きな作品でし
とってもおもしろい
大好きな作品でし
2022年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知人へのオススメの贈り物
2023年11月16日に日本でレビュー済み
第1回の大賞受賞作が本作品であったことは、受賞者の酒見賢一氏だけでなく、「日本ファンタジーノベル大賞」にとっても、大いなる僥倖であったろう。既成の枠に囚われず、既存のジャンルに分類することが不可能な、それこそ「(つまりは定義の曖昧な)ファンタジー小説」とでも呼ぶしかない、「今まで聞いたことも、読んだこともない物語」が出現、大賞を得た。それにより、この新生の公募型文学賞の、間口の広さ、懐の深さが世に知れ、様々な「異能」の新人たちが集う、極めてユニークな文学賞となり得たのだ。酒見氏の素晴らしい才能はもちろん、当時の審査員諸氏の慧眼、卓見も大いに讃えられて然るべきだ。同賞はこの後も、鈴木光司氏(第2回優秀賞)、佐藤亜紀氏(第3回大賞)、北野勇作氏(第4回優秀賞)、畠中恵氏(第13回優秀賞)、森見登美彦氏(第15回大賞)あるいは小野不由美氏、恩田陸氏……等々、あまたの異才を世に送り出した。その端緒となったのがこの『後宮小説』だった。酒見氏は、作品のみならず、そういった意味での功績も、大きいと思う。
早すぎる死が惜しまれてならない。
(蛇足)当初、審査員には、手塚治虫氏もエントリーされていたが、氏の急逝により、実現しなかった。もしも、この巨星が審査に加わっていたら、賞の結果は、ひいては現在の「ファンタジー」「フィクション」界は、何か変わっていただろうか。あるいは何も変わらなかっただろうか。
早すぎる死が惜しまれてならない。
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