読み終えての率直な感想は、本当に白洲次郎は日本のことを考えていた方だということ。
単なる批判ではなく、あそこがだめでもっとこうしないといけない、と何から何まで全て具体的にビシッと述べていることに、読み手の自分も身体が引き締まる思いである。
本書のエッセンス、格言として、日本語に筋を通すという言葉もあるが、最後だけ取り揃えて当たり前のことをさも立派な様に見せるのではなく、最初から最後まで首尾一貫、言動全てにプリンシプルを持つことが必要である、ということ。国際的に、ますますグローバル化が進む現代世界で常に側に置いておきたい白洲次郎の言葉である。
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プリンシプルのない日本 (新潮文庫) 文庫 – 2006/5/30
白洲 次郎
(著)
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この男の肉声を聴け。
「戦後史の隠された巨人」唯一の直言集。
「風の男」、そして「占領を背負った男」――。
戦後史の重要な場面の数々に立ち会いながら、まとまった著作は遺さなかった白洲次郎が、
生前、散発的に発表した文章がこの一冊に。
「他力本願の乞食根性を捨てよ」
「イエス・マンを反省せよ」
「八方美人が多すぎる」
「軟弱なら軟弱外交らしくせよ」
「小役人根性はやめろ」
「御都合主義を止めよ」
「経営者の小児病を笑う」
「力には力で当れ」
等々、日本人の本質をズバリと突く痛快な叱責は、現代人の耳をも心地良く打つ。
その人物像をストレートに伝える、今なお新しい言葉の数々。
詳細な注釈付き。
目次より
野人・白洲次郎(今日出海)
カントリー・ジェントルマンの戦後史―白洲次郎直言集
日曜日の食卓にて―日本人についての雑談
講和会議に随行して
雑感―東北一廻り
おおそれながら
腹たつままに
蛙の考え
頬冠りをやめろ―占領ボケから立直れ
だいなし―借り物民主主義から脱却しよう
嫌なことはこれからだ―勇気と信念をもって現実を直視しよう
まっぴら御免―憤懣やる方なきこの頃の世の中
占領政治とは何か―己所不欲 勿施於人
聴け! 素人百姓の声ーコンクリートのアゼ作り
仏の顔も三度までー他力本願の乞食根性を捨てよ
政界立腹帖ー一寸一言・八つ当り集
プリンシプルのない日本
吉田茂は泣いている
日本人という存在―座談会(白洲次郎・河上徹太郎・今日出海)
プリンシプルのあった人―辻井喬
解説・青柳恵介
白洲次郎
1902(明治35)年、兵庫県芦屋の実業家の次男として生まれる。神戸一中卒業後、イギリス・ケンブリッジ大学に留学。帰国後は英字新聞記者を経て商社に勤務するが、1943(昭和18)年、日本の敗戦を見越して鶴川村(現・東京都町田市)で百姓となる。1945年、吉田茂に請われて終戦連絡中央事務局参与となり、日本国憲法成立などに関与。その後、貿易庁長官に就任、通商産業省を誕生させる。以後、東北電力会長などを務め、1985年逝去。妻は白洲正子。
「戦後史の隠された巨人」唯一の直言集。
「風の男」、そして「占領を背負った男」――。
戦後史の重要な場面の数々に立ち会いながら、まとまった著作は遺さなかった白洲次郎が、
生前、散発的に発表した文章がこの一冊に。
「他力本願の乞食根性を捨てよ」
「イエス・マンを反省せよ」
「八方美人が多すぎる」
「軟弱なら軟弱外交らしくせよ」
「小役人根性はやめろ」
「御都合主義を止めよ」
「経営者の小児病を笑う」
「力には力で当れ」
等々、日本人の本質をズバリと突く痛快な叱責は、現代人の耳をも心地良く打つ。
その人物像をストレートに伝える、今なお新しい言葉の数々。
詳細な注釈付き。
目次より
野人・白洲次郎(今日出海)
カントリー・ジェントルマンの戦後史―白洲次郎直言集
日曜日の食卓にて―日本人についての雑談
講和会議に随行して
雑感―東北一廻り
おおそれながら
腹たつままに
蛙の考え
頬冠りをやめろ―占領ボケから立直れ
だいなし―借り物民主主義から脱却しよう
嫌なことはこれからだ―勇気と信念をもって現実を直視しよう
まっぴら御免―憤懣やる方なきこの頃の世の中
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プリンシプルのない日本
吉田茂は泣いている
日本人という存在―座談会(白洲次郎・河上徹太郎・今日出海)
プリンシプルのあった人―辻井喬
解説・青柳恵介
白洲次郎
1902(明治35)年、兵庫県芦屋の実業家の次男として生まれる。神戸一中卒業後、イギリス・ケンブリッジ大学に留学。帰国後は英字新聞記者を経て商社に勤務するが、1943(昭和18)年、日本の敗戦を見越して鶴川村(現・東京都町田市)で百姓となる。1945年、吉田茂に請われて終戦連絡中央事務局参与となり、日本国憲法成立などに関与。その後、貿易庁長官に就任、通商産業省を誕生させる。以後、東北電力会長などを務め、1985年逝去。妻は白洲正子。
- 本の長さ295ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2006/5/30
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101288712
- ISBN-13978-4101288710
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2006/5/30)
- 発売日 : 2006/5/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 295ページ
- ISBN-10 : 4101288712
- ISBN-13 : 978-4101288710
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 24,163位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 569位新潮文庫
- - 907位エッセー・随筆 (本)
- - 7,423位ノンフィクション (本)
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2021年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父親がよく白洲次郎の本を読んでいたので、どんな人物か知りたくて買いました。
驚かされたのはこれは70年前に書かれたものか、というぐらい現代にも当てはまる指摘が多かった点です。
(男女同権、国際化、政治評論、戦後処理...)特に「政治評論は”政治感情論”(好きか嫌いかで語る)」に過ぎないとの指摘は共感しました。たとえば森元会長に関する件では、森元会長を好きか嫌いかで主張を展開している評論家やマスコミが多いのでは無いでしょうか。
そう思うと、白洲次郎が凄いのか、単に日本が成長していないのかどちらなのかに悩みます
驚かされたのはこれは70年前に書かれたものか、というぐらい現代にも当てはまる指摘が多かった点です。
(男女同権、国際化、政治評論、戦後処理...)特に「政治評論は”政治感情論”(好きか嫌いかで語る)」に過ぎないとの指摘は共感しました。たとえば森元会長に関する件では、森元会長を好きか嫌いかで主張を展開している評論家やマスコミが多いのでは無いでしょうか。
そう思うと、白洲次郎が凄いのか、単に日本が成長していないのかどちらなのかに悩みます
2020年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待に若干至らなかった。
少し、読みにくかった。
少し、読みにくかった。
2022年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
白洲次郎を知らない日本人が増えた。
マッカーサーに怒鳴りつけた日本男児
ソフトバンクのCMで白い犬(韓国では莫迦にした表現)にされてるぞ。
ジーンズ好きで『デニム』語るなら、白洲次郎を学んでから話そう。
私の年代で【ソアラ】好きな方。
ソアラのデザインに参加したの知ってますかー???
マッカーサーに怒鳴りつけた日本男児
ソフトバンクのCMで白い犬(韓国では莫迦にした表現)にされてるぞ。
ジーンズ好きで『デニム』語るなら、白洲次郎を学んでから話そう。
私の年代で【ソアラ】好きな方。
ソアラのデザインに参加したの知ってますかー???
2023年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしい日本人。かっこいい日本人のお話
2019年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
彼についての本は沢山あるが、本人の時評的なものは少なく、その点本人の考えていたこと、考えの基準等が良くわかった。結論的に言えば、長年英国で貴族連中との付き合いがあったこともあり、本人自身も貴族的でありながら、物事の判断の基準が非常に合理的である。逆に言えば当時も今も、日本人社会は忖度が多く、ビジネスにおいて、客観性の判断が少なく、何事もなあなあ、或いはしがらみや年長者、権限ある人に遠慮して意思決定を間違った方向にもっていく阿呆どもがいるが、白洲次郎は気持ちが良いほど合理的だ。ただし逆に言えば、皇室を英国王室と同じようなものと見ている点、ちょっとねー、という所も有りますね。
2021年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
残念ながら、つまらない本だった。
時代に合っていないのだろう。
時代に合っていないのだろう。
2021年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
白洲次郎について知りたいと思い、購入し拝読しました。
サンフランシスコ講和会議に全権団顧問として随行し、吉田茂首相の日本語での演説文を起草した人。
と言う程度の理解しかありませんでした。
この一件も、公式には「もともと外務省が用意していた文章」ということになっているそうです。謎が残ります。
白洲次郎についての解説も、二次的な評価が多く、ハッキリしません。
と、言うわけで、本人が書いた文章が良いと思い、本作品を選びました。
アタリでした。
本書は、2001年5月にメディア総合研究所から刊行された同名の単行本の文庫化(2006年)です。
単行本の解説に相当する辻井喬による「プリンシプルのあった人」が文庫にも収録されていますが、
その冒頭で、本書が、1997年11月青柳恵介、序文白洲正子 で刊行された『風の男 白洲次郎』 新潮社が評判であったため「本人が書いた文章が読みたい。」と希望する読者に応えるために企図されたものである、と解説されています。
なるほど、本人がどのように吉田茂に接したのか、わかったような気がします。また、本人の人となり(プリンシプルのあった人となり)も感じられました。
本人の言動として(wikipediaなどでも)部分的に本書から引用されていますが、おそらく、部分的な抜粋では、何が言いたいのか、よくわからないと思います。
でも、本書を一冊読めば、本人の意図するところがわかります。
読んで良かった。と思いました。
強く人に勧めたい一冊ですが、この一冊を読んで、教わったことは「自分のプリンシプルを持て」と言うことです。人に勧めるのではなく、自分のプリンシプルを構築し、納得のいく生き方をしたい、と思いました。
サンフランシスコ講和会議に全権団顧問として随行し、吉田茂首相の日本語での演説文を起草した人。
と言う程度の理解しかありませんでした。
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白洲次郎についての解説も、二次的な評価が多く、ハッキリしません。
と、言うわけで、本人が書いた文章が良いと思い、本作品を選びました。
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本書は、2001年5月にメディア総合研究所から刊行された同名の単行本の文庫化(2006年)です。
単行本の解説に相当する辻井喬による「プリンシプルのあった人」が文庫にも収録されていますが、
その冒頭で、本書が、1997年11月青柳恵介、序文白洲正子 で刊行された『風の男 白洲次郎』 新潮社が評判であったため「本人が書いた文章が読みたい。」と希望する読者に応えるために企図されたものである、と解説されています。
なるほど、本人がどのように吉田茂に接したのか、わかったような気がします。また、本人の人となり(プリンシプルのあった人となり)も感じられました。
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でも、本書を一冊読めば、本人の意図するところがわかります。
読んで良かった。と思いました。
強く人に勧めたい一冊ですが、この一冊を読んで、教わったことは「自分のプリンシプルを持て」と言うことです。人に勧めるのではなく、自分のプリンシプルを構築し、納得のいく生き方をしたい、と思いました。