無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
白蝶花 (新潮文庫) 文庫 – 2010/9/29
宮木 あや子
(著)
傾いた家のために財閥の妾となった泉美、貧しさ故に芸妓として売られた姉妹の菊代と雛代、奉公先で書生の子どもを身籠る千恵子、豪奢な屋敷で愛に飢える県知事令嬢の和江。人生を選びとることも叶わず、女は明日死ぬかも判らぬ男を想うしかなかった時代──戦前から戦後の不自由さを吸い上げ、荒野の日本で美しく野性的に生を全うした彼女たちが咲かす、ドラマティックな恋の花。
- 本の長さ366ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/9/29
- 寸法10.5 x 1.4 x 15 cm
- ISBN-104101285721
- ISBN-13978-4101285726
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2010/9/29)
- 発売日 : 2010/9/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 366ページ
- ISBN-10 : 4101285721
- ISBN-13 : 978-4101285726
- 寸法 : 10.5 x 1.4 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,280,820位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時の社会背景や戦争というなかで自分の意志を持ちつつも周りに合わせながら生きてきた女性たちの物語。今では考えられないことが多数あるが、舞台になっているのは数百年前ではなく20世紀である。近い内容の話は他にもあるがそこに三浦しをん曰く「感応」を入れたところが宮木氏らしい作品と思います。
2019年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一日で読み切ってしまいました。
戦時下という激動の時代を生き抜く人々の生活がリアルで、今の自分の恵まれた生活に感謝するべきだと、心から思いました。
登場人物にもすごく共感ができました。
本当に素晴らしい小説を有難うございました。これからも何度か読み返すと思います。
戦時下という激動の時代を生き抜く人々の生活がリアルで、今の自分の恵まれた生活に感謝するべきだと、心から思いました。
登場人物にもすごく共感ができました。
本当に素晴らしい小説を有難うございました。これからも何度か読み返すと思います。
2017年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮木あや子さんの本は何冊か読んだことがあり、興味があったのでキンドル版で購入しました。
この本の中には4つのストーリーがあります。1番最初の「天人菊」を読み出して、この作者の過去の作品にこのようなものがあったような気がして「あ、また2度買いしてしまったか」と思いました。しかし2番めの話しへ移行するまでには、そうではない事を認識し、3つめ、4つめとどんどん読み進める事が出来ます。
特に3つめ乙女椿の中盤から、続きが気になってどんどんペースがあがり、最終話まで一気に読み進みました。3話目の途中で「あれ?」と思う方がほとんどでしょう。そして4話目では不覚にも涙してしまいました。そして全部読み終わったあと全体を確認・・・。
私にはとても面白い話でした。特にこの時代を行きた方々は大変な体験をされていらっしゃるという事や、今の自分は何と恵まれていることかと改めて考えさせられます。
この本の中には4つのストーリーがあります。1番最初の「天人菊」を読み出して、この作者の過去の作品にこのようなものがあったような気がして「あ、また2度買いしてしまったか」と思いました。しかし2番めの話しへ移行するまでには、そうではない事を認識し、3つめ、4つめとどんどん読み進める事が出来ます。
特に3つめ乙女椿の中盤から、続きが気になってどんどんペースがあがり、最終話まで一気に読み進みました。3話目の途中で「あれ?」と思う方がほとんどでしょう。そして4話目では不覚にも涙してしまいました。そして全部読み終わったあと全体を確認・・・。
私にはとても面白い話でした。特にこの時代を行きた方々は大変な体験をされていらっしゃるという事や、今の自分は何と恵まれていることかと改めて考えさせられます。
2017年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすが、宮木先生の本だなと思いました。友情、愛情とも言える関係や貧しい時代での恋愛の難しさなど宮木ワールド満載でした。
2012年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たまたま購入した花宵道中がよかったので、購入。
正直、同じようなかんじです。
閉鎖的な生活の中で…といった。
花宵道中でもこんなセリフあたような…という錯覚に陥ります。
でも、面面白いことは面白い。
ただ、パターンが同じなので時代設定環境設定が違うだけなので、花宵だけで満足です。
耽美悲恋が好きな人はいいかもしれませんが、25歳以下の女子(学生対象かも!)にいいのではないでしょうか。
正直、同じようなかんじです。
閉鎖的な生活の中で…といった。
花宵道中でもこんなセリフあたような…という錯覚に陥ります。
でも、面面白いことは面白い。
ただ、パターンが同じなので時代設定環境設定が違うだけなので、花宵だけで満足です。
耽美悲恋が好きな人はいいかもしれませんが、25歳以下の女子(学生対象かも!)にいいのではないでしょうか。
2012年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦前から戦後にかけて、それぞれ数奇な人生を辿る事になった少女達を描く作品集。それぞれのヒロイン達の愛と哀しみを生々しい「性」と絡めて切なく、しかし力強く描いている。
各短編のヒロイン達は少女から大人になり、戦中戦後を舞台にした最後の中篇のヒロインにそれぞれ関わる事となり、ばらばらに提示されていた作品群が最後に一本の糸に手繰り寄せられる半連作集とも云うべき構成を取っている。
各短編のヒロイン達は少女から大人になり、戦中戦後を舞台にした最後の中篇のヒロインにそれぞれ関わる事となり、ばらばらに提示されていた作品群が最後に一本の糸に手繰り寄せられる半連作集とも云うべき構成を取っている。
2017年7月27日に日本でレビュー済み
この作品を読み終えた後は、とても切なくなりました。そして、やはり女性はいつの時代でも強く逞しく生きていく生き物なのだなぁとも思いました。
戦前のお話なので、当時を想像しにくい箇所もあったりしますが、それでも楽しめると思います。
この作家さんの作品をいくつか読みましたが、いつも思うのが各話の登場人物をそれぞれ絡めるのがとてもお上手です。
「この人はあの話に出ていたあの人か」など、頭の中で結びつくと思わずニヤリとしてしまうような感じです。
余談ですが、この作家さんの『太陽の庭』『雨の塔』に登場する名前が、この作品にも出てくるので、この二点を既読の方はまた1つニヤリと出来ると思います。
戦前のお話なので、当時を想像しにくい箇所もあったりしますが、それでも楽しめると思います。
この作家さんの作品をいくつか読みましたが、いつも思うのが各話の登場人物をそれぞれ絡めるのがとてもお上手です。
「この人はあの話に出ていたあの人か」など、頭の中で結びつくと思わずニヤリとしてしまうような感じです。
余談ですが、この作家さんの『太陽の庭』『雨の塔』に登場する名前が、この作品にも出てくるので、この二点を既読の方はまた1つニヤリと出来ると思います。
2013年8月11日に日本でレビュー済み
予想した通りの展開になり、予想した通りのラストになる話が四つ。
それぞれリンクして、時系列通りに進んでいます。しかし、前の話の
主人公が次の話では脇役になっているような感じで進んでいくためか、
いまいち散漫になっているように思いました。それぞれの愛に生きた
女達の姿を描く物語郡なのでしょうが、どの愛し方も根源は同じに見えるので、
主人公をいちいち変える効果が薄いような気がしました。だいたい全員
本当に好きな人とは結ばれてないんですが、引き裂かれ方とか結ばれない
理由も、これまで多くの作家達がいろいろなジャンルで描いてきたものから
外れていないので、「この物語でその愛の形を読む理由」がないのです。
新しい物語を生み出すのが作家である以上、どんなに使い古された王道でも
自分なりにアレンジしたり解釈を変えたりするのは当たり前だと思っていました。
読者だって馬鹿じゃないですから、「どこかで見た物語」を読まされても
感動しません。予定調和が悪いわけではないですが、予想から外れないと
読者が失望するのもまた事実です。
いい意味で読者を裏切るのも、作家の役目だと思います。
それぞれリンクして、時系列通りに進んでいます。しかし、前の話の
主人公が次の話では脇役になっているような感じで進んでいくためか、
いまいち散漫になっているように思いました。それぞれの愛に生きた
女達の姿を描く物語郡なのでしょうが、どの愛し方も根源は同じに見えるので、
主人公をいちいち変える効果が薄いような気がしました。だいたい全員
本当に好きな人とは結ばれてないんですが、引き裂かれ方とか結ばれない
理由も、これまで多くの作家達がいろいろなジャンルで描いてきたものから
外れていないので、「この物語でその愛の形を読む理由」がないのです。
新しい物語を生み出すのが作家である以上、どんなに使い古された王道でも
自分なりにアレンジしたり解釈を変えたりするのは当たり前だと思っていました。
読者だって馬鹿じゃないですから、「どこかで見た物語」を読まされても
感動しません。予定調和が悪いわけではないですが、予想から外れないと
読者が失望するのもまた事実です。
いい意味で読者を裏切るのも、作家の役目だと思います。