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七つの黒い夢 (新潮文庫) 文庫 – 2006/2/28
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/2/28
- ISBN-104101281513
- ISBN-13978-4101281513
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/2/28)
- 発売日 : 2006/2/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 4101281513
- ISBN-13 : 978-4101281513
- Amazon 売れ筋ランキング: - 838,834位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
作家。1978年福岡県生まれ。1996年『夏と花火と私の死体』で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。他著に『暗いところで待ち合わせ』『ZOO』『失はれる物語』などがある。 (「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 GOTH モリノヨル (ISBN-13: 978-4048739245 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
1969年東京生まれ。2003年「アクセス」で、第四回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 国境事変 (ISBN-13: 978-4122053267 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
北村 薫
1949(昭和24)年、埼玉県生れ。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、’89(平成元)年「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。’91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。作品に『ニッポン硬貨の謎』(2006年本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(’09年直木賞受賞)など:本データは『1950年のバックトス (ISBN-13:978-4101373324 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ストーリーも文章もどうもいまいちです.
単発のアイデアを,しっかり練ったり味付けしたりすることなくそのまま急ごしらえで作品にしてしまったような印象を受けました.
というわけで万人にはお勧めしません.
ではなぜ星3つかというと
桜坂洋「よくわかる現代魔法」が好きな方にはお勧めです.「10月はSPAMで満ちている」はインターネットやコンピュータと,それらにかかわる人間が持つ,論理的で整然としながらもどこか不思議であいまいな雰囲気を上手く描けていてとてもよくできていると思います.(ただこの本のタイトルや全体の雰囲気とあっているかというと……やや浮いていますが)
嘉穂ちゃん好きなら買って損はないでしょう.20代半ばになっても嘉穂ちゃんはちゃんと嘉穂ちゃんです.
ファンなら必見。成長した坂崎嘉穂の物語です。
しかし、他の作品に興味が無ければ、3~40ページほどの作品一本のためにこの値段は少々割高かもしれません。
あと、この作品はタイトルの「七つの黒い夢」とはあまり関係が無いように感じられます。
乙一「この子の絵は未完成」は、子供の頃に抱くちょっとした不思議を忘れずに、それを増幅して作り上げたような作品。教育って、ホント難しいですよ。
誉田哲也「天使のレシート」は、最後がほんのちょっとだけ黒い。ほんのちょっぴり哲学的で、あれは著者の思想なのだろうか?
誰か好きな作家がいれば、読んでも良いかも。
私はこれまでにも1度このような短編集を読みましたが、そこで恩田陸さんの作品を読んで気に入り、読書の幅が広がりました。
また、著者が違うことからジャンルは同じだとしても、表現の仕方などに違いによっていろんなことを学べると思います。
このように、著者の面から見ても、話の面から見ても大変いいと思うので、読んでみるといいとおもいます。
ちなみにこの本はホラーな話があるのではないかと思いますが、私はそういうのがとても好きです。ホラーといっても怖い物ばかりではないので、ぜひ読んでみてください。
乙一、恩田陸、北村薫。鉄板の執筆陣で、タイトルからしたらホラーや薄暗い感じの怖めの話やダークな話が詰まったアンソロジーだろうとかなり期待したのだが、、、これがまた全くもって怖くないし恐ろしくもなければダークでもない。ホラーでもなければミステリーというほどでもない。いったいどういう基準で,「黒い」だったのだろうと編集者の意図とネーミングの由来をきっちりと問いつめたいほどのできばえです。
どれもこれもが、ごくごく短い短篇(本当に短い)で出来ているのですが、あんまりまとまりがない感じです。強いていえば、ストレートに「百物語」をもってきた北村薫のそれと、変化球で攻めて来た誉田哲也の天使が出てくるそれが結構面白かったかなぁという程度です。
アンソロジーというのは、なかなか難しいんだろうなぁとは思うんだけれど、今回のこれはあまりにもあまりだと思います。5段階評価で1です。ここまでダメなのも珍しいです。西澤保彦の「桟敷語り」なんかどこをどう読めばいいんだろうというくらい???な感じです。嫌いな作家さんではないだけに、余計に???でした。
中途半端に話が終わってしまうものや、小説にすらなっていないものの集まりです。
しかも書き下ろしではなく、雑誌に発表されたものを引っ張ってきただけです。
よくここまで酷いものばかり選んだなあ、と逆に関心しました。
明るく進む話もあれば、背筋も凍るような結末を迎える話もあり、
七人七色で結構楽しめます。
ただし、7話を収録しておきながら約200ページしかなく、
各々が超ショートストーリーのため、消化不足は否めません。
(「この人、普段はもっと面白い物を書くよな〜」という印象を
抱いた作品もありました。。。)
この価格でこの7人の作品が読める、という意味ではお勧めです。
また、もし気になる作品があった場合は、その作家の長編を
読んでみることを更にお勧めします。
意外な結末や、ラストで暗い穴がぽっかりあいているような後味の悪い恐怖感や、精神に訴える戦慄もなく、なんだかぼんやりした話が多かったように思います。
特に、「桟敷がたり」という話は、読み返してみてもよく意味がわからず、どこにどんな恐怖を感じたらいいのか、それともこれは精緻なミステリーなのか、自分は読解力がないだけなのかと、しばらく悩みました。
最期の岩井志麻子さんくらいは、と思ったのですが、これも、作者らしい「毒」がでていなくてがっかり。
ホラーや怖い話、ブラックユーモアなどを期待される方にはあまりおすすめできません。